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◇Blickling Hall(3)

[Blickling Hall]の続き。

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さて、いよいよ内部へ入りましょう。
正面入り口より、空濠に渡した小さな橋を渡って中へ。

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お濠・・・現在はこのように芝生が敷かれています。

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[The Great Hall]

中は18世紀にいろいろ改築されていて、厳密にはJacobean stayleでは
ありません。(Jacobean era :だいたい1603-1625年くらい)
こちらもダブルウィング様式の新しい階段が取り付けられています。(1767年)

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なんですか、このイス。

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      下手すぎる・・・(--;

いや、好きですけども。笑
大好物ですけども!こりゃー、ひどいわ・・・

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Victorianの車いす。
なぜか、現代の最新型より座り心地は良さそう?に見えます。

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これはsedan chair
両側に木を差し込んで、御神輿のように担いでいくものです。
(貴人の街中での乗り物)

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階段の彫刻はJacobean styleですね。復興なのか、オリジナルなのかは不明。

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天井にはプラスター・ワークが。

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牡牛さんです。
Sir Henry Hobartのシンボル。

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Charles1世とその長男Charles2世
Van Dykeの絵の部分コピーかな?

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Charles1世って、背が低いので有名なんですけど、さすがは宮廷画家
だけあって、そんなことみじんも感じさせませんね。上手だわぁ。お追従が。。。
ピンク色のストッキング。。。
靴には薔薇飾り。
同じチビでも、Louis14世の時代になると、これがハイヒールになるんですが、
まだこの時代はさほどかかとは高くないですね。
低身長なCharles1世には気の毒なことに。

左手に立つCharles2世は女装してますね。
5歳頃までは男児も女児の格好をさせられていました。
思うに、トイレがOKになるまではスカートの方が処理しやすいのでは?
もちろん、公式的には女児より男児の方が弱いことが多いため、頑丈な
女児にあやかって(?)そういう格好をさせたということもありましょうが。

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こちらはCharles1世妃、Henrietta Maria of France
こちらもVan Dykeのようです。
彼女も出っ歯で有名だったのですが、たいへんお美しく描かれています。

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[The Brown Drawing Room]

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これは1732年の売り立てで、いにしえの館の持ち主であったSir John Fastolf
のCaister Castleから出たFireplaceです。
14世紀の作品とされていますが、天使の羽が肩と腰から生えています!!
こんなの初めて見ました。ぶ、不気味・・・。(--;

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Mary1世ですね。
彼女の肖像画にしては、なかなかかわいく描かれています。

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衣装も豪華。

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額装が一緒。
これは誰だろう?

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えーと。スコットランド女王Maryだ、そうです。
えー。
美化しすぎ・・・。<誰だかわからないレベル。

[The Dining Room]

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樫板を張り巡らしたいかにもジャコビアンな部屋ですが、18世紀に行われた
ジャコビアン・パスティーシュ(なんちゃってジャコビアン)だそうです。

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左手の方が最後の館のオーナー、第11代Lothin侯爵です。

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この屏風は中国風でありながら、イギリスのものだそうです。

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こちらは若かりし頃の、Elizabeth1世です。
白塗りお化けと化す前のようで、非常にかわいらしい。<E女王比

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面影があるっちゃ、ありますね。

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James1世妃、Anne of Denmarkです。

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中央のfireplaceのovermantelには、1627年Sir Henry Hobartとその妻
Drothy Bellの紋章が掲げられています。

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このテーブルの、お客様配置案が面白いです。
テーブルの両端に主人夫妻。
右手左手にお客様を配置するんですが、

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お客様の性格とか相性などで、プランの変更があった模様です。
下の方の注意書きには主人夫妻の持つワイングラスにはお酒を
満たさないこと、などとあります。<なんで?

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ここはダイニングに付随するButlerのサーヴィスルームです。

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スプーンまでガラス・・・。

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[Kitchen]

1930年にここに移されてきました。
それまでは地階にあったのかな。

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かわいいカップ。和と洋が合体してますね。

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Butlerの銀食器室。

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うーん、落ち着く・・・笑。
明るくて、かわいいキッチンですね。

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1930年代ということで、そんなに前近代的には見えません。

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このAGAは最近のですよね~。

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こういう場所なら少人数で働けそうです。

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フルーツ絞り器。

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錬鉄製のオーブン。

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ヴィクトリアン末期ですかね。

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このボウルやふた付きの容器、ほしいわ~。

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キッチンから外へ出る階段。
真ん中が凹んでいます。どれだけの人間がここを行き来したことでしょうか。

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Great Hallに戻って。
たくさんの旅行鞄。

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Cunard汽船の荷札です。
Queen Elizabeth号で有名なカンパニーです。
荷札の字が汚すぎて読めないけれど・・・。
8月26日にリヴァプールからどこかへ向かう船で、一等船室と書いて
ありますね。

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手すりのナトキン。

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Why are you here?・・・って意味不明なmottoですね・・・どーいう意味だ・・・。

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2階へ上がります~。

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[The 'O' Room]

1793年、この部屋はLady Belmoreのドレッシングルームでした。
現在は男性用の部屋のように装飾されています。
ベッドの上には燕尾服もありますし、ドレッサーは男性用です。

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壁紙は20世紀初頭のフランス製のコピーです。
こういう柄のショール、19世紀初頭に流行りましたよね。

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[The Print Room]

1770年代初頭は寝室でした。
1974年に'A'ルームで発見された印刷物が当初飾られたと思われる、
この部屋に移されました。
全部で52枚、18世紀の印刷絵です。

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大理石の暖炉の前にはガラス製の火の粉除けスクリーン。

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イタリアの匂い・・・。

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[The Lothian Row Bathroom]

19世紀半ば、ここはドレッシングルームからバスルームへ変更されました。

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キューピッドを手掴みしてゲージに突っ込むひどい女性。
何の故事なのかしら?

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体重計です。
体重計なのに、座る場所にはふかふかのクッション!

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これって一人で測ると言うより、誰か召使いが分銅を載せて量ったんでしょうか。

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このタブは今世紀になってからインストールされたと思われますが、
例の、シャワーヘッドなし子ですよ。。。
これって、本当に入りにくいお風呂ですよね。今でもたまに田舎のB&Bで
お目にかかることがありますが・・・。
石鹸で洗った体を流せない構造がイヤすぎます。

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ふたを開けると、トイレです。

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[The West Turret Bedroom]

この寝室が1760年代まで、この屋敷の主寝室でした。
ベッドは現代のものですが、ニードルワークは17世紀終わりから18世紀初頭の
とても古いものだそうです。

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真ん中とベッドカヴァーはこちらの女主人の作品だと聞きました。

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Intarsio(日本で言う寄せ木細工?)、美しいです。
スズメかなぁ。

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[The West Turret Bathroom]

先ほどの寝室のバスルームになります。

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あんか?
お湯を入れて使うのだと思います。

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絶対に自分の顔が見えない鏡。・・・私はちびっこなので。笑
19世紀のマイセンの陶磁器です。

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[The Chinese Dressing Room]

元はこの部屋も中国製の高価な手書きの壁紙が貼られていたもよう。
現在は18世紀のイギリス製の壁紙の複製が貼られています。

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この部屋に飾られている肖像画はどれも、この屋敷の一族です。

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[The Chinese Bedroom]

17世紀後半から、西欧では中国趣味(シノワズリ)が流行しました。
この部屋はその流行によって作られたもの。
真ん中の白い箪笥は、通例黒い漆塗りの日本製のものですが、
異色にも、白い漆塗り?箪笥です。

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手書きの中国製の壁紙に、細かいテクニックで作られた中国のパゴダ。
ラッカー製のキャビネットに、手前には大名家クラスの日本の蒔絵の器。

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1760年製の天蓋付きベッド。

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壁紙のカップルから覗かれているのか、こちらがあちらを覗いているのか。

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[The South Drawing Room]

元々はここがSir Henry Hobart時代の、Great Chamberでした。
つまり、屋敷で一番重要な部屋とされる場所です。
1671年にはここでCharles2世が歓待され、1760年頃には、
第2代Buckinghamshire伯爵が応接間に変更したそうです。

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ですから、こちらには国王の肖像画。
George3世陛下です。

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ものすごく長体掛かってますね・・・。

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こちらは同妃、Sophia Charlotte of Mecklenburg-Strelitz

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このお二人はせっせせっせと?、イギリス史上類を見ないほどの
悪貨ならぬ、悪童を生産されました。。。<全部で15人!!

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マントルピースの左には、初代Buckinghamshire伯爵の姉であり、
George2世の愛妾でもあったSuffolk伯爵夫人の肖像画があります。

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等身大です。
ドミノを手に持ち、エプロンもしています。スカートも短い。
どこか、ヴェネチアのカーニヴァルの仮装のようです。

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彼女は美貌で国王を虜にしたというよりは、機知で有名でした。
また、賢夫人として名高い王妃Caroline of Ansbachとも良好な関係を
築いたようです。
※George2世といい、Suffolk伯爵といい、どうしようもない夫だったので
 女性同士が連帯してもおかしくありません。。。

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最上の部屋だけあって、窓からは庭が一望のもとに見えますし、

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天井のプラスターワークも手が込んでいます。
これは正真正銘、Jacobeanです。1620年製とのこと。
日本でも、お寺などで格式の高い部屋の天井は格天井になってますよね。
あれと同じ意味合いです、西洋の天井も。格式によって装飾に違いがあります。

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[The Long Gallery]

奥行は123mもありまして、初代Buckinghamshire伯爵が現在、Great Hallに
飾っている、一連の等身大の肖像画を飾るために使用していました。
天井装飾がすばらしいね。

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第8代Lothin侯爵がOxford大学で知己となった装飾芸術家である、
John Hungerford Pollenによって、袖壁(Frieze)に手書きの装飾が
されています。

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猛禽類に小鳥と小動物。
それにケルト的装飾。

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私から見るといまひとつ絵は上手には見えない(笑)けれど、装飾芸術と
考えればこれでもいいかもです。

