PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

■Fletchingの教会とグルメPub

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、この日は朝から2軒のNational Trustのプロパティを巡り、さすがに
わたくしも疲れました。。。
宿へ戻る途中、数年前友人と訪れて大満足したグルメPubがあったのを
思い出し、そこへ寄ることに。

170221.jpg

まずは閉まってしまう前に、教会から。
(と思ったら。なんとこの教会、24時間開いてるそうですよ!!ひえーーーっ)

Fletchingという小さな町にある、[Saint Andrew and Saint Mary the Virgin]
という教区教会です。

170221-2.jpg

なかなか由緒のありそうな教会です。
前回訪れた際は入れませんでした。

オリジナルの教会は1230年完成、この地域では大きなものの一つで
往時は230席を数える立派な建物でした。
1880年、ヴィクトリア時代に改修が行われたのが残念・・・ですが、
しょうがない。(ー”ー) 当時は改修ブームでしたから。。。

この大理石とアラバスターの廟はRichard Lecheとその妻Charitieの
ものです。

170221-3.jpg

いかにもエリザベス朝っぽい、固い、強面の表情ですね。。。

Richard氏は郷士にして、SussexとSurreyの行政長官で、1596年に
亡くなったそうです。
彼はこの教会に多額の寄付を残し、その浄財はいまだに教会に残っている
そうです。すごい~!
1596年当時の100ポンド。それって、時価にするとどれくらいなのでしょう?
その後、400年間に渡って教区の貧民の助けになるほどの金額でした。
ま、運用がよろしかったのでしょうけども・・・。

しかし、ですよ?

彼の死後、妻Charitieは再婚したんです!
Nottinghamの伯爵と。。。しかも、この2番目の旦那は宗教心厚い最初の夫と
違い、彼女をお払い箱にしたのです!!

そのせいでしょうか、彼女は自らの彫像を最初の夫の横に並べました。
本来、再婚した彼女は2番目の夫と共に眠るべきでしょうけれど。。。

170221-4.jpg

二人の間には骸骨が。これは二人の間の夭折した息子を表しているそうです。

いや~、人に歴史あり。夫婦に山河あり、ですねぇ。。。
最初の旦那さんが亡くなった後、再婚しなければよかったと思ったに違いない。

170221-5.jpg

これまた古そうな棺です。

170221-8.jpg

足元には教会を飾ったと思われる、ロマネスクな彫刻が。
(ちょっと、「こけし」みたい・・・)

170221-6.jpg

こちらは先ほどのご夫婦よりずっと古くて、中世の騎士ですね。
騎士は完全武装して、腕を祈りの形に結んでいます。(足元にはライオン)

170221-7.jpg

隣の貴婦人はマントと長いガウンをお召しです。
表情は仏像みたいな感じ・・・。(足元には犬)

卓状の碑の側面には"Weepers"(泣き女)の飾り。

さて、こちらは恐らく、Sir Edward Dalyngriggeとその妻のものではないかと
推測されています。1386年頃建造。
彼は百年戦争当時、「Crecyの戦い」や「Poitiersの戦い」で戦績を上げ、
その後の国王Richard2世のお気に入りでした。

彼はかの名城[Bodiam Castle]の築城を王から許されました。
彼自身はRobertsbridge Abbeyに埋葬されたので、こちらのブラスは
息子あるいは縁者が建てたものではないかと考えられています。

170221-9.jpg

さて、これはなーんだ??

170221-10.jpg

手袋・・・??

こちらはPeter Denotさんという手袋職人さんのブラスです。
小さな小さな、手袋なんです。子供の手袋みたいに小さい。。。

彼は1450年に勃発した、農民一揆[Jack Cadeの乱]に参加しました。
時の国王Henry6世に対しての不満、高騰する税金、フランスにおける領地損失
などに対して起きた民衆の一揆でした。(貴族なども参加してますが)

話しは端折りますが、一時は国王をロンドンから追い出し、彼らは天下を
取ったかのように思われますが、すぐに形勢は逆転。
彼らがロンドン市民を略奪した恨みはすぐに彼らに跳ね返り・・・。
血で血を洗う惨劇に・・・。

