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◆Gilbert White & Oates Collections in Selborne

2016年6月のイギリス旅行記より。

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まずは朝ごはんから。
Air bnbって、B&Bと言いながら、朝食付きでないことがあります。
こちらはCookedでもコンチネンタルでも選べます。
この日はランチをゆっくりするつもりなので、軽めに。
(クロワッサンがグチャになってから写真撮ってないことに気付いた・・・)

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眠そうなBellaに見送られていざ出発!

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まずは、宿からほど近くのSelborne村へ。
茅葺屋根ののどかなカントリーサイド。
入口のトピアリーがすごいですねーっ。
何年物だ?

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明らかに、East Sussexより気候が穏やかな気がする。
だって、Sarahの庭も、この辺りの庭も、薔薇が咲き乱れているもの。

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さて、この村へ来た理由はこちら、[Gilbert White & Oates Collections]に
寄るためです。
何回か、訪れているのですけどね。

こちらは『セルボーンの博物誌』を書いた、Gilbert White師(1720-1793)が
相続し、死ぬまで住んだ"The Wakes"という屋敷を博物館にしたものです。

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屋敷の中では厨房、居間、書斎、寝室などが公開されています。

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ホワイト師は18世紀人ですので、ディスプレイもその時代に合わせて
あるようです。

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窓の下のラナンキュラスが眩しい・・・。

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廊下に飾ってあったのはカワセミのイラスト。
現代のイラストレーターの作品です。かわいい。

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これはツバメかな。

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絵心のある人って、すばらしいですね・・・。
こんな風に対象を捉えることができるなら。楽しいだろうなぁ。

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こちら、2階の小部屋(8畳間くらい)。
ここがホワイト師の仕事部屋として設えられています。

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天気が良くても薄暗いのは当時の住宅としては普通。

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正直言って、壁はペンキ塗りだし、家具や部屋の位置などもホワイト師の
過ごした時代そのもの・・・というわけではないと思います。
奥に寝室もありますが、そこは暗すぎて撮影できず。

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まぁ、「ホワイト師のすごした時代の雰囲気」…という感じでしょうか。

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右側の緑色のグラス、私も持ってます!!
ジョージアンのポピュラーな品物で、今でもアンティーク・ショップなどでは
1つ25ポンド前後(≒3500円)で売られています。

3階には北極点探検隊で有名なScott隊長率いる[Terra Nova]探検隊の
隊員で、有名な言葉を残したLawrence Oates大尉の展示物があります。

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ペンギンのメニューボード。これはまぁ、極地へ行く前の船とかで使ったのでは
ないでしょうか?

スコット隊長の北極点到着は、ノルウェイのAmundsen隊との競争でした。

色々あって、北極点到達成功はアムンゼン隊によってなされます。
スコット隊も北極点に到達しますが、帰途は凄絶を極め、一人また一人と
隊員が凍傷で傷付いていきます。

オーツ大尉はスコット隊長とはそりが合わず、度々対立したそうです。
根っからの軍人で、馬係であったオーツ大尉のあだ名は「soldier」。

ひどい凍傷に掛かり、隊のメンバーのお荷物になった時、彼は自分を
見捨てて先へ進むように懇願しますが受け入れられませんでした。

そして迎えた1912年3月17日。
くしくもそれはオーツ大尉の32歳の誕生日のこと。
彼はスコット隊長に、

"I am just going outside and may be some time."
    (少し外を歩いてくるよ。しばらく戻らないかも)

そう言い残して、-40度の吹雪の中、ブーツも履かずに外へ出ました。
スコット隊長は、

"We knew that Oates was walking to his death...
it was the act of a brave man and an English gentleman."