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天井装飾。雨と太陽を司る女神?"Doctrina"と書いてありますね。
教育のシンボルだそうです。(他には五感を表すシンボルもあり。)

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1745年頃に、遠縁のSir Richard Ellysという准男爵から蔵書を遺贈されました。
彼は1720~30年代にイギリスとヨーロッパ大陸で、貴重な本を集めた
コレクターでした。
元々屋敷にあった、Sir Henry Hobartの蔵書にこれらを加え、ギャラリーを
ライブラリーへ変えました。
本に陽の光は禁物!!
本好きならこの部屋の使い方には納得がいかない気がする。。。

ちなみに、1932年に第11代Lothin侯爵は相続税のために、160冊の古書を
New Yorkで売りました。
しかし、売ったのは実はこの"Ellys Books"ではなく、Newbattle Abbey由来の
蔵書でした。
というわけで、"Ellys Books"は今も、Blicklingで生き延びています。

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ここが屋敷のほぼ中央に当たります。
ゆえに、整形式庭園のパースペクティヴな景色を堪能できますね。

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網目状に日焼けするがな・・・。<背表紙

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これは国王用の椅子だそうです。
眉唾ですが、James2世がアイルランドに居る時に座った国王の椅子で
Clanbrassil伯爵がBuckinghamshire伯爵に贈ったそうです。ホンマかいな?

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真ん中の暖炉には古いタペストリー(17世紀ブリュッセル製)が飾られており、
その両脇に小さな4枚の絵が掛けられています。

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Richard3世

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うーん、誰?

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Edward6世

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たぶん、王家の女性。。。

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この天井にもSir Henry Hobartの牡牛が。

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クラウンの部分まで続くプラスターワークと、その下の壁絵。本棚。

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反対側のフォルテピアノ(1829年製)から見るとこんな感じです。

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漆喰なのかなぁ。

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カラスにフクロウ。

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タイトルに"Visus"(幻視)とあります。
たぶん、五感の一つ、視覚のシンボルでしょう。
女性が手鏡に見たものは・・・?!

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[The Peter The Great Room]

1778~82年頃作られた部屋ですが、1987年に再装飾されました。
右手の大きなタペストリーはピョートル大帝ポルタヴァでスウェーデン軍を
撃破した1709年の勝利
を描いたものです。
第二代Buckinghamshire伯爵がロシア大使を務めた際、エカテリーナ女帝
より与えられたものです。

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おお、Gainsboroughによる肖像画ですね。
第2代Buckinghamshire伯爵の二番目の妻、Caloline Conollyです。

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奥には同じくGainsboroughによる夫、第2代Buckinghamshire伯爵の肖像画。
結婚記念でしょうか?1784年に描かれたそうです。

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[The State Bedroom]

修復中のようです。
・・・っていうか、修復中にしたって床に放り出しておくかぁ?
こういうところがイギリスらしいというか・・・。

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こちらは国王の寝室らしいのですが、実際にはここでお休みには
なってないそうです。
GRとありますから、George3世のためだったんですかね?
(実際に泊まる泊まらないは別にして、屋敷の中に国王さえも宿泊できる
施設があるというのが一つのステータスであったので、このような部屋は
無駄だけど、無駄じゃない?というか。必要な投資?だったのかも)

長くなりましたが、以上、Blickling Hallでした。

| UK_2015 | 23:48 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

こんにちは~
すごい充実したお屋敷紹介でしたー!
見どころ満載で面白いお屋敷ですね。
私が気になるのはやっぱりキッチンと図書室。
どこに出かけてもこの二箇所はすごーくじっくり見たくなります。
ここの図書室ほんと、お日様燦々ですねえ、、、大丈夫なんでしょうか。

我が家はいつも旅行に出かける際に、プラスティックの大き目のコップを持参してます。
シャワーヘッドがないお風呂の場合、これを桶代わりにして泡を流すんです。
プラスティックのコップだから、旅行が終わって帰る日には捨てちゃっても惜しくないですしね。
特に我が家は子供たちのお風呂の際にこれがないとホント困るんで、旅行の際は必須です。

| Saori | 2016/01/28 20:14 | URL | ≫ EDIT

この日は

二軒回ったんですよ、私にしては珍しく。
二軒目のお屋敷(ここ)の方が好みでした。
時間が足りなくて回り切れなかったのが残念無念!
教会とか湖のあるお庭とか・・・見終わらなかったです。

私は書痴なので、本棚には遮光カーテンを被せて、カバーしてます。
たぶん、本当に大事な本はここには陳列してないと思いますが、
他の本だって傷んだらかわいそうですよねー。

Saoriさんったら、準備がいいですね。笑
私はこういうお風呂に当たった場合、B&Bの人に水差しを
借ります。笑
聴診器型のゴムの先にシャワーヘッドが付いたやつもブーツとかで
売ってますよね。。。

イギリスで謎なのは、シャワー用のブースと湯船が別仕立てのお風呂。
ふだんはシャワーで済ませて、たまに湯船に浸かるのかな?

| 真木 | 2016/01/29 10:17 | URL | ≫ EDIT















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