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■Lewesリベンジ!

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、3泊した宿を去り、一路目指すは再びのLewesです!!

     おんどれ、何回訪れるんじゃーっ?!

的な声が飛んできそうですが、リベンジするには訳があるのです。
そう、あの本屋ですよ・・・。(--)
あそこが、ふざけた営業日(水・木・金のみ)なのが悪いッ!

というわけで、ちゃっちゃっと駐車場に車を停めて、いざやいざや。

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古本屋はこのハイストリートの右手奥の、端っこにあります。

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ところでこれ、イギリスでよく見かける戦没者慰霊碑だと思うんですけど、
オベリスクに、

   "This was their finest hour"

と彫られています。
通りすがりに思ったのは、「第1次世界大戦中、たくさんのイギリスの若者が
その青春の最良の時を国に捧げて亡くなった」からかな・・・と。

でも後で『刑事フォイル』を観ていて、そうだ、こりゃあチャーチルの
演説だ!と思い出しました。
大学でやったんですけど、今の今まで忘れてました。笑

第2次世界大戦の初っ端で、フランスがドイツ軍に降伏する直前。
下院議会でチャーチルがぶっ放した、歴史的演説の一節です。
曰く、

  「・・・後世の人々から、(ヒトラー率いるドイツに総力で立ち向かうと
  決めたこの時点こそが)『当時のイギリス人たちの最良の時』であったと
  思われるように、我々は責務を負わねばならない」

と、国民に鼓舞したわけですよ。

ちなみに、Lewes出身の戦没者は以下の通り。

   第1次世界大戦戦死者:251名
   第2次世界大戦戦死者:126名

やはり、甚大なる人的被害は第1次大戦なのですね。
第2次はもうすでに、装備や軍備の戦いに変化しています。

チャーチルの下院での演説(1940年6月)に続き、ドイツはいよいよイギリス
本土への空爆を開始します。
1940年7月から、1941年5月までの約1年間のも及ぶ猛烈な爆撃に、
イギリスは耐えました。
そもそもドイツが空襲に走ったのは、イギリス海軍の軍事力にドイツ海軍は
まったく太刀打ちできなかったからです。
ドイツは伝統的に、陸軍の国なので・・・。

結局、「絶対に降伏しない!"No surrender!"」というジョン・ブル魂(?)に
ヒトラーは音を上げ、戦略を変更せざるを得なくなります。

ちょうどこの時期、イギリスではEU離脱・残留を問う国民投票の投票期間中でした。
まさか、あのような結果が出るとは想像だにしませんでしたが・・・。
今思うと、このNo surrender!魂って、いまだに息づいているのかも・・・。

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赤いペイントが目立つこのお店も古本屋さん。
前回、Naokoさんと寄った際に友人M(2017年同行予定)へのおみやげ本を
買いました。お値段高め。その分、質はいいものが売ってますが。

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ここはNaokoさんと入ろうとして、「飲み物しか出せません」というので
席を立ったカフェ(兼、花屋)。
代わりに食べられるレストランを教えてくれた優しいお兄さんたちでした。

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時計が突き出しているのは教会で、ここの壁はあまりよそでは見ないもの。

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きれいでしょ?
これ、flint(燧石:すいせき)なんです。
先史時代に我々のご先祖さまたちが火打ち石に使ったり、槍の先に付けて
狩りをしたりした硬い石です。
この辺りは石灰質の地層なので、煉瓦よりも安価で手に入りやすい建材だった
ようです。(1748年にこのFlintworkにしたそうです)

では、教会の中も覗いてみましょー。

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あら。けっこうフツー。
[St Michael’s church]は1200年創建だそうです。
位置的には[Lewes Castle]の真下であり、町の中心的存在。
かつて城壁で囲われていたLewesの町にあった教会の中で、現存する最古の
教会だそうです。

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1841年から、牧師がカトリックの教義も取り入れたので、教会内部は
イギリス国教会というよりローマン・カトリック風な雰囲気に。
こういう祭壇の飾りとか、普通の国教会にはないですもんね・・・。
ステンドグラスは前衛的ですけど。

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パイプオルガン。
ヴィクトリアンの匂いがする。

アマチュア地質学者Gideon Mantellもこの教会の信徒だったそうです。
イグアノドンの歯を見つけた人です。

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こちらの見事なトンスラは、John Braydfordeさん。
この教会初期の牧師でした。
洗礼盤後ろの壁にこの記念碑が残され、碑文には、

   "Here lieth Master John Braydforde, formerly Rector of this church,
    who died the 9th day of the month of May A.D. 1457, on whose soul
    God have mercy."

