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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、この日はナショナルトラストの中でも大人気のプロパティ、
薔薇好きの聖地、[Mottisfont Abbey Garden]へ参りますよ。

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こちらはTest川が敷地に流れています。

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イギリスの川って、流れが緩やかなところが多いけれど、Test川は
水量も豊かな方だし、流れが速い。

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屋敷は正面奥にあります。

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Test川へ流れ込む小川。
この辺りの遊歩道は新しく整備されたもの。
以前にはありませんでした。

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この上流に何があるかというと・・・。

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泉です。

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今でもここから滾々と清水が湧き出しています。
ここが、[Mottisfont]の語源にも繋がってると思われます。
このプロパティはもともとは13世紀に小修道院(priory)として建造された
ものです。
だから、"Abbey"(大修道院)というのはまったくの誤用です。
というか、元々はただの[Mottisfont]だったものを、後世の所有者が格を
上げようと(?)[Mottisfont Abbey]と変更したんです。人間って・・・。(--;

1530年代に行われたHenry8世の[Dissolution of the Monasteries]
(修道院解散令)で、修道院は取り上げられ、貴族らに売り払われました。
このプロパティはHenry8世のお気に入りの政治家であった、
Sir William Sandys(初代Sandys男爵)に与えられました。

彼は修道院を取り壊すのではなく、その後に改修したテューダー様式の
建物とフィットさせました。
その後、18世紀に屋敷を所有したMill家は修道院の柱廊とテューダー様式
の中庭を壊し、モダンなファサードに変えました。
例の、"Abbey"を屋敷の名前に付け加えた見栄っ張りな連中はこの人たち
です。(-_-)

それはともかく、いざや薔薇園へ参りましょう!

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この辺りはナショナルトラストのカフェ・キオスクや、薔薇の苗の直売
コーナー、それにトイレなどがあるところです。
薔薇園の手前だというのに、この見事な咲きっぷりを観よ!です。

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手前の黄色い薔薇は、有名なDavid Austin社の[Graham Thomas]です。

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おや、この子は・・・・!

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この微妙なモーヴ・ピンク。そして特徴的なあの匂い。
そう、こいつは[Ayreshire Splendens]です。
Lewes近くのB&Bにあったペンキの匂いの薔薇。。。

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ここへ来て、雨が・・・!!
かなりの本降り。

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雨宿りしつつ、だましだまし、撮影。

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うわぁ~・・・。
うちの派手好きなママンが好きそうな(つまり、私が苦手な)薔薇だ~。

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これは好き。
上品でデリケートな色合い。

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きれいです。

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雨の滴もまた、絵になりますね。

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Graham Thomasはかなり、黄色の強い薔薇なのですが、こちらは
優しいレモンイエロー。
こちらの方が私は好き。名前はわからないけれど。

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絞りの入ったゲラニウム。これもいいなぁ。

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雨で濡れて、ややもっさり感が・・・。

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イングリッシュローズですね。

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[Thisbe]。モダン・シュラブ。

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雨もほぼ上がったので、中へ入りましょう!
ここからもう、薔薇のいい匂いがしてますよ~!

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逸る心を抑えつけ、まずは俯瞰。

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そうだなぁ・・・。

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     10日、早かったかな・・・。(--;

・・・と。
まぁ、いつものことですけどね。

私がここを訪れたのは、日付で言いますと、2016年6月12日。
イギリスの薔薇の最盛期はだいたい、6月の3週目か4週目。
なので、いつも少しばかり早いんですよね。
仕事の都合で仕方ないのですが、毎回、やっぱり悔しいです。笑

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でも、この庭はよくある薔薇園のように、「薔薇しか植えられてない」のでは
なく、コンパニオン・プランツも豊富。
ですから、薔薇には少し早くても他にも見どころは満載過ぎるほど満載。

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手前はニゲラ、奥は芍薬。

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桜の散った後みたい。

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かわいい、小さめの一重の薔薇。

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[Hibernica]の変わり種?

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壁で囲まれた薔薇園は外からの冷たい風を防ぎます。

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白いジギタリス(園芸種)と、ジャーマンアイリス。

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[Adélaïde d'Orléans]のアーチは見事に満開!

