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◆Smallhythe Place

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、次はナショナルトラストの[Smallhythe Place]へ。

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ここも何度目の訪問でしょうか?

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前回はこの入口脇の薔薇が満開でしたっけ。。。
時期的にはたぶん、さほど変わらないと思うんですけど、やはり
一期一会と言いますか。
ちょっと残念。。。

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薔薇は1分咲きってところ。。。

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この薔薇が満開に咲いていると、とても美しいんですよ。
"The Cottage"という感じで。

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ところで、このコテージはヴィクトリア時代の名女優 Ellen Terryの別荘
でした。(1899年から彼女の死の1922年まで)

役者一家に生まれた彼女は子供の頃から舞台で活躍し、16歳の時に、
30歳年上のGeorge Frederic Watts(有名な画家)と結婚しますが、1年もせずに
別居し舞台に復帰。

しかしまもなく、12歳年上のEdward William Godwin(有名な建築家)と
関係が始まり、続く6年間は舞台から姿を消します。

1878年にはSir Henry Irving率いる劇団の看板女優として、続く20年間
イギリスのシェイクスピア劇および喜劇女優の代表とみなされました。

彼女はトータル3回結婚し、結婚が破局するたびに舞台へ戻りました。
子供は娘と息子の二人、恋人は数え切れないほど。

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強烈な個性と強靭なパワーを抱えた女。
彼女のロンドンでの居宅では社交界の名士が集まり、華やかな暮らし。
ここはそんな女性が息つく場所だったのでしょう。

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建物は1514年建築の2階建て。
どこもかしこも、ものすごくたわんでます。

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邸内は彼女の演劇関係のコレクションとヴィクトリア時代の過剰な
デコレーションで埋まっています。

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窓辺のゲラニウム(フウロ草)。

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彼女の扇には有名人のサインや似顔絵などが。

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暖炉の前には猫マット!!

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これはどなたの肖像か忘れましたが、たぶん、女優さん。
スパッツを履いていますが、大胆に脚を出していて、これは当時としては
たいへんなセクシーさです。
おそらく、上品な女性は顔を背けるレベル。

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二階の踊り場。
なぜか、カメレオンのステンドグラス。

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二階から見下ろす薔薇園は・・・・・・・やはり、全然咲いてない。笑

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こちら、Lady Macbethの衣装です。
実際に彼女が着たもので、この緑色はなんと、

       タマムシ

の翅です。

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ギャーッ(*゚ロ゚)

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ぎゃ。
こ、これを一枚一枚、ドレスに縫い込んでいって、スパンコール的な
きらめきを演出したわけです。。。

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こちらはベルト。。。
タマムシさんたちはタイやインド、ブルネイから集められてきたらしいです。

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2階の床の歪みっぷりは半端なく。
ビー玉を転がしたら端から端まで行くレベルです。^^;

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舞台関係のあれこれが飾られていて、展示品をゆっくり見てると
けっこう時間がかかります。

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まぁ、なんてへたくそな筆記体!

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・・・と思いましたら、こちらのエドワード7世妃アレクサンドラ様でした。
おほほ、失礼!!

サンドリンガム離宮からの電報のようです。
お誕生日おめでとう、とありますね。

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犬猫用のバスケット。かわいい。

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Biddendenの結合双生児
の本。

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豚の貯金箱。・・・貯金してたんだろか?( ̄m ̄)

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彼女の寝室。
枕辺に母と子供たちのパステル画。

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豚のペントレイ。←豚好き?

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象牙にカエルや亀、山野草の彫金。日本製だね、これは。

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ジャポネスク。

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一階へ降りると、ダイニング。

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はい、この方がエレン・テリーさんです。

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80歳で亡くなった時の、デスマスク。
不思議なほど肌がきれいです。

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部屋の片隅にあったコレ。
・・・富士山ですよね!?
お鍋???

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彼女の肖像画や写真。
決して超絶美形というわけではなく、演技が魅力だったのでしょう。

狭くて歪んでいて、物がたくさんの邸内から外へ出るとなんだか
ホッとします。笑

何年かぶりの訪問ですが、今回は邸内の撮影がOKになっていました。
ナショナルトラストは頻繁に撮影のルールが変わるので、撮ってもいいか
どうかは入口で確認するといいかも。

| UK_2016 | 00:10 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは、こんな感じのところなんですね。
中は入ったことがないので、興味深く写真を拝見しました。
こういうごちゃっとした空間、私は好きなので、どんなものが置かれているんだろーと目を凝らして見ちゃいました。
豚の貯金箱とか富士山の土鍋(?)とか不思議ちゃん系な物が多くて面白い~~~
ご本人もエキセントリックな方だったのかなぁ、、、と想像してみました。
そうそう、ナショナルトラストって写真ダメーと言われたかと思えば、暫くしてから行くと「フラッシュなしならいいよ」とか、ちょくちょく変わりますよね。
入り口にサインが貼られていない場合も多いし、一言聞いてみないと、ですね。

| Saori | 2016/08/15 22:37 | URL | ≫ EDIT

ものがあふれているのがVictorian decorationと思います

Saoriさん

こんにちは。
中はとにかく、彼女にまつわる小物から衣装、本、絵画と物で
あふれておりましたよ。当時の演劇についてお好きだったら、
ものすごく興味深いと思います。有名人とのあれこれとか、ね。

同時代にフランスではサラ・ベルナールがいたでしょう?
コメディー・フランセーズの。
あの辺ともつながりがあったようですよ。面白いです。

NTの写真のルールは本当に変わりやすいですよね。
「ダメ!絶対!」から、「フラッシュなしならOK」まで。
くるくる変わる。^^;

2階の床はかなり歪んでるので、体重100kg超のアメリカ人観光客は
パスしていました。ナイス・ジャッジと思いました。笑

| 真木 | 2016/08/16 15:24 | URL | ≫ EDIT















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