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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016(5)(ラスト)

2016年6月のイギリス旅行記より。

終わりが見えないナショナルトラストの[Mottisfont Abbey Garden]も、
ようやくラストでございます!!(;´Д`)ひーっ

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(朝イチ)薔薇園→(昼休憩)邸内→(夕方)薔薇園+その他の地所、
合計で7時間滞在中。
いやもう、満喫!ですね。笑

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スコッチローズの根元には散り敷かれた花びら。
美しいです。

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アーチに仕立てられているのは[Adélaïde d'Orléans]です。

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ツゲのヘッジでボックス仕立てにされた長い通路に何本も立てられたアーチ。
なんてゴージャス。

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薔薇の香りに包まれて、夢心地。

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[Mme Gabriel Luizet](HP)。
蕾の形がコーンみたいに△。

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午前中より日差しが出てきました。
光があるとないとでは大違い。
でも、強すぎても良くありません。薔薇園は天候に左右されます。。。

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ガーランドみたいに花が連なってますね。ロマンティック!

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このアーチはもう2週間後くらいが満開かなぁ。

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八重咲きの芍薬。
真ん中のクリームイエローがきれい。

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閉園まで残り1時間といったところ。
段々、人も減っていい感じにまったり。

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ベンチの周りの薔薇も、開花まで2週間というところかな。

閑話休題。
ナショナルトラストの年会費って、ペア・家族割引などを考えると、
とても安いけれど、やっぱり高い(<どっちやねん!)んですよね。
ちょくちょく訪れる人にとってはかなり割安だけれど、めったに行かない人には
高い。
(2,017年3月現在、IndividualのAnnual会費=64.80GBP≒約9千円)

それでも、5回どこかに行く予定があるなら元が取れる値段ではあります。
(人気のあるプロパティの単発の入園料はだいたい12~15ポンドなので)

従って、ナショナルトラストを頻繁に訪れるのはやはり中高年から高齢者。
お金と時間に余裕があり、何かを学んだり、楽しんだりする意欲のある層です。
かつ、自家用車があることが必須。
ナショナルトラストのプロパティは公共交通機関でやって来る客層を考慮して
いません。(最近はサイクリスト用の柵は増えた気がしますが)
だいたいが、駅やバス停とはかけ離れた場所にありますし、プロパティに辿り
着いたとしても、そこから入口までが3~5kmあることも多々あり。

というわけで、NTにやってくるような若い家族やカップルは、ミドルクラス以上が
多いのも頷けます。
ここでは、騒いだり、無軌道なことをするような子供たちにはほとんど出会いません。
(小さい子供用にはプレイ・グランドなどのアクティビティの用意があったりする)

逆に言えば、現代のイギリスの子育ては日本のそれと比べてアメリカっぽい
というか・・・。叱らない子育て?放任主義?というんでしょうか。
小さい子供が我を通すためにキーキーキャーキャー叫んだり、座り込んで大騒ぎ
するような場面によく出会います。
最初、それらを見た時、私が児童書で馴染んでいた、

     「イギリスの厳しい躾け文化」

は嘘だったのか?!とびっくりしました。。。
戦前までは確かにとても厳しい躾けがすべての階級を通してなされていたけれど、
戦後、核家族・個人主義・クラス格差などによりどんどん躾が緩んで、今では
びっくりするほどのモンスター・ペアレントにモンスター・チルドレンが出来上がって
いるようです。
ちょうど、中国の「小皇帝」みたいなもんでしょう。。。

甘やかされた子供のまま大人になった人たちが、モンスペになる。(堂々巡り)

日本も対岸の火事ではないですが、日本社会は強度の協調性を求めるところ
なので、イギリスやアメリカのレベルまではいかないのかな・・・?
いや、私が縁がないだけで、日本でも巨大ショッピングモールなど、DQN
呼ばれる層が多いところではきっと阿鼻叫喚の出来事が頻発してるんじゃ
ないでしょうかね?安いスーパーとか、ヤンキーが多い地域とか。。。

