PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

◆Acorn Bank

2017年6月のイギリス旅行記より。

さて、我々はつい昨日、湖水地方北部Keswick近郊のB&Bまで
辿り着きました。

今回、高校時代からの友人Mと私は、[National Trsut]の
年会員(ペア)ではなく、Touring Pass(ペア)の2週間チケットを
オンラインで購入しました。

年々歳々、NTの会費の値上がりは尋常ではなくて、2017年現在
ですと、年会費はペアで108.00GBP(≒16,000円、1人当たり
8,000円)です。
個人の一年会費だと、68.00GBP(≒10,000円)。
しーん。(--;

私が最初に会員になった20数年前、一人30ポンドしなかったよーな?
2倍ですよ、2倍!!

英国政府観光庁のオンラインショップでNTのTouring Pass(2wks)を
買うと、2人で8,607円(時価)ぽっきりで済みます。
日本から年に一度訪れるだけの観光客には、こちらが断然、お得です。
現地在住なら、年会員になった方がお得ですけど。

それで、こちらのパスを購入したのですが、問題はこのチケットの
バリデイトができる施設にまずは行かなくてはいけないということ。
小さなプロパティではやっていないようで、湖水地方だと限られた施設
のみ。

というわけで、月・金曜休みが多い施設の中、金曜に開いていて、
宿からも近くて、バリデイトできる施設・・・というわけで、さほど興味も
なかったのですが、[Acorn Bank]というところへ行きました。

※ところで、このTouring Pass、安いだけあってガイドブック付きではありません。
 ガイドブックは別売で、なんと9.99ポンドもするんですっ!ケチッ


170713.jpg

お屋敷は工事中・・・。
とりあえず、チケットを無事に有効にしてもらって中へ入ります。

170713-2.jpg

入るとすぐ、エントランスホール。
そこでNT職員から簡単な説明を受けます。
ホールの窓にあったこのクレスト、思わず、「あ、ブラックバード?」と
聞くと、スタッフに「いいえ、あれはジャックドー。この屋敷の元の持主
であるDalston家のクレストです」とのこと。ほー。

170713-3.jpg

中は正直、ほとんど何もなくて。
公開されている部屋も3つほど。

170713-4.jpg

階段踊り場のステンドグラスにも、先ほどのジャックドー(黒い鳥)が。
盾の裏側から見て右側(すなわち正面から見て左)が、Dexterと言って、
旦那様のDalston家の紋章。
反対側はSinisterと言い、こちらは奥方の紋章。
妻の紋章は6つの黒輪すなわちLonsdale伯爵家の紋です。

16世紀終わり頃、Christpher DalstonとSir John Lowtherの私生児Mabelの
結婚を記念して作られたものだそうです。
Mabelは持参金をたーっぷり持たされて嫁いできたそうです。

170713-5.jpg

こちらはもっと複雑な紋章。
盾が8分割されています。

Sir William Dalstonの義父Thomas Bollesと、Baronetess(女准男爵)
Mary Withamの結婚を記念したもの。
(Maryは2回目の結婚なので、彼女の紋章は複雑化しています)

170713-6.jpg

こちらは上記の方々の娘であるAnne Bollesと、Dalston家のSir Williamの
結婚記念。

170713-8.jpg

2階はがらんどうなお部屋が2つほど公開されていて、

170713-7.jpg

一つはセコハンのブックショプになっております。

170713-9.jpg

先ほどとは別の階段。

170713-11.jpg

天井はみごとな化粧漆喰。
Joseph Rose Seniorの作と言われています。

170713-10.jpg

窓はVenetian Window。
(真ん中の窓の上部が丸くなっていて、両脇に長方形の窓が付随する形)

170713-12.jpg

このステンドグラスはClough家のもの。

170713-13.jpg

Dorothy Una Ratcliffeさん。
この屋敷の最後の持ち主。
旅行者で作家、そして絵画などのコレクターでもあったそうです。

彼女は1934年に2番目の旦那さまとこの屋敷を購入しました。
(彼女は元々、この屋敷の持ち主であるClough家の出身です)

が、間もなく死別。彼女は3番目の旦那さまと数年間ここに住みましたが、
その後、スコットランドへ移住してしまいます。

1967年に彼女が亡くなると、彼女の絵画やガラス、扇のコレクションは
Leeds市に遺贈されます。
(彼女はリーズ市長を務めた伯父の亡くなった夫人の代わりに市長夫人役を
長く務めたので)

その後40年間、この屋敷は貸し出され、最後の借り手は介護施設でした。
その後、1990年代にナショナルトラストによって庭や水車小屋の再整備が
行われ、一般公開されるようになったそうです。
だから、屋敷の中にはなんにもないわけですねー。

170713-14.jpg

机の上にあった本の蔵書票。
私もいつか、自分の蔵書票を作りたいと思ってます。
だから、人の蔵書票が気になります。笑

170713-15.jpg

1945年の冬、とありますね。
戦後だ・・・。
今から72年前。
どんな女の子の本だったんでしょう?

170713-16.jpg

さて、正直屋敷内は見るものはほとんどありません。
雑木林を通って、19世紀に作られたという水車小屋へ向かうとします。

170713-17.jpg

木には妖精か小人でも出入りするのか・・・扉や窓が設置されています。
これ、最近どこのナショナルトラストでも見かける。流行り?(^^;

170713-18.jpg

はい、こちらが水車小屋です。

170713-19.jpg

敷地内に流れる川から水を引いています。

170713-20.jpg

けっこうな水量です。

170713-21.jpg

この水を使って、粉を引くのです。

170713-22.jpg

大きさは2.5mほどの水車。

170713-23.jpg

回転速度はけっこう早いです。

170713-24.jpg

水車の裏側に、挽かれた粉の排出口があります。
ここは現在も粉挽きを行っていて、小麦粉なども売ってるんです。

170713-25.jpg

この水車小屋の2階にはツバメさんの出入りが。

170713-26.jpg

ヨーロッパツバメ?
すごい速さです。

170713-27.jpg

かわいい。

170713-28.jpg

今度は川沿いを歩いて、屋敷の方へ戻ります。

170713-29.jpg

野薔薇。

170713-33.jpg

可憐です。

170713-30.jpg

細い川なのですが、水量は豊富。

170713-31.jpg

エルダーフラワーも満開。

170713-34.jpg

森の中にはまた妖精さんの住宅(?)が。
洗濯物、干してますねー。

170713-35.jpg

バターカップの黄色、きれい。

長くなったので、次に続きます。

| UK_2017 | 00:17 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://willows66.blog.fc2.com/tb.php/445-43e5a231

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT