■Beddgelert(2)

2010/6月の旅行記より。

Wales中部の小さな町、Beddgelertを散策。

この町(つうか、村?)には【犬のゲラートの伝説】(The Legend of Gelert
があります。

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村の南側の草地のFootpathをたどると、

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大きな木の下に犬の墓石があります。

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これが、ウェールズ版"忠犬ハチ公"の墓。

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説明が書かれた碑によると、

  13世紀に北ウェールズの領主だったスウェリン大王(Llewelyn the Great)
  がこの地を治めていた。

  ある日、不可解なことに忠犬ゲラート(Gelert)が見当たらなかったので、
  スウェリンは犬を連れずに狩りに出かけた。

  スウェリンが館に戻ると、血まみれのゲラートが喜んで跳びはねて来た。
  彼は召使に赤ん坊の息子を探すよう命じ、ゆりかごが空なのを見、寝具や
  床が血に染まっているのを見た。
  
  半狂乱になったスウェリンはゲラートが彼の後継者を噛み殺したのだと思い、
  剣で犬を斬った。

  ゲラートの苦悶の叫びが上がると、赤ん坊は泣き声を上げた。

  スウェリンは辺りを探し、ゲラートが殺した狼の死体が横たわるそば近くに、
  無傷の息子を発見した。
  
  スウェリンは自責の念に駆られ、二度と笑わなかったと言われる。

  彼は忠犬ゲラートをここに埋葬した。



まぁ・・・どこかで聞いたようなお話・・・。
それにしても短気な領主だわ。
問答無用でかわいがっていた犬を斬り殺すなんて?!

実はこのお話、でっちあげ、なんですってよ。
※正確に言うと、『言い伝え』とか『民話』としては昔からあったようですが。

驚くことに、商魂たくましき18世紀末のウェールズ人宿屋の親父が、村に
何か観光の目玉を!と思って、かそけき伝説をこの村と結びつけて捏造した
のですって。
だから、当然ながらこの墓石の下に忠犬ゲラートは眠っていません。
それどころか、犬の名前さえも彼が生み出したらしい。。。ぉぃ!

でもねぇ。
言霊(ことだま)じゃないけど、たとえ中は空っぽでも、何年も何十年も
人々に「いたましいことだ」「かわいそうに」「安らかに眠ってね」と
声をかけられてきたことは事実なわけです。
そうすると、なんだかそこには霊的なものが宿っていてもおかしくはない
かなぁ~・・・・なんて。

日本人的には一度おまつりしたものを、事実じゃなかったから取り壊す!
というのはしっくり来ないけれど、この捏造事件がバレても、ホラ話と
思っていても、イギリス人だって撤去したいとは思わないのかも。。。
単に観光資源として大切と割り切ってるのかもしれないけど。

ちなみに"Beddgelert"という地名ですが、ウェールズ語では「ゲラートの墓」
という意味だそうです。
宿の親父はこの地名からホラ話をでっちあげたに違いない。

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ま、今は静かな村です。。。
わんこの墓が本物でも偽者でも。
とてもすてきな小さな村。

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墓を過ぎて、川沿いへ向かうと、線路が走ってます。
たぶん、日に何度も通らないだろうけど・・・。単線だし。

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ウェールズ語表記が上位にあるのがミソ。

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川を渡る木橋。流れが見える・・・。

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線路の近くの石塀は醜い、コンクリ使用の「なんちゃって石塀」。
こちらが本物の石塀!

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ぜんぜん、たたずまいと風格が違う!!

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川沿いの遊歩道は気持ちよく、

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思いもかけない巨木が根こそぎ!倒れてたり・・・。

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この倒れ方。バタっ!・・・って倒れたみたい?
尋常じゃない感じ。

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ところどころにあるゲートはおしゃれな木工調。
村にあるウッドクラフトショップと関係があるのかも・・・?

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ヒマラヤからやってきたという、ロードデンドロン(石楠花)は鮮やか。

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うーん、屋根が残念!!

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最初に見た川遊び集団を反対側から眺め、

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緑の橋を渡って通りを歩くと。

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かわいい住宅群。
天井が低い・・・。
2階は身をかがめないと立てないかもねぇ。<現地人の方

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通りのカーブに合わせて建ってる。
クレッセントロード方式?

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足元が不如意なので、気をつけて遊ぶように!(すべりそう・・・)

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ハイストリート沿いにB&B兼ティールーム兼アンティークショップ
という、なんでもあり?なお店がありました。

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いっしゅん、ここでお茶しようかな~?と思ったものの、ひと気がまったく
なかったので止めて。

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こちらの奥のティールームにて軽食。

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ちょっと肌寒かったけれど、やっぱりテラス席よね!
それにしても現地人は薄着だ・・・。

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なななんと!!
緑のかわいいワンピース少女、正座ちゃん。
よく見ると、奥の坊やも。。。

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寒さしのぎにホットココア。

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アルバイトのお兄ちゃんがシャイだけど、とても親切にメニューを説明
してくれたので、お勧めのホットサンド。
中はチーズとハムなど。

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パン屑を求めて、雀の親子がやってきて。
※今気付いたけど、イギリスならMumですね・・・

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くちばしが黄色くて、ぷっくぷくのふくら雀。
かわいいの~~

人間も動物も、このくらいが一番かわいいわね。

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目頭がツーンと来そうなところで
でっちあげかよ!笑
プックプクの子スズメでちょっと萌えました。
これってR効果だね。。。

紛れもなく、

Rさん効果なり!!<萌え
鳥さんキライがだいぶ、緩和されてますね~~。
カモなどの水鳥系だと、そんなに怖くないですよね?
くちばしがひらたくて、かまれても痛くないもん。
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Author:willows66
庭・旅行・美味しい料理・英文学・映画・ピアノ・猫・蛙フェチの女の日記。

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