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◆Chastleton House(2)

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コッツウォルズの北端、Chipping Nortonの西側にある、このお屋敷。
Chastleton House】の続きです。

現在、ナショナルトラスト所有で、入場制限があります。
入り口で時間制のチケットをもらって、時間が来たらば中へ入ります。
ガイドツアーになってます。

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中へ入るとまずは《The Great Hall》というのはお約束の構造です。
ここが屋敷の心臓部。
昔々の時代では、ここですべてが展開されたのです。
(会議、食事、宴会、裁判、娯楽、就寝、トイレ、etc...)
時代が下ると、屋敷の権威を象徴するための空間となりますが。

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この屋敷は「成り上がり」の建造者が作ったもので、そこがこの一族の
財政的にも社会的にもピークの時代だったもようで、めぼしいものはあまり
ありません。。。

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暖炉には火が入ってました。

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チャイナの漆塗りのチェストにヨーロッパ式の足台。

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虫、です。
こういうものを題材にするのはアジアな感じですよね。。。

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古伊万里、かなぁ?

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このヘタウマカーヴィング、いかがです?

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すごい、出ベソ・・・! ←そこか?

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大紋章。

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《The White Parlour & The Lobby》です。
ここはくっきりはっきり、ヴィクトリア時代の改装ですね。
元々はオークのパネルで覆われた、暗い感じの部屋だったことでしょう。
それを白塗りにして、窓を大きく取り、明るい部屋に変えている。

ここだけに限らず、この屋敷の改築改装はいわゆる、「Jacobethan
スタイルになってます。
エリザベス1世女王様式とジャコビアンを融合させたスタイル。
邪道な気がしますなぁ。

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こちらは《The Great Parlour》になります。

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わかりにくいですが、このマントルピースには「火薬陰謀事件」の
首謀者の姿を刻んだ「火の粉覆い」が置かれています。
これは後世の作で、この屋敷の地所の元の持ち主が陰謀事件の
リーダーであった故事を偲んで、NTが置いたみたい。

暖炉の両脇にはタイルが使われていて、

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これは古いもの。
デザインがなかなか面白い。オランダ製かな?

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真面目な聖書の一説を模したタイルと、遊び心にあふれるタイルが
入り混じってるのがいい。

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動物も、味がある。

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テーブルの上には古いグラスが。

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ちょっとわかりにくいですけど、とても繊細な作品です。
ステムのところはエナメルでリボン装飾が入っていて、なかなか技巧的。
これは、「ジャコバイト」のグラスなんですよ。珍し~~い!
※ジャコバイト・・・カトリック教徒のジェイムス2世を正統と奉じる一派

そういえば、数々の陰謀に与したThrockmorton家のある【Coughton Court】も
ここから近いです。
ジャコバイトのたまり場?

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スチュワート王家の忠実なるロイヤリスト。・・・と主張するかのような
ステンドグラス。

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こちらはチャールズ1世陛下。(>ピューリタン革命後に処刑)

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奥方のヘンリエッタ・マリア王妃。(>母国フランスへ亡命)

ステンドグラス自体は後世の作。
この屋敷は19世紀に直系子孫が絶え、傍系に譲られます。
その時のオーナーが歴史的に何にもないこの家屋敷に箔を付ける(?)ため、
いろいろな改築改装を施しているのです。涙ぐましい感じ。

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裏階段。使用人が使う階段。瓶が萌え♪です。

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こちら、主人とお客様用の表階段。

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先端恐怖症の人にはいやがられそうな階段。笑

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こちら、先ほどのチャールズ1世の息子、チャールズ2世陛下です。

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謎の姉妹。
パンタロンがかわいいっ!