・・・何の話だ?笑

そうそう、とにかくNTでは(おおむね)みなさま、ご機嫌で行儀が良いので
私はそこが気に入ってます。笑
たとえ、そこでは白髪頭のオジ・オバーズとしか出会わないとしてもね。
なごむんです。

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庭園に扉があり、鍵が掛けられる。
これは『秘密の花園』の世界ですよね。

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薔薇の香りは夕刻の方が強く感じるような・・・。

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ニゲラと芍薬。

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Tea roseの代表、[Lady Hillingdon]。
別名、「金華山」。

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[Ferdinand Pichard]、ブルボンローズ。

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薄いピンクに濃いピンクのブラッシュ。

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強い香りがします。

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朝は傘を差すほど天気が悪かったのに・・・。

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この青空!!

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多少、雲はありますが、明度が高い。

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再び、[Constance Spry](ER)に戻りましょう。

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株はだいぶ弱ったものの、この大輪!

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花付きの良さ。

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どの子(薔薇)をとっても、フォトジェニック!!

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まるで、アラーキー(?)が憑依でもしたかのように、撮って撮って撮り
まくるわたくし。

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いいよ、いいよ、ナイスだよ!

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う~ん、ビュリホー!

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いいね、きれいだよ~!

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しっとり。

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晴れてる夕方の、少し光線が弱まったような時間にピンク色を撮ると
本当にきれい。。。

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ふ~っ。
名残惜しいですけど、そろそろ出ますかねぇ。。。

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最後に真ん中の噴水を通りましょう。

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朝は雨でぐちょ濡れだったベンチも、今は乾いています。
ちょっと座って、と。

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この若い家族のパパ、悪いんです~!!

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ママと下の子の手前に小石を投げつけるんですよ。
水がジャボン!と跳ね上がり、二人は水をかぶるの。

当然、お兄ちゃんもパパを真似するわけで・・・。
この美しいママ、総計3名のムスコの世話をしなくちゃならない。大変!

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名残惜しみつつも、売店も覗きたいのでそろそろ撤収しますか。
屋敷に戻り、旧入口前のパルテール(刺繍庭園)を見下ろします。

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なんか、まだ「作りかけ」ですね。
以前はラヴェンダーとかが植わっていたような記憶。

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建物の横手から裏手へ回ると、このようなライム・ウォークがあります。

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真ん中(歩くところ)は入れないようになってるのが惜しい。

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屋敷の背後。

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右下の、ツゲで作られたトピアリーは馬房型?

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ライム・ウォークの反対側へ回り、そのまま芝のスロープを下へ降ります。

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屋敷の真後ろ。

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振り返ると、[Ha-Ha]があります。
これで家畜は入ってこられないはず。
(中には入って来るヤツもいます・・・その証拠に、●ンが落ちてました)

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こういうギリシャ・イタリアっぽい彫像は、[Grand Tour]に出かけた良家の
坊ちゃまたちが爆買いして、買い求めて来たものでしょう。
SelborneのGilbertWhite博物館の庭には「ハリボテ」の彫像が置いてあり
ましたっけ。

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不思議なトピアリー・・・ですよね。(^^;

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さて、この片隅に謎のChapel風の小さな建物があります。

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この小さな墓碑は人間のもの・・・ではなくて、

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1828年に亡くなったGMを筆頭に、お屋敷の歴代ワンコのものです。

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修道院の建材を使って、19世紀に建てられた[Summer House]です。

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サマーハウス・・・だからか、扉は付いていません。

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しかもとても狭い。椅子を2脚置いたらいっぱいになりそうです。

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ただ、裏に置かれた、

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こういうの(棺)、止めましょうよ!!(--;
まさか、使用品ではありますまいね??
(こういう古い石棺とかを家畜の水飲み桶に再利用とかしちゃうヨーロッパ人って怖い)

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こうして見ると、かなり部屋数があります。
公開されている部分はその内、ほんのわずかだけ。

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夜見たらきっと怖いシリーズ。
さて、だいたい見終わったし、川沿いに帰りますか。

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おっ!!
旅行前に、papricaさんに出されていた「イケメンを激写して来い!」という
無理難題にピッタリ☆彡の美青年を発見!!