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この子は早咲きの品種なのよね。
薔薇は咲く時期が品種によって異なるので、面白いです。

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蕾は薄いピンクで、咲くと真っ白なクリームホワイト。

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こちらはこの庭のフォーカル・ポイント、白いペンチと[Constance Spry]。

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うーん。
十分、絵になる景色ではありますけど・・・やはり、近年だいぶ薔薇の株が
弱ってると言わざるを得ませんね。

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薔薇のひと花ひと花は立派!だけど、枝ぶりが弱ってる。

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10~20年くらい前はすごく見事でした。

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それにしてもすごい花付きだなぁ。

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わが家にあるものとは別人、いえ、別花のようです。。。(^^;

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香りは一緒だから、うちの子もコンスタンス・スプライには違いないんだけど、

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花の大きさが全く違います。

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うちのが10cm弱なら、こちらのは15cmくらいはありそう。。。

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ピンク・ピンク・ピンク!!(@@;

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・・・若干、きわどい境界にあるかな。
地味好きの私には派手すぎる・・。
でも嫌いではないです。

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うろうろしてたら、おじさまが写真を撮ってくれました。
いや、ありがとう。・・・って、曲がってるねん!!(--;

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ここ、ベスト・ショットじゃないですか?

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赤いのは芍薬。

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手前は紫色の薔薇ですね。

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興奮して疲れたので、真ん中の池の周りで休憩。

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この薔薇は[Raubritter]。
わが家にもあります。こんなに茂ってないけど。

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この子も、数年前は死ぬんじゃないだろうか?!というほど弱ってました。
無事、復活を遂げたのか、それとも新しく株を入れ替えたのか。

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神ならぬ、ガーデナーのみ知る。ちーん☆彡

疲れたので、以下続く。

| UK_2016 | 19:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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■Altonで夕食

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、古本もいっぱい買ったし、後は予約していたレストランへ行くだけ。
Sarahに勧められたお店です。つい先日、Henryの17歳の誕生会もこちらで
開いたそうな。(大変よね、欧米の親御さんは・・・!)

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時刻はまだ18時半くらい。
誰も来てません。笑

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テーブル席か、手前のソファ席かお好きな方をどうぞ・・・とのことで、
薄暗い奥の席より明るい方がいいかな~とソファ席を選択。

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まずはハーフパイントのビールを頼み、スターターはエビのTempura。
これ、天ぷら・・・?(^^;
どちらかといえば、蒸し焼きに近かったです。美味しいは美味しい。
手がベットベトになりましたがね。

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メインはポークチョップ。
サイズは少な目でお願いしました。

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甘いタレが美味しいです。
チョップなので、食べる身が少ないのもちょうどよかったです。

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これはポテトではなくて、ニンジンのチップスでした。珍しい。

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お水を頼むと、ハロゲイトの水。これ、好き。

私が来たときは誰もいなかった店内ですが、あっという間にほとんど満席に。
サービスの女の子たちもみな感じが良くて、人気店なのがわかりますね。

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家に帰ると、

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Bellaちゃんがお出迎え。

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     別に出迎えてないわよ。

と言いたそうなお顔。(^^;

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家に帰りお風呂に入り、寝支度などしてから3階の部屋から広場を
見下ろす。
なんて、静か。
そして、なんて明るいんでしょう。(夜の9時すぎ)

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       あっ、猫だっ(≡゚♀゚≡)

猫には目が効くわたくしなのでした。

| UK_2016 | 19:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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■Alton

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、Selborneから戻り、今度はB&Bの近くのAltonへ。

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折しも町の広場ではFeteが。

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この一団はイギリスの村祭りには欠かせない、[Morris Dance]の面々。
オペラ『魔笛』の「パパゲーノ・パパゲーナ」みたいですね。(^ε^)

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広場の一角にはミニSLも!!
ちゃんと石炭焚いてます!

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さてさて。
まだショッピングアワー(たいていは17時まで)まで少し時間があります。
Sarahに教えてもらった古書店巡りを敢行。
まずはこちら、コレクタブルアイテム満載のお高め古書店。

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あらやだ。このぶさいくな猫の蔵書票(Exlibris)シール、かわいい。
[Provincial Booksellers Fairs Association]のメンバー店だそうです。

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うぉ、印象的な黄色い本棚・・・!(@@;
初めて見たわよ、こんな色。

うん、質はいいけれど値段はかなり高め。
店員もやる気も愛想もなく、すぐに撤退。

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お次は町外れに近い場所にある、Sarahお勧めのセコハンショップ。
こ・・・ここは・・・・・・!!(@@;

      お宝の山、ざくざく!!

