◆Stoneacre

2016年6月のイギリス旅行記より。

Kent州の州都Maidstoneのほど近く、Othamにあるナショナルトラストの
[Stoneacre]。
ここは有名庭師が現在も住み、公開は週にたったの一度、土曜のみ
という、非常に訪れにくい度の高いプロパティです。

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私は二度目の訪問。
ただ、一度目は母連れだったため、何にも記憶がありません・・・。
母のアテンドに疲れ切ってしまって。(;´Д`)
なので、新鮮な気持ちで訪れることができました。笑

この屋敷はもとは15世紀に建てられたYeoman(独立自営農民)の
家だったそうですが、それは床に炉を切った小屋のような建物で、
その後いろいろな人の手に渡り、増改築され、最終的には1920年に
Aymer VallanceというVictoria時代~Edward時代の唯美主義者であり、
William Morrisの代表するArts and Crafts 運動に積極参加した人物が
購入した時には、崩壊寸前のボロ家屋だったそうです。

その時点で、Aymerは58歳。
もう、結婚は一生しないだろうと・・・彼自身を含め、みんな思っていたの
でしょうが、あにはからんや、なんと1年後、60歳で彼は結婚します!!
NTの係員曰く、「奥さんはここに住むのをイヤがったんじゃ」とのことで、
夫婦は結局、1928年に屋敷をNTに寄贈して住まいを移したそうです。
(彼は最終的には1943年、81歳で亡くなります)

屋敷は3つ4つ、近隣の古い建物を移築して切ったり張ったり(?)
した継ぎ接ぎでできているそうです。
Aymerさんは中世建築マニアだったので、この屋敷を「中世のYeomanが
住んでいた家」として復元しようとしたらしいです。

ところで、このプロパティへたどり着くためには、

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このようなNarrow roadsを乗り越えねばなりません。

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羊の点在する丘を見晴るかし、

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手前右に野っ原を利用した草ボーボーの駐車場。
そこに車を停めると、このようなFordが。
右に橋が掛かってますので、足が濡れることはありません。

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川の水を飲む羊ちゃんたち。

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丸々した子羊ちゃん。

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奥から上がってくるのですけど、けっこう足腰に来る傾斜です。

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門の近くには大きな大きな、つる薔薇。

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なんだろう、すごい繁茂しています。
いい匂い。

そして、いざ、秘密の花園(?)へ!

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こちらは有名な庭師の方がテナントで入ってるそうです。
彼が庭を手掛ける前は荒れ放題だったらしいですよ?
とにかく、居住者がいるがゆえに公開日も極端に少ないわけです。

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継ぎ接ぎ住宅とは思えない、見事な中世の住宅とそれにマッチする
ナチュラルでありつつ、トピアリーも多用した素晴らしい庭。

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ツゲの壁。

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もともとあった家は1階建ての小屋のようなものだったらしいです。

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家の中には大きな暖炉がインストールされていて、

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本物のログが燃やされていて、いい匂い!

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あったかいし。すてき。

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剥げてますけど、ドラゴンです。
なんでもどこぞのPub(なんとかドラゴン亭)から移築されたものらしいですよ。

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天井。

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アイロンフレームと色付きガラスの窓。

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このライオンはrampant(左足で立って手が上下)の姿勢。

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ここね、前に来た際は写真撮影禁止でしたよ。
今はOKになってました。

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私はバロックやロココやヴィクトリアンなんかより、こういうシンプルな、
いっそ、プリミティヴとも言えるような室内装飾が一番好き。

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Invaute・・・招待、かな?続く言葉はto・・・なんだろう?

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聖母子像。
カトリック教会のものみたいですね。
こういうのはすべて、Aymer氏がお金にあかせて集めたものです。
彼の家はビール醸造で成り上がったブルジョワだそうです。

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三角形の椅子もチューダーっぽい。

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美術品収集家Herbert Percy Hornデザインの、テキスタイル。
「主の賛歌(トランペットを吹く天使)」

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次は2階へ上がります。

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寝室。

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白うさぎのステンドグラス。

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ここの窓のステンドグラスはとても有名なもの。

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桜と小鳥なのですが、何の鳥でしょうね?

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アーツ&クラフト運動のものだと思います。

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この窓から下を望むとこんな感じ。

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ちょっと怖い、ウロコ状のローブを着た皇帝Maximilian Iの妻、
Marie Henrietta de Bourgougneの肖像画。
なんでハプスブルグ家の肖像画?と思うでしょう?
中世マニアのAymer氏が好きだったんでしょう。。。たぶん。

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と、足元に毛むくじゃらが!!

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なんでここに犬が?!
どうも、NTのボランティアガイドの連れてるワンコらしいです。
部屋の中まで入れちゃうのって、初めて見ましたけどね。。。
いいのか?

さて、邸内はこれで終了。
ガイドのおじさまがいろいろ教えてくれるんですが、とってもわかりやすい
英語で助かりました。聞き取りにくい英語の人だと何言ってるのか
まったくわからないこともありますし。^^;
聞き取れると嬉しい!

お次はお庭ですよ~♪

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Author:willows66
庭・旅行・美味しい料理・英文学・映画・ピアノ・猫・蛙フェチの女の日記。

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