under_the_willows

ARTICLE PAGE

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

■Frome_2016

2016年6月の旅行記より。

この日は月曜日でした。
旅も残りわずか(後3日!)となり、私のお買い物モードも佳境。

何度か行ったことのある、Shepton Mallet近郊のアウトレットショップの
[Kilver Court]に参ります。

170412.jpg

あいにくの曇り空。
でもお天気が悪くても関係ない!

170412-2.jpg

お買い物ですもの♪

170412-3.jpg

これ、ぶさかわ~!*・゜(n’∀’)n゚・*:
GEEK・・・たしかに、いるわ、こういうオトコ!

こちらにはいろいろなブランドが入っています。
主に父親へのおみやげや、自分へのおみやげ(?)を購入しました。
パパにはテキトーなポロシャツかサマーニット。
自分用には大好きな[TOAST]で何かいいものないかしら?と思ったものの、
前回同様、今回も取り立てていいものがなく・・・残念。

しかし、エナメルのすてきなベルトを2点買いましたし、何もないと言いつつ
[TOAST]でジーンズを買ったのはわたくしです。(^。^;

イギリスではサイズが小さければ小さいほど安い!のが嬉しい。
こちらの方々、みんな太ってる、体格がいいので、だいたい日本サイズで
いくと13、15号(!)以上という人が多い・・・。
従って、小さいサイズは誰も着れません。(細身のティーンエイジャー除く)

なので、日本では普通サイズ(7号・9号)の私などは格安でブランド洋服が手に
入るというわけです。
う・れ・し・い。
これがParisならこうはいかない!!
パリジェンヌは細身で小柄な人が多いので、日本人でもジャストサイズの服が
多いですから。

お天気さえよければこちらにあるお庭もすてきなんですけどね。
雨も降ったり止んだりの天気。
そして、まだまだ買いたい気持ちがおさまらないのでFromeへ向かいます。

170412-12.jpg

駐車場に車を停め、小売店が立ち並ぶ魅惑の[Catherine Hill]へ!

170412-4.jpg

       閑散。。。

なんと・・・。
なんということでしょうか?!

       月・火は店休

というトラップにハマりました・・・!(><)
や、やられた~~!!

ぐすぐす。
アンティークショップなどは土日営業してるところが多く、代わりに
月火休みが多いんですよね・・・。
そうだそうだ、今日は月曜だったよママン・・・。しくしく。(;_;)

170412-5.jpg

仕方がないので、ウィンドーショッピング。
手芸店(←があるのもすごい!)では、エリザベス女王90歳のお誕生日を
祝ってのディスプレイ。

170412-6.jpg

いつも思うけど、この角度、とてもParisっぽい。
開いているお店もちらほらはあるんですが、そういう店に限って目当ての
店じゃないし・・・。

170412-7.jpg

恨めしい気持ちでぶらぶらして、とりあえずカフェへ。

170412-8.jpg

通路を抜けた先にテラス席があります。
あいにくの天気ですが、屋根がついているので屋外でも無問題。

170412-9.jpg

メニューはBio系といいますか、オーガニックといいますか、ベジタリアンと
いいますか。

170412-10.jpg

見た目はすごいボリューミィですが、これ大豆粉か何かでできている、
お肉不使用のハンバーグです。
付け合わせのサラダ、ニューポテトも美味しかった。

170412-11.jpg

左のおぢさん(失礼)たち、フランス人で赤ちゃん連れでした。
この赤子が私をガン見!!(≡゚♀゚≡)
たぶん、見慣れない物体(笑)だったのでしょう。
青い目で金髪の巻き毛のキューピー坊やでした。

170412-13.jpg

さて、小腹も満たしたし、散策でもしますか。
古い市場町なだけに、建物がなかなか面白いです。
隣の建物同士を繋ぐ通路。
今も使ってるのかなぁ?

170412-14.jpg

建物がクレセントになってるの、わかります?
手前の部屋は恐らく、中は三角形でしょうね。

170412-15.jpg

中央の建物の左手に伸びる細い小道が、[Cheap Street]です。

170412-16.jpg

16世紀にできたこの市場道は創建以来、一度も自動車が通ってません。

170412-17.jpg

ま、バイクくらいは通ってるでしょうけど。

170412-19.jpg

この通りの真ん中を、けっこうな速さで流れるのは[St John’s Church]の
泉の水です。

170412-18.jpg

幅30cmくらいの細さですが、昔はこの水を利用して野菜だの果物を洗ったりした
のではないでしょうか?