安いっ!!種類が豊富っ!!児童書が・・・児童書が二束三文のお値段で
穴倉いっぱい売ってるーーーーっ!!!!!(バタッ) ←興奮のあまり、憤死

・・・ぜいぜい。
こちらで持てるだけの本を購入。
Lewesの15cブックショップより、ずっとずっと安い値段で売ってた・・・。
はぅううう。

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戦い済んで日が暮れて。
外へ出て出会ったのはコイツ。

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初対面だっていうのに、お腹まで見せて「撫でろ攻撃」。
うちの飼い猫よりフレンドリー。(^^;

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こんな清流も流れていて、

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ミレイの『オフェーリア』でも流れてきそうな・・・。

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これ、日本にもあればいいのにね?
不要な衣類や靴を寄付するBOXです。
今時の衣類って、なかなかゴミにまでならないから、これなら良心を傷めず、
断捨離もできるし、自治体はこれを回収してまた売れば市の副収入にもなるし
ゴミも減らせるし。いいことだらけではないですか。

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おお、「AGA」ショップやん!

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3くちオーブンで、1万ポンド(≒140万円)ですってよ・・・!!Σ( ̄ロ ̄lll)
車、買えますやん、新車で!!!
さすが、AGA。
さすが、お金持ちのマストアイテム・・・。

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さて、このAltonはJane Austenの家のあるChawton村とは1マイルほど。
従って、彼女ゆかりの建物がたくさんあります。
今、それは[Jane Austen Trail]と呼ばれています。ちょっと見てみると、
この[The Swan]はオースティンがロンドンなどへ旅行する際に使った
駅馬車の停まる宿でした。
左側にCoach(駅馬車)の出入りした入口が今も見えますね。

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こちらは彼女の兄Henryの開いた銀行(1806-1812)があった建物です。

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このハイストリートは緩やかに傾斜しています。

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ここは彼女の一家の主治医、William Curtisの屋敷。

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この家で友人たちとオースティンが食事した記録があるそうです。

すべての建物が思い切り、ジョージアンなのがびっくりですね。
当時は建設ラッシュだったのかしら?
今でいう、新興住宅地、みたいな感じ?

| UK_2016 | 00:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Gilbert White & Oates Collections in Selborne(2)

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、[Gilbert White & Oates Collections]の庭へと参りましょう。

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売店の奥の扉を潜り抜けると、庭へと出ます。
建物を振り返ってみるに、この辺りはGilbert White師の時代よりずっと
後の建築ですね。増築したのかな。

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庭へ降りる階段には薔薇のアーチ。
まだ咲いてませんけど。^^;

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懐かしい・・・と思ったら、バラバラっと大粒の雨が!!

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とりあえず、大木の下で雨宿り。

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オールド・ローズのようです。かわいい。

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雨止まないかなぁ・・・。

久しぶりにここへ寄ったのは、Yorkでいつも泊まっているすてきB&Bの
旦那様が、昔ここでヘッド・ガーデナーをしていたと聞いて。
話しの種(?)に再訪しようと思ったのでした。

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観光ガーデンのような庭、というより、White師の時代の雰囲気を残した
ような庭造り?かな。

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雨も小雨になったので、いざや!

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庭の隅っこにある、ハーブ・ガーデンが私のお気に入り。

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白薔薇のアーチはまだ咲き初めでした。

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この薔薇もかわいい。

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小部屋仕立ての一画です。

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ミントやセージ、バーベナなど・・・香る草花たち。

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奥はオダマキ、手前はチャイブ。

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ネギ科の花ってかわいいし、美味しい。笑

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地味だけと、落ち着きます。

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これは何だろう?

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花火みたい。

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雨の後のせいか、少し香りが立ってます。

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大きなアーチの割には、今一つ育ち切ってないキングサリ。

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大きく育てば見事になるでしょう。

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池もあり、橋もあり、

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果樹園には古井戸も。

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こちらは[ha-ha]です。
家畜の人間の領域(庭)への侵入を阻み、かつ、景観的に美観を損ねない
システムです。

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庭の真ん中の大木。

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左の棟は増築された部分で、右の白い壁の部分がWhite一家が住んでいた
頃の屋敷の部分と思われます。

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これはトレリスというか、White師が計測用に使ったものの復元だそうです。
木の成長や、雪が降った際の積雪量なども測ったのでしょう。

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では一路、Meadowへ。

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小さく見える、あれは何かというと・・・。

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小高い山になってまして、そこにはワイン樽チェアー(?)が置かれています。

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野原の真ん中、遮るものは何もなく。

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ここに座りますと、正面に屋敷が見えます。

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樽の中は風が遮られ、なんというか・・・包まれている感じ?笑
まるで、押し入れにこもっているような懐かしさ・・・。

