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◆Monks House

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、お次はナショナルトラストの[Monks House]へ。

ここは私も初めて訪れる物件です。
イギリス女流文学者、Virginia Woolfの終の棲家。

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小さなコテージですが、とても居心地のいい雰囲気。

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敷物を敷かない床が、なんだか南仏風。

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ヴァージニアのライテング・ビューロー。

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彼女の特徴的な面長のプロフィール。

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壁のペンキは当時のままなのかなぁ。
なんかいやらしい緑色なんですよね・・・。
これさえなければもっとすてきと思うんだけど。

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トレイの絵はヴァージニアの姉、ヴァネッサの絵と思われます。
彼女は画家で、この家からほど近くの[Charleston]という家に住んでいました。
そこが、有名なBloomsbury groupの第1次世界大戦中の拠点になります。
ややこしいんですけど、彼女はそこで夫のクライヴと、自分の元恋人である
ダンカン・グラントとその同性愛の恋人デイヴィッド・ガーネットらと住みます。
え、えーと??

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ま、何ですか?
ビバリーヒルズ青春白書』状態ですよ、ビバヒルね。
みんな、兄弟姉妹っつーか・・・。

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暗くてわかりにくいですけど、ダイニング。
椅子の背もたれにもグループの画家さんの手が入ってます。

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この絵はグループの誰かの絵でしょうね。これもいい味出してる。

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フェミニンな陶磁器。こういうの、好き。

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いったん外へ出て、ヴァージニアの寝室へ。

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とてもシンプルで、こぢんまりしていて、現代風のお部屋。

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ここで彼女は夢を紡いだと思うと、なんだか胸が熱くなる。。。

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今にもひょいと、ヴァージアが出てきそうな入口の辺り。

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ここは今まで訪れたどこよりも、薔薇が満開でした。

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他より暖かいのかな?

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このデリケートな色調の薔薇、すごくすてき。

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ふと見ると、害虫駆除と思われるガラス瓶が木に下がってて。
どうやって集めるのだろう?

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なるほど、底の部分が盛り上がっていて、しかもそこが入口になっている
わけですね。
ここにタバコ液などを入れておけば簡単に駆除できる・・・のかな。

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花盛りの庭!
右手の大きなクレマチス、なんてきれい!

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みっしり。

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Clematis Montana Marjorie。ほしいなぁ、これ。

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左手のルピナスもVividな色なのに、不思議と調和を乱さない。

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Naokoさんはルピナス、苦手なんだって。
私は好きだけどなぁ。

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まぁ、ちょっと虫っぽいといえば虫っぽいかもね。

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ニョロニョロ?

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庭の一角には池もあり、

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睡蓮も。

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キャンドルみたいね・・・。

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この楡の木陰にメモリアルがあるのだけど、ヴァージニアが
1941年に入水自殺を遂げた後、夫レナードがここに彼女の
遺灰を埋めたそうです。

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夫レナードへ宛てた彼女の遺書は美しく、感動的で、そして切ない。
ヴァージニアは一生涯、大人になり切らない子供のような人でした。
2歳しか違わない姉ヴァネッサを母のように愛し、子供のように庇護
されることを望みました。
神経過敏な作家の妻との生活は、夫にとってもかなり辛抱がいる生活
だったと思いますね。
それでも二人は生涯、添い遂げた。

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とても美しい庭で、とても哀しい夫婦のことを想う。

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この庭は愛情がある人が手入れをしているのがよくわかる庭です。

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オールドローズ、Charles de Millsと思いますがいかがかしら。

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こちらの深紅の薔薇はなんでしょう?

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入口近くの木陰の池。
庭は広くはありませんが、個人の家としては十分だし、
どこもかしこもすばらしい。

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奥にある、キッチン・ガーデン。
このプロパティはカフェはありません。
あるのはトイレくらい。

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サマーハウスの前で。
往年のブルームベリー・グループのメンバーがここで集っている写真が
ありまして、その真似をして撮ってもらう。。。
なかなか、この席からどいてくれないカップルのせいで何度も様子を
伺いに行く怪しいJapanese 2人組。(^^;
だってー。

後で振り返ってみると、ここのお庭が旅のハイライトだったかもなぁ。
他のお庭もよかったけど、ここのすばらしさは一番だったと思うのよ。

| UK_2016 | 00:27 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

わぁ~ここ行って見たいんですよ~
ちょっと前のクウネルに特集があって、その記事によるとウルフの遺灰が埋められていたところには元々二本の楡の木があって、レナードとヴァージニアと名前が付けられていたそうです。で、そのヴァージニアと名付けられた楡の木の下にレナードがウルフを埋めたそうなのですが(その後レナードの遺骨も同名の楡の木の下に埋められたそうです)ウルフの死後二年後の嵐の日に倒れ、レナードの木も80年代に病気になって枯れたそうです。そのあと目印として植えられたライムの木が大きくなり過ぎてしまったのですが、この辺りの条例で勝手に木を切ったらいけないので、遺骨を掘り起こして違う場所に移すことも出来ずにそのまんまになっちゃってるんだとか。
私としては移すよりも、彼らが愛した場所にいつまでも眠っていられる方がいいんじゃないかな、って思いますけれど。
本当に素敵な庭ですね。あーやっぱりいつか見に行きたい~!
(↑上記のお話、すでにご存知でしたら長々と書いちゃってスミマセン。)

| Saori | 2016/08/27 20:30 | URL | ≫ EDIT

そのエピソードは

知りませんでした。
ガイドブックには「楡」ってあったけど、楡は確かになかったんですよ。
私が撮った、マグノリア系の紫の花の木くらいしかなかったの。
でもライムの木もなかったような…?はて。

2人の間にはいろいろあったみたいですが、私も彼らの眠りを
妨げないで、そのままそっとしておいていただきたいと
思います。
夫婦のことは夫婦にしかわからないし、周りが忖度することじゃないし、
最期にお互いの名づけ合った木陰で隣同士に休むことを
望んだ気持ちを尊重してもらいたいな。

小さい、とても小さいプロパティですが、雰囲気がすごく
よいので、お勧めです。(^・^)

| 真木 | 2016/08/28 14:52 | URL | ≫ EDIT

Wow. ヴァージニア・ウルフの終の棲家?! こじんまりとした家が素敵。これくらいの大きさだと、実際に彼女が「暮らしていた」雰囲気が伝わってきます(大きなお屋敷は私の想像を超えてしまって、暮らしを感じられないみたいです)。あちこちに飾られている絵がこれまた味があっていいですね~。
お庭にもフレンドリーさが感じられて、歩いていてもくつろげそう。庶民が訪れるには(?)、やっぱりこれくらいの大きさが落ち着きますね♪ 

| paprica | 2016/09/01 06:03 | URL | ≫ EDIT

うふふ

papricaさん、

大きなお屋敷は居心地良くないですよね?
そりゃもちろん、そんな家に住むことはないでしょうけど。(^m^;)

ウルフ女史が住んでいたということもあってか、こちらの
庭は逍遥するのにいい感じなのです。
コンパクトだけど、疲れた頭や心を和ますというか。
まぁ、最終的には彼女は自殺してしまいますが、それでも
ここに暮らした年月が不幸だけであったわけではなく、
その名残りの空気を感じられたら幸せかもしれません。(=^・^=)

| 真木 | 2016/09/01 16:01 | URL | ≫ EDIT















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