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イタリア人みたいな、彫りの深い美形です。
後姿でわかるでしょ、そのイケメン度が・・・。
(イケメンは歩く姿も美しいのね)

しかし、あまりに足が速く、前からは無理でしたよ・・・。
あっという間に消えました。(--; 幻?

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柳と白薔薇の橋。

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藻を見れば、けっこうな流れの速さがわかりますでしょうか?

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本当にきれいな青空。

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白鳥は見かけによらず、凶暴で、ごうつくばりで、恐ろしい鳥です・・・。

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目を合わせちゃダメ。
エサねだられ、指までかじられるからっ。←経験あり

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テスト川は屋敷の端っこで堰き止められ、

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水量を調節して下流へ流れているようです。

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この遊歩道も以前はありませんでしたし、正面に見える建物も新築です。
左手がトイレ、右手がギフトショップ。真ん中がチケットブースです。
カフェもあったような・・・。

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ギフトショップの奥には、David Austin社のイングリッシュ・ローズが

    これでもかーーーーーっ!!( ̄Ο ̄)

とばかりに、売られていて壮観!

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大鉢に入ってる苗が、16ポンド。(≒2,000円ちょっと)

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今年の新作でも、18.99ポンド!(≒2,600円)

日本で買うと、倍以上しますから!!
うわーーーん、見なきゃよかった・・・。(;_;)くやちぃ

戦い済んで、日が暮れて。
17時過ぎに(やっと)Mottisfontを後にしました。
昔は6~7月辺りはスペシャル期間で、夜8時くらいまでいられたんですけどね。
私が訪れた6月は17時までしか開いていませんでした。

ナショナルトラストは年毎に、開園日、曜日、オープン時間が変わりますので
行かれる方は最新版をネットで確認してから行ってください。
「開いているはず」と思って行って、閉まっていた時のダメージたるや・・・。
経験した人しかわからない辛さです。笑

長くなりましたが、これにてMottisfont_2017は終わりです。
お付き合い、ありがとう。

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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016(5)

2016年6月のイギリス旅行記より。

終わりが見えないナショナルトラストの[Mottisfont Abbey Garden]の続き。

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さて、邸内へ入りますよ~。
入口は二階のバルコニーから。
本来の入り口ではないところから入ります。(なぜかは後述します)

さて、紆余曲折あって、MottisfontはHenry8世からSandys男爵
譲られました。
Sandys男爵家はテューダー朝の貴族として、もう一つの屋敷[The Vyne]と
こことを行き来して暮らしました。
1569年と1574年にはElizabeth1世を歓待もしています。

こんな男爵一族の王家への忠誠が、続く1640年代の内乱[The Civil War]の
時代に問題を引き起こします。
当時、王国内のすべての貴族・有力者は、「国王派」か「議会派」か
旗色をあらわにしなければならなかったからです。

Sandys男爵家は国王のサポーターとして、国王軍と共に戦い、第5代男爵は
1644年に[Battle of Cheriton]で戦死。
この戦いで勝利を収めたのは[議会派]であり、これによりクロムウェルの
共和政が始まるわけです。

敗者側の[王党派]として戦った男爵一族は高い代償を支払わねばならず、
20年後には[The Vyne]を売る羽目に陥ります。

その後、王政復古があった後、第8代にして最後の男爵Edwinが1684年に
後継者なしで亡くなりました。
爵位は潰えましたが、Mottisfontは女系の甥であるSir John Millに譲られ
ました。
Mill家はその後、200年近くこの地所を所有します。
Sir Johnの息子Richardが屋敷を現在の形にリフォームしたのは1742年です。

1934年、Peter Barker-Mill が屋敷と地所を売りに出すと、それを買ったのは
第6代Bedford公爵のひ孫である、Gilbert Russell (1875–1942)とその妻、
Maud(1891–1982)夫妻でした。