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ここも、ホワイト師がデザインしたものだそうです。
今もこの庭は基本的に、彼の発想が残されています。

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嵐で真っ二つに折れたヒマラヤスギ(?)。

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すごい・・・。

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草のラビリンス。

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これは近年の作で、Timothyへ捧げられているようです。

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ティモくんは、実際にこの庭を闊歩していたのですもんね。

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キッチン・ガーデンです。

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グースベリーが生っていました。

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壁のように刈り込まれたトピアリー。

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オーチャード。
ピクニックエリアにもなってました。

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松の木って見れば見るほど、不思議な木ですよね~。

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子供の頃は何とも思わなかったけど。
今見ると、不思議な形状。

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お。
奥にフォーカルポイントが置いてありますよ。

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ここまで来るとさすがにわかりますが、

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台座は本物の石で、ヘラクレスの彫像は木製の看板です。
これも、ホワイト師の遊び心(?)です。
当時、庭にこういった彫像を置くのが流行したことを揶揄したとも、
経費をケチったとも言えましょう・・・。

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それにしても広大なMeadowです。

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西洋タンポポ、バターカップ、

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そして蓮華の花。

少女なら喜んで花摘みに精を出すことでしょう。
日本の野っ原より、雑草の花が多くて羨ましい。

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この庭をぐるりと歩くだけでいい散歩になりますね。
昔、White師もよく歩いたことでしょう。

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屋敷へ戻ると、最初に入った厨房から見えたラナンキュラスの花壇。

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私・・・。
こういう派手派手しい花は苦手な方なのですが・・・。

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天気が悪い日に見たせいでしょうか。
この輝くような色合いは、魔的なものを感じました。

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きれいだけど、ちょっとコワイ。。。笑

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そんな感じ。

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White師の父親がこの地所を手に入れた際は、上に2部屋下に2部屋という
サイズ感だったそうです。

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たぶん、この白壁の部分くらいの家。

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しがない牧師一家の住まいですからね。
マナーハウスとはわけが違います。

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さて売店。

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この無意味にデコライティヴなノート、あまりに可愛すぎるので、姪甥と
自分用に買いました!

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これはあやとり・・・??
あやとりのやり方の本、かな。なぜに猫。。。

売店を出て、1760年代にWhite兄弟が作ったというZig-Zagパスを探して右往左往。
駐車場の辺りにあるハズなんですけど、とっかかりの道がわかりにくく。
博物館のスタッフがちょうど歩いていたので尋ねるも、「知らない」とのこと。
信じられない!!
あなたたちのところの観光資源でしょうがーーーっ!!

で、自力で探しました。
駐車場脇の、少し不安を覚えるほど狭い小道の先に登り口があります。

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わかりますでしょうか?
これは下の方から真上を仰ぎ見ています。
道がジグザクしているのが見て取れますか?

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頂上は右手上です。
White兄弟は手作業で、この崖っぷちを整備して登れるようにしました。

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なんのために??
答えは「the Hangerへの近道を作るため」でした。

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これは上から下を見下ろしています。ジグザグしてますね。

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はい、天辺からの眺めです!

| UK_2016 | 19:22 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Gilbert White & Oates Collections in Selborne

2016年6月のイギリス旅行記より。

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まずは朝ごはんから。
Air bnbって、B&Bと言いながら、朝食付きでないことがあります。
こちらはCookedでもコンチネンタルでも選べます。
この日はランチをゆっくりするつもりなので、軽めに。
(クロワッサンがグチャになってから写真撮ってないことに気付いた・・・)

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眠そうなBellaに見送られていざ出発!

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まずは、宿からほど近くのSelborne村へ。
茅葺屋根ののどかなカントリーサイド。
入口のトピアリーがすごいですねーっ。
何年物だ?

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明らかに、East Sussexより気候が穏やかな気がする。
だって、Sarahの庭も、この辺りの庭も、薔薇が咲き乱れているもの。

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さて、この村へ来た理由はこちら、[Gilbert White & Oates Collections]に
寄るためです。
何回か、訪れているのですけどね。

こちらは『セルボーンの博物誌』を書いた、Gilbert White師(1720-1793)が
相続し、死ぬまで住んだ"The Wakes"という屋敷を博物館にしたものです。

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屋敷の中では厨房、居間、書斎、寝室などが公開されています。

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ホワイト師は18世紀人ですので、ディスプレイもその時代に合わせて
あるようです。

