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◆Scotney Castle(3)

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、[Scotney Castle]の続きです。

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この階段を上って、二階へ上がります。

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階段も、古い昔の様式の建築だとね、もっとこう格式といいますか、
「ドヤーっ?!」感を醸し出すといいますか。
近代になればなるほど、普通の階段になる。

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階段踊り場に掛かっていた、すてきなレディの肖像画。
これはBettyさんより前の時代の女性ですね。

"Mrs Edward Winsdsor Hussey on the terrace"とあり、画家はアメリカ人の
James Jebusa Shannon (1862-1923)だそうです。

テラス・・・そうそう、このテラスに座ってポーズをとったのですね。

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絵の背後には旧館の遠景が見えますし。

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で、このHussey夫人であるMary Rosamond Anstrutherは1900年に
結婚しました。
この絵は1910年になってから、結婚直後に撮られた写真を基に
描かれたようです。お値段、1,000ポンドなり。←当時としてもけっこう高額

ちなみに旦那様のEdwardはこの新館を建てた人物の息子です。

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階段を登り切ると、そこにはまたしてもBettyさん。

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その膝には黒猫氏。
Bettyは画家や文化人との繋がりが深く、彼らにたくさんの絵やイラストを
描いてもらっていたようです。

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2階の最初の巡回ルートがバスルームって、あーた。笑

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現代のトイレットロールの上に、ちょいと昔のトイレットペーパー
ホルダーが。昔は携帯ティッシュ入れみたいな様式だったのですよね。
うちの両親が子供の頃の日本も、こんな感じだったそうです。
トイレットペーパーがロールになったのは、そんなに昔のことではない
ということですね。

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マントルピースの上の飾りやイラスト。
一つ一つ、面白いものが多いです。

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ここは客用寝室、だったかな・・・。

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ベッド脇のスクリーンはVictrianに流行したコラージュで飾られています。

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雑誌とかカードから集めて切り抜いたイラストなどを、自分の好きなように
コラージュして貼り、最後にニスを掛けるとこんな感じになります。

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元々は廃品利用(?)から始まった女子供の手芸(おかんアートの一種か?)
なんでしょうけど、面白いですよね。こういうものから見えるモノって、たしかに
ある。(センスとか、流行とか、好みとか・・・)

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フェミニンなお部屋。

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かわいいけど、ベッドのスプリングはとてもやわやわっぽい・・・。笑
私は固いベッドが好きです!!( ̄^ ̄)ゞキリッ

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壁紙も女性らしい雰囲気で。

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これ、ちょっと面白い家具でした。
すごく背が高いハイチェスト(2m超)。
一見、てっぺんまですべて引き出しに見えますが、その中の一つだけは
手前に引き出すと、ライティングデスクになるんです。
こんなの、初めて見た!

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ここは少し小さめのお部屋。

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隣のピンクの華美な部屋より、こっちの方が私は好きだな。
ベッドもシンプルで寝やすそう。

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ここにも猫がいますよっ。
刺繍ですね、古い刺繍。

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この壁紙、とても好きです!!

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そんなに古そうには見えません。
現代ものだと思う。

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このツインベッドルームはたしか、[Bamboo room]とか言ったような?

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なぜか中国風。
シノワズリが流行したのは17~18世紀。・・・なんで19世紀にチャイナ?

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この壁紙もいいねぇ。
竹の葉を緑にするのではなく、背景を緑にするって逆転の発想。
すごいシックでいいわ~。これも欲しいなぁ。

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ベッドもドレッサーも、竹の雰囲気を醸し出した緑色の家具で統一
されてます。

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唐子の絵・・・傍らには、

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猫?
しかも、蝶々を咥えてる?

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この部屋はなんとなく、赤い。

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寄木細工のライティングビューロー。

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おっと、釣りだ!

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地味・・・いえ、シックな寝室。

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コーヒーテーブルにも興味深いものが。

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釣り人の絵が付いた、マッチ箱?