結果、Jack Cadeは命を落とした後、八つ裂きの刑に。←大逆罪の慣例

残りの反逆者はすべて赦免されました。(その内、34人は殺されますが・・・)
手袋職人のPeter Denot氏も仲間と共に赦免され、辛くも命が助かります。
これはそんな彼の、墓碑です・・・。笑

170221-11.jpg

こちらは北側のトランセプトにある、Sheffield伯爵家の霊廟の一角。
これは、『ローマ帝国衰亡史』で有名な、歴史家Edward Gibbon氏の墓碑です。

初代Sheffield伯爵John Baker Holroydに招かれ、[Sheffield Park]に
滞在していたギボンは、ここで『ローマ帝国衰亡史』の数章を書き上げます。
彼の滞在時には若木に過ぎなかったCapability Brownレイアウトの庭は
現在、屈指の名園となって巨木を茂らせています。
庭は一日にしてならず。200年、かかったんですね。

この教会を訪れた他の有名人(?)としては、Simon de Monfortと彼の
騎士たちが[Lewesの戦い]の前夜に泊まり、祈りをささげ、戦いに
勝利して感謝の祈りをささげに帰ったそうです。

Sir Winston ChurchillもSheffield伯爵家との親族繋がりでよく訪れ、
最近ではCharles皇太子もいらしたそうな。
ほえええ~~(゜-゜)(。_。)ですね。。。

170221-12.jpg

ハーフティンバーの家が連なるFletchingの街並み。

170221-13.jpg

ここです、噂のグルメPubは。(*^ー゚)b

170221-14.jpg

中はいたって、普通のPub。
ちょっと薄暗いかなぁ。

170221-20.jpg

せっかくなので、バックヤードの広々とした席でいただくことに。
写真のお姉さん、どうも外国からいらしているようで、注文の仕方を
私に聞くのですよっ。(*゚ロ゚)
私に聞いてどうする?笑
教えましたけど・・・。

170221-15.jpg

Rye湾で獲れたという、ホタテ。
ものすごくプリップリで美味しかった~!!

170221-16.jpg

この葉っぱって、豆の葉ですよね??
食べられるんだぁ・・・。

170221-17.jpg

カニのリングイネ。
メインを前菜サイズでいただきました・・・が、とても美味しかったので
メインサイズでもよかったな~~。これなら食べられたわ。

Naokoさんの旦那様からは「Pubでパスタを頼んではいけない!」という
教えを受けていましたが、ここは絶対美味しい店だから頼んじゃった。正解!

170221-19.jpg

今日はなんだか、目いっぱいな一日でしたーーー!!

| UK_2016 | 00:54 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

充実のナショナルトラスト施設二か所の見学の後はお食事タイムかなーって思ったら、まだ教会見学ですか~!
ホントに真木さん元気だなぁ。
ここの教会も歴史が古くて、見るのが面白そうですね。
そして、そして、花より団子な私が見とれちゃったのが、お食事が美味しいパブでのディナー♬
本当、どれもとっても美味しそうですよ~
こういうお店って珍しいし貴重ですよね。
ホタテが~!めっちゃくちゃ美味しそうですよ~!
パスタもいいなあ。
こういうお食事ってなかなか出会えないので、羨ましいなぁ、と写真を見ながら涎たらしてます(笑)

| Saori | 2017/02/21 22:58 | URL | ≫ EDIT

体力絶倫、なんで・・・。汗

うふふふ。
私と一緒に旅をすると疲弊するという一つの見本がここに・・・。笑

このPubはたしか、2000年前後に南イングランド~フランス旅を
友人たちとした際に、泊まったおポッシュB&Bのマダムに教わった
のです。
おポッシュマダムだけあって、近隣の「これは!」という店を
押さえてらっしゃいました。
アメリカから参加した友人は、「チップを払わなくていいのが
いいよね~、イギリスって!」と感動してましたっけ。。。
そりゃ、端数とか気持ち程度はイギリスでも置きますけど、
アメリカの15~20%の必須チップって変な文化ですよね・・・。

私としては、あれから15年経っても経営が変わらず、味も維持
されていたことに感激が止みませんでした。
どちらも、目まぐるしく変化するイギリス社会では稀ですもんね。

| 真木 | 2017/02/22 09:40 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://willows66.blog.fc2.com/tb.php/419-fd583b68

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。