の、ラテン語文が刻まれています。

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く、首なしの騎士?!『スリーピィ・ホロウ』か・・・!!(嘘)

こちらはJohn de Warenneさんです。
上記トンスラ坊さんとほぼ同年代、1430年頃の方らしいですよ。

顔はないけど、盾の紋章から身元が判明したそうです。
Lewesの城の一族の子孫だそうです。

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で、こちらの家族総出の記念碑は、Sir Nicholas Pelhamとその妻Ann、
それに二人の子供たち。(彼は1559年に没したそうです)

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子供たちは真ん中の砂時計(生命の儚さの象徴?)を挟んで、左右に
男女が別れています。
右が男子、6名。
左は女子、4名。
立派な大家族です。(^^; 全員、生き延びたかは不明ですけど。

で、ね・・・。
最近、気付いたんですけど、教会って信徒から寄付された不要本を
売ってるんですよ・・・。
で、ね・・・。
ここの教会で売っていた不要本は、かなり私のドストライクな辺りの歴史書で。
フランス史とかイギリス史とかの、古くてすてきな本の数々。
もしくは、大型できれいな写真のインテリア本とかガーデン本とかあって。

      しかも、すべて1ポンドぽっきり☆彡

という破格値。
もうねー。
ここだけで、10冊は買いましたわ。
これから本屋へ突撃するってのに。
突撃する前に、すでにリュックは本でパンパンに。

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10冊買っても、10ポンドよ・・・ふふふ・・・。
ニヤケながら通りを歩くと、またいましたよ、あの子!

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    イギリス名物、売り物の上で寝る猫

です。かわいい。

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そして、お目当ての[The Fifteenth Century Bookshop]へ。

おおおおお!!
開いてましたーーーっ!!笑
すごいすごい、児童書だらけだ~~~っ!!゚+。:.゚ヽ(*´∀`)ノ゚.:。+゚

所狭しと児童書が積み上げられ、もう、もう・・・うっうっ。・゚・(ノД`)・゚・感涙。

店主のSusan Mirabaudさんがぶっきらぼうなんだけど、本好きなのが
よくわかる手助けをくれて、どれを買うのか買わないのか、迷いに迷う
わたくし・・・。
値付けはちょっと高めかなぁ。
なので、欲しい本があっても二の足を踏むものも多数。

それに、どれをすでに所有していて、どれがないものか、ほとほとわからなく
なってしまいました~!!だめじゃ~ん!!

結局、ハードカヴァーの児童書を15冊くらい買いました。
Susanはおまけとして、お店の絵が付いた麻のショッピングバッグをくれました。
わーい。(*´▽`*)

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戦い済んで、日が暮れて。
本屋の横の細道からは遠くの丘が見えます。

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どれくらいいたんだろう・・・?
2時間くらい??

小腹が空いたので、マクロビっぽいカフェで軽食を摂りました。

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悩むわ~。

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結局、選んだのは本日のフィッシュスープ。
魚の出汁が効いてて、美味しい。

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マクロビ系のお菓子はおいしくなかろう・・・と思いつつもカップケーキを。
甘さ控えめで日本人好み。

駐車場の時間が気になるので、コーヒーはテイクアウト。
う~む、充実したLewesのブック・ハントでした!!

| UK_2016 | 19:17 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

おはようございま~す。
良かったですね!気になっていた本屋さんがやっとこさリベンジできて!
入れないと余計にずーっと心残りになりませんか?
それにしても本屋さんでのお買い物終了時、全部で25冊もの本を購入ですか!
うーむ、やっぱり真木さん元気だぁ、、、(笑)
最近行ったカフェでは読み終わった本を棚に置いていく代わりに、そこにある好きな本はどれでも貰って行っていい、というところがありましたよ。
自分の要らない本を持っていたら、絶対取り替えたのに~と悔しく思ったので、わざと棚はじっくり見ませんでした(苦笑)
自分が欲しい本が見つかっちゃったらガッカリしますもの~
後でどんな本を購入されたか見せてもらえますよね?!(と、プレッシャー。笑)
紹介を楽しみに待ってま~す。

| Saori | 2017/02/23 19:48 | URL | ≫ EDIT

リベンジ完了☆彡

そうなんですよ、入れないとなんだか後ろ髪引かれてねぇ・・・笑。

>最近行ったカフェ

面白いシステムですね~!
不要本と引き換えに、読みたい本を交換する。
なんか、今の若い人の文化ってそういうのが多いですよね?
お金を通さず、物々交換するという・・・。

最終日に撮った、獲物の写真をお楽しみに!^^

| 真木 | 2017/02/24 10:14 | URL | ≫ EDIT















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