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■Rousham House & Garden

2009/6月。
母とロンドンより一路、ジャパニーズおばさま族憧れの地Cotswolds地方を
目指す。
途中、【Rousham House & Garden】に寄りました。
OxfordshireのBicesterの近くにあります。


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駐車場に停めると、訪問者はまぁ・・・チラホラはいるもよう。(車の数から)
駐車場脇のトイレでまずはスッキリして、レッツゴーです。
が、その前にコレ。

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・・・券売機
ミョーに、浮いています。
なぜにこんな僻地で、券売機??

怪訝に思いながらも、(イギリスにしてはけっこう)ハイテクな券売機(なぜなら札が
ちゃんと入ってお釣も出る!)でチケットを購入。1人、5.00GBP(≒800円)。

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券売機のすぐ側にはJacobean様式の本館。
ただし、ここは入館できません。
この屋敷のオーナー(おそらく貴族)に最少額でも100.00GBP(16,000円~)を
払わないと見学できないそうです。チッ、ケチーー!
※団体だったら、1人9.00GBPですってよ。ただし、12名以上集めないと×ね。

で、庭への入口を探すのですが・・・。
これがわからない。
矢印の方向へ行くと、建物の外れ(ハーハーのすぐそば)にある温室近くに
胸高くらいの鉄扉があるのです。
でもこれが硬くて、開かない!
開かないと言うことは、ここは入口じゃないのか???
誰かに尋ねようにも、だーーーーれもいません・・・・・・。
そう。
券売機は謎でもなんでもなく。

    (単に)人件費削減のため

なのでしょう・・・。
結局、この硬い鉄の扉が入口だったようです。
開けるのに苦労して、手に錆が付きましたよ・・・どういうことよ?!
油くらい、差しておいてほしいわぁ。

さて、先ほどの建物の裏側へ。

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この広大なローンの先に、有名な彫像が建ってたりします。
その足元でピクニックしている英国人数家族あり。なので、近寄らず。

ローンを横切ったところにある、17cに作られたというwalled gardenへ。

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おお~っ
けっこう、好きかもこのお庭。
ひと気がまったくないのもいい。
しっかし、強烈な日差し・・・。
母も私も日傘を差す。。。

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藤の古木もあって、盛りをちょっと過ぎたところ。

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その先には小さな池があります。
池の周りには薔薇。

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18cの門扉。
ローマンティック!!

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12cに遡るという教会です。
中へ入ると、目立つ位置に第一次世界大戦で死んだ、この家の3兄弟の
記念碑が見えます。3人も・・・!!(壊滅的)
それでも家が続いているということは、4男以下が相続したのでしょうか?

こちらはたぶん、この屋敷のメンバーが埋まっているお墓。

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印象的なトピアリー。
私には独楽にしか見えませんが・・・。

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Davecote(鳩小屋)。
現在も現役(?)らしく、中には鳩が一杯。
中の床にはぞっとするほど鳩糞が・・・・!(-.-;)ゲホゴホッ

本来、鳩は貴重な冬用の肉だったそうです。
しかし、当初は貴族以上にしか飼育が許されていなかったため、「鳩小屋が
ある=ステイタス」となったそうです。
今、鳩なんてねぇ・・・。
フランス人ならジビエとして食べるかな?
後はマカオの人くらいでは・・・。

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鳩小屋前には見事なパースペクティヴ。

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くるん、と巻いた花びらがかわゆい。

本当はもっとずっと、奥に庭が広がっているそうです。
しかし、私自身は病み上がり+母の「もう疲れた」攻撃でさっさと撤収することに。
どうでもいいけれど、ここの庭園。
リーフレットに地図もなく、庭師の姿もなく、広大な園内の案内がまったく
ない
のですよ・・・。
webサイトにも詳しく載ってないしね。
そういう意味では非常に不親切なのでありました。
もっと体力があって見る気満々だったとしても、見当のない場所をウロウロ
するのは正直、イヤです。(--;

でもまぁまぁ、楽しめました。日差しがきつかったけれど・・・・・!!

以下は、歴史ヲタク、もしくは旅行を計画中の方のみクリック☆
Rousham House & Garden

この所領は1630年代に Sir Robert Dormerによって購入されました。
それと同時に館の建造が始まったのですが、大内乱の時代に不遇の時代を
迎えます。
それというのも、Dormer家は王党派だったので議会派の攻撃を受けたのです。

その後、家督を継いだ息子は落ちぶれかけた家を立て直すために、結婚を2度
(2番目の妻は国王CharlesⅡの取り巻きSir Charles Cottrellの娘)繰り
返したそうです。--家のために!! <・・・す、すごい。
この結婚により、以後Dormer家は【Dormer-Cottrell 家】になります。
以後、同じ一族がこの地所を綿々と受け継いできて、現在も居住とのこと。

17cになって、当主は庭の設計にWilliam Kentを指名します。
この人物は英国風景式庭園のさきがけの1人。
建築家としては「ちょっと・・・」な部分の多い人ですが、庭園設計や装飾デザイン
の分野では有名な人です。(Lord Burlingtonとの関係が気になるところ・・・)

ともかく、彼はfollyの配し方がうまかったみたいです。<この屋敷のは見てないけど

人気のコッツウォルズ地方にしては、見物客も少なく、落ち着いた時間を
過ごせるお勧めスポットです。
ただし、ここには気の利いたティールームもありませんし、売店もパンフレット
の一冊でさえ、売っていません!
私は「莫大な館の維持管理にてんてこまいの貧乏貴族のせいであろう」と
踏んだのですが、どーも違う(?)みたいです。

"The Cottrell-Dormer family still live at the house, and keep the garden
and estate so uncommercialised that no book exists to guide the unwary
tourist, and no shop sells colourful postcards or souvenirs.
A visit to Rousham today is very similar to one enjoyed
by a visitor in the 18th century.
"
 (by wiki)

(要約)
「・・・ Cottrell-Dormer家は現在もなお、この館に住まい生活している。
彼らは庭と屋敷を保持するために、興味本位の観光客を惹きつける案内書
を作らず、ケバケバしいカードや土産品の類を売る店も用意しないアンチ商業
主義を貫いている。
今日のRoushamへの訪れは18世紀にここを訪れた観光客が楽しんだのと
とても近い。


なるほどー。
Jane Astenの『高慢と偏見』でエリザベスがダーシーの館を一般の観光客
として見学に行くような感じでしょうかね?

次回はぜひ、ゆっくり探索したいと思います。

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