PREV | PAGE-SELECT | NEXT

≫ EDIT

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

| スポンサー広告 | --:-- | comments(-) | trackbacks(-) | TOP↑

≫ EDIT

◆William Morrisの愛した教会 in Inglesham

さて、話は戻りまして。
Cotswolds滞在中の話。

St John the Baptist Church】はSwindon近郊の野中にある
古ぼけた教会です。

141101.jpg

鐘楼が少し変わっていますが、まぁ、普通にどこにでもあるような?
村の教会です。

141101-2.jpg

横から見ると、増築されているのがわかりますね。
この教会はアングロ・サクソン時代に起源を持ち、およそ13c初頭に
構築されました。

  ☆ちょっとwikiを読んでみました。
   なんと、1205年John王によりBeaulieu Abbeyのシトー派修道僧に
   この教会は与えられたそうです。Beaulieuでシトー会の修道院跡を
   見ましたよ!へ~、あそこと関係があるのか。大分離れていますけど?

141101-3.jpg

こちら、入り口。
壁には少し、昔の色が残っています。

141101-5.jpg

とても小さな教会です。

141101-4.jpg

その狭い中にボックス型の信徒席(共和国時代のものだそう)が
みっちりと。

141101-13.jpg

ここはクッション付きですね・・・。座りたくない雰囲気ですが。^^;
とにかく座面が狭くて、お尻の大きな人は長時間座れないでしょう。
居眠り防止用?笑

141101-15.jpg

昔のイギリス人はきっと、小柄だったのでしょうね。

141101-11.jpg

もはや、どこのどなた様の墓碑かも不明。

141101-9.jpg

騎士階級の墓碑。

141101-10.jpg

サクソン時代の聖母子と思われます。
この丸っこいフォルム!!素朴だけど力強い。
ノミの跡までくっきりと。

  ☆おっそろしいことに19世紀まで、この彫刻は屋外の日時計として
   使われていたそうな。穴が開いているところに日時計の針を刺す。
   元々の教会内での位置は不明。

141101-8.jpg

往時は色彩で満ち溢れていたと思われます。
漆喰装飾は、長持ちしない・・・。

141101-7.jpg

漆喰装飾はスピードが命!なので、自然と筆致も大胆なものに。
フリーハンドでサササーっと描いてる雰囲気ですよね。笑

141101-6.jpg

何一つ読めはしませんが、『十戒』だそうです。はい。

141101-14.jpg

ちょっと見にくいですが、碑文にはこのように書いてあります。

   「この教会を愛ししウィリアム・モリスの
        情熱と助力により
      1888-9年に修復された」

141101-12.jpg

写真は墓地にあった、丸太で作った十字架を石で模した面白い墓碑。

現在、こちらの教会は【The Chuches Conservation Trust】という団体
によって管理運営されています。
教会としては命を終え、礼拝は行われていません。
でも、どこの教会より静謐な空気、atmosphereに満ちているように感じました。
London の Westminster Abbey やら Paris の Notre Dameなんかより。

モリスはヴィクトリア女王時代に行われた、古きをぶち壊してキンピカの
模造品のような建物を乱立させる破壊活動を憎悪していました。
彼の目指した修復は、「なるべく昔のものを今後も生き延びさせるために
必要なことをする」というものであって、扉が虫食いでボロボロだから
新しい扉に付け替えるとか、漆喰壁がはがれて汚いから塗り直すとか
そういうことではありません。

表面的にきれいで立派であればOKであったヴィクトリア女王時代。
それが当たり前の時代に、「古いからこそ良いのだ!この素朴にして
神妙なる美しさを壊してはならない!」と主張したモリスは現代的な
感性の持ち主であったと言えましょう。

一度壊したものを取り戻すのは不可能です。
それは日本人として、私たちは痛いほどわかっています。
日本も、破壊に次ぐ破壊で過去の文化を惜しげもなく葬ってきました。
その結果、何が残っているのか?

人々は単純なので、目の前にあるからこそ偲べるものです。
無くなったものを思い起こせと言われても不可能。
すべてを残せとは言わないけれど、あまりにもすべてを壊し尽す
ことは暴力的に感じます。

モリスが現代に生きていたら、すばらしい活動家になったことでしょうねぇ。

| UK_2014 | 19:04 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

COMMENT

素敵な教会ですね。
使われなくなった今も大切に保護されているのが素晴らしいと思います。
この国はそういうところはいいんですけどね、、、
不必要な古いものまで後生大事にしているのがちと問題アリだと思いますが。
ビューリーのシトー派の修道院跡、モーターミュージアムのところのですよね?
私も行きましたよ^^

↓Pubご飯がとってもおいしそうです!

| Saori | 2014/10/29 00:05 | URL | ≫ EDIT

わはは

>不必要な古いものまで後生大事にしているのがちと問題アリ

それは・・・!!
難しい問題ですね。^^;
要・不要を誰が決定するのか?という問題もあり・・・。
保存や保護にも費用はかかるし、場所にも限りがあり。
かといって、何でもかんでもぶっ潰す!式もねぇ。
悩ましいです。笑

ビューリー、そう!
モーター博物館の賑わいとはうってかわって、地味な
Abbey跡地です。笑

| 真木 | 2014/10/29 13:20 | URL | ≫ EDIT















非公開コメント

TRACKBACK URL

http://willows66.blog.fc2.com/tb.php/246-c21a1ea6

TRACKBACK

PREV | PAGE-SELECT | NEXT

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。