職業軍人であったRussell氏はエジプト、スーダン、南アフリカなどで戦い、
二人は1917年、第一次世界大戦中に結婚しました。
時に新郎42歳、新婦26歳。

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Gilbert Russell氏と妻Maudの結婚式(1917)の写真です。
昭和天皇の結婚式(1924)の写真の時代と雰囲気的に似てますね。
ストンとしたハイ・ウェストのドレス。
Maudが一段下の階段に立っているのか、旦那さまがおチビなのか。
なんとなく、プロポーションがおかしい気がする。。。

Maudはドイツ系ユダヤ人銀行家の娘。
当時の社交界では、なんだかんだで一段劣るとされた社会階層です。
(『ダウントン・アビー』でも預かっていた令嬢がユダヤ人と結婚する話がありましたね)

Russell氏は彼女を愛し、アートに対する彼女の情熱も支えました。
彼女はモダンアートのコレクターであり、彼らのパトロネスとなります。

家族や親しい友人たちはRussell氏を、「穏やかで優しい男」と評しました。

たくさんの芸術家が彼ら一家の肖像画を描きました。
中でも有名なのがHenri Matisseで、彼は何枚かMaud夫人の絵を描きます。
彼女は気に入らなかったようですが・・・(^^;

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この水彩画は20世紀イギリス肖像画界を代表するSir William Olpen作の
Russell氏です。

息子が語った両親の思い出によると、

  「父はいつも優しくて、人の失敗に寛容でした。
   Mottisfontでは彼はほとんど何もしませんでした。
   たくさんの使用人や猟場管理人などが家政を取り仕切っていて
   父は彼らを完全に信用していました。
   彼らが不正直であったり、不正を働いたりするまでは決して彼らを
   クビにしませんでした。」

  「これが、Mottisfontの莫大な浪費の実態です。
   母が所有する厨房や庭や屋敷にはたくさんの人手が必要で、
   Mottisfontでの我々の生活を特徴付けるものは『浪費と無駄』でした。

   『切り詰める』なんて聞いたこともありませんでした。
   私の父は『切り詰める』ことが大嫌いであり、私の母は『切り詰める』
   ということを理解すらできませんでした。」

とのこと。
なるほどねー。
お金に糸目をつけない人たちだったのですね。(^^;

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Russell氏の書斎のスクエアピアノ。
ペダルが4つもある。

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彼らが1930年代にBarker-Mill家からこの家を購入した際には、
あちこちに修繕が必要なほどボロ屋敷だったそうです。

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結婚によって、軍人から銀行家に転身したRussell氏(義理の親である、
ドイツ系ユダヤ人銀行家のNelke氏はかなり彼を援助した模様)。
稼いだお金は奥様が湯水のように蕩尽。
・・・お似合い(?)のカップルであります。

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Russell Boys。
MartinとRaymond兄弟。

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これは恐らく、ナニー(乳母)かガヴァネス(家庭教師)のEllenさんが
書いた手紙の複製。

  「親愛なるメアリー
   Russell家の坊やたちは(全寮制の)イートン校へ行ってしまいました。
   私は小さいお子さんのいる新しいお宅を探しています。
   お近くでご存知のご家庭がありましたらお知らせください。
   お元気で。
   エレンより」

いつの時代も就職って大変ですよね。。。
特にこの時代は!
(息子たちがイートンに行くのが13歳として、生まれが1920年くらいだから
ちょうどMottisfontに来た直後ですね)


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こちら、隠し扉になってます。

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これは屋敷内の人件費一覧、かな。。。

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廊下です。

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廊下の壁は大理石を手でハンドペイントしています。
イタリア製の大理石を使えばいいじゃないの、と思いますが、
この手書き「なんちゃって・大理石」は昔、一大ブームだったのです。
お金持ちって・・・。

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(おそらく)客用寝室。

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左上あたりに、この屋敷が修道院だったころの遺構が見えます。

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そっくり姉妹。
手にはお父様のメダイユ。

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こちらはRex Whistlerが1938年から一年間滞在し、大広間の装飾を
していた時のアトリエ。