170412-20.jpg

左のぼうやくん、お目々ぱっちりイケメン候補生でした!>papricaさん

170412-21.jpg

いにしえの看板。
犬猫鳥および水棲生物のペットショップだったんですかね・・・?

170412-22.jpg

カノコソウ越しに見えるは[The parish church of St John the Baptist]の
裏側です。

170412-23.jpg

今やイギリスではほとんど、アスファルトに敷き替えられてしまった道路が
大半ですが、この辺はまだ中世~近代の敷石が一部残されています。

170412-24.jpg

縦に石が置かれてるところは先ほどの水路のようになっていたのではないかな?

170412-25.jpg

教会の屋根にはガーゴイル。

170412-26.jpg

怖い・・・というより、情けない感じ。笑

170412-27.jpg

7世紀後半にMalmesbury Abbeyの司教であり、アングロ・サクソン文学の
哲学者でもあったAldhelmさんがここに教会を建てました。
それを土台に、12~14世紀にかけて拡張されたそうです。
そして、ヴィクトリア時代(1852年)に修復されて今の形になりました。

170412-28.jpg

たいへん、カトリックの匂いが濃厚な装飾ですね。
Henry8世の宗教改革前のイギリスの教会はきっとこんな感じだったと思われます。

170412-29.jpg

床石もなかなか凝っていて美しい。

170412-30.jpg

聖歌隊席から信者席を見るとこんな感じ。

170412-31.jpg

内陣にはヴィクトリア時代のものらしい、パイプオルガンを調整中。

170412-32.jpg

パリやイタリアではよく見る主祭壇のトリプティック。

170412-33.jpg

イギリス国教会風というより、カトリック教会風な感じです。
一番真ん中には「受胎告知」が描かれていますね。

言うまでもなく、天使ガブリエルが聖母マリアにその受胎を知らせる場面
ですが、私はこれを見るといつも堀口大学が訳したジャン・コクトーの詩、
『村へ来た天使ガブリエル』を思い出します。

    「マドモワゼル・マリイ
    あなたは懐妊あそばした
    あなたは夫もないくせに
    男のお子さんを生みなさる。
    大きにお邪魔さまでした、
    ごめんあそばせ……」

    かう云って
    天使が帰つてしまひます。

    窓からいきなり不躾に
    ものを云ふこのやり方が
    恋は如何なるものなるか
    知つてみたいと思つてる
    娘をいささかおどろかす。

    雪が消えてくるやうにして
    天使の姿は消え失せて
    また天国へ行つちまふ。
    さすが娘は恥ずかしく
    両手で顔をおしかくす。


子供の時に初めて読んでびっくりた思い出。
私、堀口大学大好きで大学の閉架図書室から何冊も旧仮名の翻訳詩集を
取り出して読みました。
フランス語の授業でたまたまこの原詩を習った際に、「ん?!」と。
原詩では、

[Gabriel au village]

Mademoiselle Marie
Vous êtes grosse, dit l’ange,
Vous aurez un fils sans mari
Pardonnez si je vous dérange.

Cette façon d’annoncer
Les choses par la fenêtre
Étonne un peu la fiancée
Qui son amour voudrait connaître.

L’ange s’en va, comme fonte
Des neiges, vers l’inhumain.
La petite a un peu honte
Et se cache dans ses mains.

見ただけでわかりません?
ずいぶん、「堀口版は長いな」 って・・・。
そうなんです、堀口の翻訳ってほとんど創作付きなんですよ!!
原典を忠実に翻訳しただけではなくて、日本語として、そして時にはまた
主観をかなり交えて意訳している。
それを批判する向きもありましょう、たとえば村岡花子の『赤毛のアン』も
そうですよね?でも私は堀口版、村岡版の方が原典そのままの直訳モノより
好きです。
第一に、日本語としてとても美しく、読んで心地よい訳文だから。

170412-34.jpg

Parish Churchはやはり、伝統的に王室と結びついているからか、各教会に
女王90歳の記念のコーナーが併設されていました。

170412-35.jpg

教会内部をぶらっと見ていて、目についたこちらの碑文。
銘によると、

 1738年 郷紳Henry Bull死亡 (59歳)
 1747年 息子James死亡 (30歳)
 1752年 妻Margaret死亡 (71歳)
   ・・・他に彼らの6人の子供(いずれも幼児期に死亡)も埋葬される