  (もちろん、我々は彼が死に向かい歩いて行ったのをわかっていた。
   それは勇敢で、イギリス紳士の振る舞いだった)

と日記に書き留めています。
その時点で生き残っていた3人がサバイブするために、彼は自分を犠牲に
したのです。
結果的には、残りの3人も荒天のため食料備蓄庫までたどり着けず、凍死し、
スコット隊は全滅と相成りますが・・・。
オーツ大尉が死に向かった時には、まだ一縷の望みがあった。
だからこそ、彼は他のメンバーの足手まといにならぬよう、命を絶ったのです。
彼は根っからの、軍人でしたから。

・・・という、とても悲しい結末を迎えた北極点探検隊なのですが、私はいまだに
どうしてホワイト師とオーツ大尉がいっしょくたに展示されているのかわかって
いません。笑
親戚?
親戚なの?!
謎は深まる・・・。

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ここへ来るたびお茶をする、館内のティールーム。

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ここにはホワイト師に近い血筋の女性陣の肖像画が飾られています。
このレディ・ベビーは誰だったかしら・・・。

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こちら、ホワイト師の母上、Anne White(1693-1739)さん。
腕の描き込みが甘いなぁ。

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こちらはRebecca Snooke(1694-1780)さんで、ホワイト師の伯母上で、
有名な"Timothy"というギリシャリクガメを彼に譲った方です。

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こんな感じの彼です。
ちなみに、彼の甲羅は大英博物館に寄贈された後、[Natural History Museum]に
展示されているそうです。
調べたら、本当にありました!!これ!!Timothy!!
リクガメの憂鬱』という小説の主人公にもなってますんで、ご興味があればぜひ。

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さて、お茶お茶!!
このティールームは賞も取ったことがありますし、何年か前に来た時も
とても美味しかったので、ちょっと張り込みました。

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だが、しかし・・・。
哀しいことに、

        とっても不味い(--;

パッサパサの、スッカスカ・・・( 。゚Д゚。)
なぜ?
あんなに美味しかったのにーーーーっ!!!

ぐすん。
この傷付いた心は庭で癒すしかないわ・・・。
というわけで、お庭へ!

2 Comments

Saori  

おはようございま~す。わ~ここ行って見たいんですよー
(ってそんなところばっかりなんですけど。苦笑)
やっぱり面白そうなところですね。
場所的には我が家がよく行く方面なので、いつか行けるかな、と思ってます。
ところでペンギンのメニューですが、確かこれ実際にスコット隊の人が作ったものだった、と思います。
私も以前にTVで見たのでうろ覚えなのですが、ケープエヴァンスで越冬中、クリスマスを迎えて隊の一人がクリスマスディナー用に作ったものだった、とか説明していたような気がします。展示されているのもはレプリカかもしれませんけれど。
間違ってたらスミマセン。
後、私も気になったのでオーツが何故ここで展示されてるのか調べてみたんですけど、ハッキリしたことが見つからず。
多分こじつけっぽいですけど、おじさんのフランク・オーツがギルバートと同じくナチュラリストでアフリカの動植物などについての博物誌を出版していたことから、ここにオーツ叔父+甥の展示もされているのかな~、、、と。
こちらも間違ってたらスイマセン。あくまで私の推測です。
何にせよ、真木さんのレポート+写真を見ていたらますます行きたくなりました。素敵なレポありがとうございます(^^♪

それにしても不味くなってたカフェ、、、残念すぎましたね、、、特に以前来て美味しかった記憶があるとますますガッカリですよね( ;∀;)

2017/02/27 (Mon) 19:53 | EDIT | REPLY |   

真木  

そうですね、

Selborneは比較的、ロンドンからは行きやすい方かな?
とてものんびりとしたところで、近くにあるAltonにはすてきな
古本屋(児童書たっぷり!)もありますです。
ジェイン・オースティンが好きなら楽しめます。

オーツ大尉の展示階は正直流して見てる(苦笑)ので、なぜ
私がこのペンギンを写真に収めたのか・・・も謎ですが、
きっと「わ、かわいい!!」と撮ったに違いありません。笑
あんな過酷な探検だとはねぇ・・・。
ほんと、男って無駄なことばっかり(略)。

本当にどうして、ギルバート・ホワイトとオーツ大尉が抱き合わせ
販売(?)されているのか、不思議ですね。
仰る通り、伯父上のフランク・オーツ繋がり・・・なんでしょうか。

カフェは本当に楽しみにしていたので、ガッカリもガッカリでしたv-239

2017/02/28 (Tue) 10:44 | EDIT | REPLY |   

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