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《The Fettiplace Room》という寝室。

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鼻もげ。

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《The Great Chamber》、主寝室ですね。
玄関入ってすぐのGreat Hall に次ぐ、この屋敷の一番上等の部屋です。
だいたい、構造的には一階のグレートホールの真上の部屋になります。
寝室なんだけど、プライベートな空間などではなくて、うーん、お屋敷の
主人一家の居間であり、使用人や家臣団も寛ぐようなスペース。中世までは。
そこから、徐々にプライベートな空間へ変遷していき、17世紀頃には
「屋敷で一等上等な、主人夫妻の寝室」となります。

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マントルピースの上の飾り。

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天井の飾り。

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《The Sheldon Room》
ここはこの屋敷の最後の所有者夫人である、Barbara Clutton-Brockが
夫の死後、2005年に92歳で亡くなるまで住んだ部屋だそうです。
住んだ・・・と言っても、営々と昔から置いてあるものは動かせないので、
彼女自体が「部屋に間借り」していた感じだったようです。
住みにくいですよね・・・。
しかもこんな大きなお屋敷に、一人二人の使用人とだけなんて。
怖すぎる。

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これも中国の小箱っぽい。
てっぺんに針刺しがあるのが面白いですね。

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《The Cavalier Room》

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刺し子刺繍のベッドリネンが美しい。
これは第5代オーナー夫人の手製だそうです。上手ですね。

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19世紀の壁紙もかわいい。女性らしい部屋ですね。

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天井からぶら下がっているのが使用人を呼ぶ際に引っ張ったリボン。
これを引くと、使用人部屋のベルが鳴るという仕組み。
おちおち休んでもいられないですなぁ・・・。

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日本式に言う三階は《The Long Gallery》になります。
雨の日や寒い冬はここで運動や散歩をしたりしました。
この屋敷にはないけれど、一般的には壁にたくさんの絵を飾りました。
それらをためつすがめつしながら、歩く。

・・・なんだか、無用の長物みたいな部屋ですよね。^^;
フランスにはこんな部屋、ないような気がする。
ギャラリーはギャラリーとして、純粋に芸術作品を飾るものとして存在したような。
(ここらへんが英仏の違いかもしれない)

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天井の漆喰装飾。
美しい。
テューダーローズが描かれていますね。

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マントルピース前には謎のおもちゃ。

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うーむ。
こいつを股に挟んで、後ろにも子供が並んでギャーギャー楽しんだのでしょうかね?

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マントルピースの上の木彫。
たいへん、プリミティヴな意匠です。

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人を小ばかにしているのか、獅子舞か。
京都のお寺さんなどでよく見る、乾ききった昔々の木材の感じ。

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こちらは地階の《The Old Kitchen》。

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しろめ(Pewter)のお皿やジョッキ。

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ここは《The Beer Cellar》だったかなぁ。ちょっと失念。。。

| UK_2014 | 19:40 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

やっとお屋敷の中を見せてもらえた~^^
もうじっくりなめるように見ちゃいましたよ(笑)
デルフト焼きのタイル、背負い投げしてるみたいな絵は一体!?
なんだろう、ってすごく気になっています。
しかしこんなお屋敷に最後は一人の老女が数人の使用人とだけ暮らしていたなんて、、、ホント怖い。
私は無理です、なにか出そうじゃないですか~
思いっきりいわくつきのお屋敷だし。
こっちの人って出る家を好んで買う人もいますが、あの神経どーしても私には納得できないです、、、怖がりなもんで。

↑ご家族内だと血がつながっているだけに、なかなかすっぱり切り捨てられないし、大変ですよね、、、
せめて京都旅行が楽しいものとなりますように。
所詮カエルの子はカエル、、、かもしれませんね。残念ですけれど。

| Saori | 2014/12/19 19:13 | URL | ≫ EDIT

わはは

遅くなってスンマセン・・・。笑

タイルの絵は、ん~、レスリングじゃないでしょうか?
ブリューゲルの子供の絵でもよく描かれているし、
昔は寒いから(?)こういう遊びが流行してたのかも。

イギリス人の怪異好きって、私も信じられません。
「栄光の手」(=蝋漬けにした死刑囚の手)とかも。
うーん。^^;

義兄がとってもいい人なので、そっちの血筋だと
いいなぁーと楽観視していましたが、やはり、子供は
環境が作るものなんだな、と。
姉が「マイク・ハマー、俺が掟だ!」式の家庭なので
どうしても義兄の影響は低いんです・・・。

京都旅行は、白髪が増えました。笑
老人はどうしてもわがままな生き物(苦笑)なので。。。

| 真木 | 2014/12/22 11:06 | URL | ≫ EDIT















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