とあります。
他に生き残った子供があったんでしょうか?どうも、そうではないようです。

170412-36.jpg

墓碑の彫刻は眠る子供、その足元には髑髏。
富める者でさえも死の影から逃れられない時代が続きました。

170412-37.jpg

教会巡りって面白いです。
私は墓碑や墓石を読むのが大好き。
何百年も昔の人の息吹を感じることができるし、歴史を知るのも面白い。

170412-38.jpg

教会にこのようなゲートが付いているのも不思議。
これはたぶん、ヴィクトリア時代のものではないかと・・・。

170412-39.jpg

教会を堪能した後、何の気なしに入った家具メインのアンティーク屋。
中には巨大なクローゼットのような中国清朝の寝台やら、テーブルや椅子
など大物と、小さな装飾品が少し。

見るだけ~とぶらぶら奥へ行くと、壁に掛かった版画が目を引きました。

猫がいろいろなスポーツに興じるもので、2枚一組。
値段はありません。

う~む。

とりあえず、店のオヤジに聞いてみると、

 「1枚30ポンド。・・・だけど、セットで買ってくれるなら50ポンド。」

ええーーーーっ!!安いっ!(@@;

困るわ困るわ。
値段を聞いて、高かったら諦めようと思っていたのに。。。
手が届く値段って厄介じゃない?笑

もうすでにスーツケースは2つ、本やら何やらでパンパンなのはわかってる。
値段より、スペ-ス。
値段より、重量が問題。

悩む・・・・。

しかし、旅先での出会いは一期一会なのもまた事実。
今後、「あの時買っておけばよかったなぁ」と思うくらいなら、買って
しまった方がいい!

というわけで、お買い上げ。
オヤジ、頑丈にエアーパッキンでくるんでくれました。
嬉しいけど、かさばるぅ~笑

170412-40.jpg

昼を食べた店、テイクアウェイもできるので夕ご飯を購入。
一路、宿へ帰ります。

170412-41.jpg

家に辿り着くと、マダム(Diana)がお茶を用意してくれました。
今夜も友人宅へ食事会に行かなくちゃいけないんだって。

170412-42.jpg

ママがいなくなって寂しいのか、Bellaは私から離れません。
(蹴ってませんから!組んだ足がぶらぶらしてるだけ)

170407-27.jpg

お気に入りのベイウィンドウシートに腰かけて、夜ご飯。

170412-43.jpg

お醤油味のごはんとミックスリーフのサラダ。
ちょっと味は濃いけど、美味しかったです。

170407-55.jpg

食後はお風呂に入ったりなんたりして、暖かい夏の夕べで、外で涼みました。

170412-44.jpg

イギリスの夏の夜空は青い。

170412-45.jpg

鳥たちもねぐらに帰り、辺りはロンバルディアのポプラの風にそよぐ音だけ。

170412-46.jpg

久しぶりに見た月は少し欠けていて、

170412-47.jpg

なんだか不思議な気持ちになったのでした。

- 2 Comments

Saori  

こんにちは~お久しぶりです。
大当たりの素敵B&B、本当にいいですね~
インテリアとかお家の作りとかお庭とか、すごく好みです。
真木さんが選ぶお宿はいつもすごく素敵で、きっと選ぶ際のお宿探査能力が高いのだなあーと思ってしまいました(笑)
Fromeでのお休み事件は残念!きっとお店が開いていたら色々戦利品をゲットできたでしょうねえ。
と、思っていたら、ちゃんとお買い物をしていてさすがー!と思ってしまいましたよ~
戦利品紹介は最後かしら?猫ちゃんの版画見せてもらえるのを楽しみにしてます(^^♪

2017/04/19 (Wed) 18:34 | EDIT | REPLY |   

真木  

えへへへ

Saoriさん、

おかえりなさーい!!
日本の桜、間に合ったんですね?
なんというタイミングのよさでしょう。
最近は本当に開花の時期が不規則で事前には読めません。
たまに帰るSaoriさんたちが間に合って本当によかった。^^
きっと、お子さんたちの心に日本の景色として残ることでしょう!

このB&Bは紹介サイトではかなりあっさりした説明しかなくて、
実際に行くまで「当たりかハズレか」わかりませんでした。
でもね、ビビっと来たのです!←聖子ちゃんか!

隠れ家のような、すてきなB&Bでした。
オーナー夫妻が絵に描いたような上流階級の方々で美男美女。
娘たち(写真)も美女。遺伝子ってやっぱり・・・。汗

買い物の戦利品は最後にまとめてね。(ウフ)
お楽しみに~!

2017/04/20 (Thu) 09:21 | EDIT | REPLY |   

Post a comment

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。