◆Chastleton House

Moreton-In-Marsh近くの【Chastleton House】へ。

なぜここに行ったのか・・・?
今となっては不明。
たぶん、私の好きなJacobeanスタイルの屋敷と聞いてのことだと思われ。

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見ての通り、門から屋敷までものすごく近いです。
(ただし、駐車場から屋敷までは15分くらい丘を下る感じ)

これはこの時代の様式としてはとても変わっているそうです。
同時代の屋敷は、門から入り口まで、壮大なアプローチを描くことが普通。
また、屋敷に庭園が付随していないのも異色。

1607-1612年ごろ、法律家のWalter Jones氏が建てたそうです。
彼は元々はウェールズ出身の羊毛商人の家系の出ですが、James1世時代に
法律家として財を成した模様。

(おそらく自営農民)→羊毛商人→法律家→地主、と当時の人生すごろくを
上がってる感じです。

ところでこのお屋敷。
ジョーンズ氏が所有する前はなんと!!
火薬陰謀事件で有名なGuy Fawkesくん一味のリーダーであった、
Robert Catesbyが所有する地所だったそうです。
カトリック教徒であった彼は1601年、"Essex Rebellion"(エセックス卿の反乱)
に連座して、逮捕罰金刑を食らいます。
罰金を払うために、この家屋敷を売り立てに出し、それを購入したのが
ジョーンズ氏。

彼はケイツビーの建物をすべて取り壊し、新しく家を建て替えします。
それは1605年に彼が火薬陰謀事件を起こしたからかもしれません。
単に、ケイツビーの屋敷が古かったからなのかも。
それはわからないけれど。

国王大逆罪を起こした人物から買った家に住むなんて、ちょっと外聞も悪い
ですよね。

余談:ジェイムズ1世の頃のスコットランドの人口は80~90万人、
   イギリスのそれは450万人規模。
   現代UKの人口が5000万ですから、400年間でほぼ10倍って
   すごいですね。黒死病で人口が激減していたのもあるでしょうけど。

   ちなみにわが日本、同じころの人口は江戸で1200万人(多!)です。

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このファサード、Jacobeanの特色出ていますね。
このお屋敷、なんと400年間持ち主の一族が変わらなかったそうです。
すごい!!

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キングサリがきれい。
きれいに刈り込まれたyewと芝。

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屋敷の裏側には小さなキッチンガーデンとCroquet用の芝地があります。

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クローケーを楽しむ訪問者たち。
この階段すぐそばにこんなプレートが。

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    ”クローケーのフィールドルールはウォルター・ジョーンズ氏により
    ここ、チャッスルトンハウスにて初めて制定され、1866年4月7日に
    出版された”


競技クローケー発祥の地だというわけです。
それまでクローケーはどちらかというと地方色豊かで、バラバラでした。
それを国際的なスポーツ競技として、ルールをそろえる必要があったんでしょうね。

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こちら、貧弱なキッチンガーデンとフェネル畑。

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ヒイラギの枝を新芽に被せて、虫除けにしています。
初めて見ました。(効果あるの?)

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謎のトピアリーがにょきにょきと。

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心を無にしてみても、何を表現しているのか皆目見当もつきません。^^;

1991年にナショナルトラストに移譲されるまで、一つの一族が連綿と
受け継いできたという珍しさ。
また、資金力も乏しかったためか、あまり改装もされず、手つかずの
古い様式を垣間見られるのも特徴です。

屋敷の中は入場制限があり、まず時間制のチケットをもらって、
ガイドさんが案内して回る感じです。

中についてはまた後日。

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このお屋敷、好きだな〜。ココにはもう誰も住んでいないの??ナショナルトラストに移譲ってことは、もう個人の持ち物ではないのかな。よくわかんないんだけど、建物の色もいいし、ピシっとアイロンがかかったようなデザインも好きです。
お庭もいいねー。トピアリーっていうの? いいっ!このむにょむにょとして分けわからないフォルムが、真面目すぎる建物のラインに相反していてとてもいいっ。

あぁ、それにしても、緑がとっても緑なのですね。

こんにちは~^^
真木さんはジャコビアン様式がお好きなのですね。
私はやっぱりゴシックリバイバルですねぇ、、、
ジョージアンとかクイーンアンとかも嫌いじゃないんですが、やっぱり独特の雰囲気のあるゴシックがお気に入りです。
ここのお屋敷、何だか最近見た事あるなぁ、、、って思ったらTV番組で取り上げられてたんですよ。火薬陰謀事件と絡んだ話で思い出しました。
ナショナルトラストも会員のくせにぜーんぜん出かけてないので、絶対元取れてないなぁ、、、といつも思います。
こういうお屋敷もっとたくさん見たいんですが。
中の案内も楽しみにしてますね!

ここは無人なのかなぁ?

papricaさんもこういうのお好き?
ふふふ。
ヨーロッパは一連の建築様式の流れがあるから、好きな
建物が集まってる地域を旅行するのもなかなか乙ですよ♪

ここは1991年に最後のオーナー夫人が亡くなるまで住んで
いたそうです。ほとんど、廃屋!でした。
公開していない部屋の部分が結構あるので、もしかしたら
オーナー一族か、NTの管理者などのテナントはいるかも。

トピアリーはまさしくJacobean時代のプレジャーガーデンで
流行ってたんです。チェスの駒とか白鳥とか狐とか小鳥
とか、オーナーの趣味全開なんで面白いですよv-22

うーむ

Saoriさんとはわが実の姉以上にいろいろと趣味が合いますが、
建築様式については合いませんね~笑
ゴシックはさほど嫌いじゃないですが、リヴァイヴァルは
あきまへん!笑
バロックは許せるけど、日本のバロックと呼ばれる東照宮はダメ!笑

なんて。
好き嫌いは千差万別ですものね。^^
(ただいま、「大改造」前のパリが舞台の『モンフォーコンの鼠』
を読んでいますが面白い!私はパリも19世紀の改造で台無しだと
思う一派です 笑)

TVでこの屋敷、取り上げられていたんですか?
ええー、見たかったなぁ。
内部の方もそのうちupしますね!
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Author:willows66
庭・旅行・美味しい料理・英文学・映画・ピアノ・猫・蛙フェチの女の日記。

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