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窓の下のラナンキュラスが眩しい・・・。

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廊下に飾ってあったのはカワセミのイラスト。
現代のイラストレーターの作品です。かわいい。

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これはツバメかな。

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絵心のある人って、すばらしいですね・・・。
こんな風に対象を捉えることができるなら。楽しいだろうなぁ。

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こちら、2階の小部屋(8畳間くらい)。
ここがホワイト師の仕事部屋として設えられています。

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天気が良くても薄暗いのは当時の住宅としては普通。

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正直言って、壁はペンキ塗りだし、家具や部屋の位置などもホワイト師の
過ごした時代そのもの・・・というわけではないと思います。
奥に寝室もありますが、そこは暗すぎて撮影できず。

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まぁ、「ホワイト師のすごした時代の雰囲気」…という感じでしょうか。

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右側の緑色のグラス、私も持ってます!!
ジョージアンのポピュラーな品物で、今でもアンティーク・ショップなどでは
1つ25ポンド前後(≒3500円)で売られています。

3階には北極点探検隊で有名なScott隊長率いる[Terra Nova]探検隊の
隊員で、有名な言葉を残したLawrence Oates大尉の展示物があります。

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ペンギンのメニューボード。これはまぁ、極地へ行く前の船とかで使ったのでは
ないでしょうか?

スコット隊長の北極点到着は、ノルウェイのAmundsen隊との競争でした。

色々あって、北極点到達成功はアムンゼン隊によってなされます。
スコット隊も北極点に到達しますが、帰途は凄絶を極め、一人また一人と
隊員が凍傷で傷付いていきます。

オーツ大尉はスコット隊長とはそりが合わず、度々対立したそうです。
根っからの軍人で、馬係であったオーツ大尉のあだ名は「soldier」。

ひどい凍傷に掛かり、隊のメンバーのお荷物になった時、彼は自分を
見捨てて先へ進むように懇願しますが受け入れられませんでした。

そして迎えた1912年3月17日。
くしくもそれはオーツ大尉の32歳の誕生日のこと。
彼はスコット隊長に、

"I am just going outside and may be some time."
    (少し外を歩いてくるよ。しばらく戻らないかも)

そう言い残して、-40度の吹雪の中、ブーツも履かずに外へ出ました。
スコット隊長は、

"We knew that Oates was walking to his death...
it was the act of a brave man and an English gentleman."

  (もちろん、我々は彼が死に向かい歩いて行ったのをわかっていた。
   それは勇敢で、イギリス紳士の振る舞いだった)

と日記に書き留めています。
その時点で生き残っていた3人がサバイブするために、彼は自分を犠牲に
したのです。
結果的には、残りの3人も荒天のため食料備蓄庫までたどり着けず、凍死し、
スコット隊は全滅と相成りますが・・・。
オーツ大尉が死に向かった時には、まだ一縷の望みがあった。
だからこそ、彼は他のメンバーの足手まといにならぬよう、命を絶ったのです。
彼は根っからの、軍人でしたから。

・・・という、とても悲しい結末を迎えた北極点探検隊なのですが、私はいまだに
どうしてホワイト師とオーツ大尉がいっしょくたに展示されているのかわかって
いません。笑
親戚?
親戚なの?!
謎は深まる・・・。

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ここへ来るたびお茶をする、館内のティールーム。

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ここにはホワイト師に近い血筋の女性陣の肖像画が飾られています。
このレディ・ベビーは誰だったかしら・・・。

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こちら、ホワイト師の母上、Anne White(1693-1739)さん。
腕の描き込みが甘いなぁ。

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こちらはRebecca Snooke(1694-1780)さんで、ホワイト師の伯母上で、
有名な"Timothy"というギリシャリクガメを彼に譲った方です。

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こんな感じの彼です。
ちなみに、彼の甲羅は大英博物館に寄贈された後、[Natural History Museum]に
展示されているそうです。
調べたら、本当にありました!!これ!!Timothy!!
リクガメの憂鬱』という小説の主人公にもなってますんで、ご興味があればぜひ。

170225-22.jpg

さて、お茶お茶!!
このティールームは賞も取ったことがありますし、何年か前に来た時も
とても美味しかったので、ちょっと張り込みました。

170225-23.jpg

だが、しかし・・・。
哀しいことに、

        とっても不味い(--;

パッサパサの、スッカスカ・・・( 。゚Д゚。)
なぜ?
あんなに美味しかったのにーーーーっ!!!

ぐすん。
この傷付いた心は庭で癒すしかないわ・・・。
というわけで、お庭へ!

| UK_2016 | 00:55 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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