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後で追加でインストールされた、客用寝室用バスルーム。
狭い。昔はここ、クローゼットか何かだったのでしょう。
寝室にバスルームが付くようになるのはせいぜい、20世紀以降の
話であって、それまではどんな大富豪でも大貴族でも、寝室には
バスルームもなければトイレもありませんでした。
あるのは、夜用おまる。
日中は屋外トイレ、もしくは屋内トイレを利用。

お風呂は週に何度か。
階下からお湯を何往復も召使に運ばせて入る、ヒップバスくらい。
もちろん、セントラルヒーティングもありませんでした。。。

昔のイギリスの屋敷は、人間が極限状態に置かれていたとも言えます。
身体が(神経も・・・)丈夫じゃないと、とてもサバイブできない。

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ここはちょっとマスキュリンなイメージ。
男性用もしくは年配の夫婦者用ゲストルームかな?

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ちなみに、電気も20世紀に入るのをまたないと導入されません。。。
それまでは蝋燭・ガス灯がメインの照明。(召使たちの)掃除が大変。

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だいぶ時代が下った感じのお部屋。
マネキンが着ているのはローウェストの、フラッパーなドレス。
1920年代でしょうか?

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これくらい、コンパクトな部屋の方が落ち着くわたくしは、ええ、
庶民ですとも!

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こちらはサロンかな。

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置時計の彫像は・・・

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なぜかワンコ!笑
これだけ猫だらけのお屋敷で、突然、ワンコ!!

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そしてこちらが、女主人Bettyの寝室です。

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ドレッサーは日差しがさんさんと入る、この屋敷で一番すてきな見晴らし。
この窓からは谷間に旧館が見えるのです。
素晴らしい!

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妙に生々しい、Bettyさんの衣装用クローゼット。^_^;
服が最近まで着ていた雰囲気感満載だからでしょうか??

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寝室の横の彼女のバスルーム。
ピンク基調で、かわいらしい。

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トイレも洗面台も、なんだかまだ生きている人の使ってる感じが濃厚で、
私はちょっと、なんだか居心地悪く感じてしまいました。^^;
人のプライベートな場所に踏み込んでるみたいな??

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お風呂場も猫グッズだらけ。

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猫とハエのスケッチ、かなぁ。

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Florisの石鹸。

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画家のプレゼントのイラスト。

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嬉しいだろうなぁ。こんなのもらったら。^▽^

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うふふふ、ちっさな愛玩犬が洋服着てる!

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たくさんの猫ちゃん。

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肉球!

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・・・というわけで、館内ツアーはこれで終わり。
猫でお腹いっぱいになりました!!ヽ(´∀`)ノ
逆に言うと、猫嫌いは行かない方がいいかも。笑

最後にBettyからの一言。

   「Scotneyは素晴らしく偉大なイギリスのカントリーハウスの一つでは
   ないかもしれないが、わたくしにとってはイギリスのカントリー
   ハウスが持つべき暖かさや人々を歓迎する雰囲気がこの屋敷にはあり、
   我々が現代生活を快適にするために加えたどんな変化があったとしても
   わたくしが知る限り、もっともよく居心地の良い屋敷の一つのままである
   と思う。」(Betty Hussey 1985)

さて、今度は谷を下ってお庭へ参りましょう。

2 Comments

Saori  

こんにちは~スコットニーは行きたいなーと思って近くまで行ったことがあるのですが、開館時間前だったので諦めたんですよー
こんなネコまみれなお屋敷だったとはΣ(・ω・ノ)ノ!
これはネコちゃん好きな人にはたまりませんねえ。
よほど女主人はネコ好きだったんだなあ、と思いました。
でもホント、まるでよそのお家にちょっとお邪魔してる感がいっぱい。なんだかまだベティさんが住んでるみたいな気がしましたよ。
でもそういう所が逆に私には他のお屋敷とちょっと違うと感じたので、ぜひいつか行ったみたいです(^^♪

2016/11/18 (Fri) 20:36 | EDIT | REPLY |   

真木  

屋敷も面白いですが、

庭がいいんですよ〜。
広大すぎないしね。
前はなかったカフェもできてますし、ゆっくり楽しめますよe-53

チャートウェルみたいに、猫ちゃんを飼い続けてくれたら
もっと猫loversが集まるんですけどね。笑

2016/11/19 (Sat) 21:02 | EDIT | REPLY |   

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