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左に大きな大きな肖像画があります。

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かわいいお嬢様たちとワンコ。

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お嬢様の格好から、1830~40年代くらいかと。
見せパンツならぬ、見せdrawers(パンツ)がかわいい。
そして、この紐シューズ!!
これ、似たようなのが去年流行していましたよ。東京でも・・・。

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長女・次女・三女・・・という感じです。
三女が男の子か女の子か見分けるポイントは、首の珊瑚のネックレス
この時代、上流階級では男の子も5歳くらいまで女装が普通でした。
髪も伸ばしてカールとか。見かけだけでは男女はわかりません。
そこをはっきりさせるために、女の子の場合はネックレスを加えることが
多いようです。男の子にネックレスは絶対に付けません。
というわけで、この子は女の子ということになります。

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額縁には天使。

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盾も。
しかし、この絵画は後からナショナルトラストがインストールしたものなので、
詳細不明とのこと。
(Maudは1957年に屋敷と2,000エーカーにも及ぶ土地をナショナルトラストに
寄贈しますが、収集した絵画や家具などは寄贈しませんでした)

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この部屋にも修道院の名残が。そしてその横には奥様の愛人の一人、
Boris Anrepのモザイク作品も。

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さて、ここからは使用人オンリーですよっ!!

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昔のイギリスは厳密に階級差別がありました。
従って、表の美しい階段(↓)は主人夫妻や子供たち、お客様しか使えません。

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使用人には狭くて薄暗い、飾り気のない階段が別に用意されています。

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この辺りは以前にはなかった展示です。
使用人の世界を再現していて、ここは1930年代のメイドの部屋という設定です。

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個室だし、窓もあるし。
それ以前のメイド部屋(狭い上に私物はトランク1個しか置けない+共同部屋)
と比べると、格段に扱いはいい方でしょう。
壁紙もきちんと貼ってあるしね。
その昔の使用人部屋は壁はも床木もむき出しのままという寒々しいものでした。

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足元には湯たんぽ。

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窓辺には少女小説。(ちょっとこれはやりすぎかもしれない・・・)

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アイロン台に裁縫道具入れはもちろん、お菓子の空き缶!!
空き缶に裁縫道具を入れるのは洋の東西を問わない、女性特有の。。。

メイド部屋を出てすぐに共同のバスルームがありますが、ここは
ドアが開かず。覗き穴が開いています。(隠微な・・・)
思わず覗くとそこには!!

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        なんと、ワニ!!

なんで、ワニ・・・?Σ( ̄ロ ̄lll)

NT職員の説明によると、あるゲストがRussell BoysのためにHarrodsの
ペット部門からクロコダイル(生きてるヤツ!)をオーダーして贈ったそうです。
彼はかわいそうに、デパートへ送り返されるまでバスルームに閉じ込め
られたそうな・・・。
(かわいそうなのは使用人かも?その間、浴室が使用不可なんだから)

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使用人階(3階)には下の厨房からエレベーターで食べ物や飲み物が
送られてくるシステムも。これは便利。

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シュガーボウルのドイリーがかわいい。

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エレベーターがある辺りには簡単な洗いものや、洗濯ができる場所も。

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湯たんぽの水を捨てたり、入れたり、石鹸もあるので洗濯も。

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おいおい、左端にあるのはChamber pot(おまる)ではありますまいか・・・。
まさか、ここで洗うのぉ?(--;

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もう一室、展示されていたのはLady's Maid(奥さま付き侍女)の部屋。

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ざっと見ても、さっきのメイドとはランクが違いますね~。
家具も備わってるし、絨毯も敷いてある。

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窓からは、

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庭も見下ろせますし。

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侍女の重要な仕事の一つ、奥様の身支度を整えることのために必要な
ミシンまで。

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傍らにあったこれ、なんだろう?と覗いてみたら・・・糸入れ!!

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携帯用櫛と鏡。
ワンコがかわいい。

さて、この部屋の主は、Adele Lazzariniさんと言います。
Maud Russellの侍女として、1917年以来ずっと彼女に仕えて来ました。
彼女は家政の中心にいつもいました。
第2次世界大戦中、Russell家の友人たちはAdeleのイタリアの家族の
消息を一生懸命探して、可能な限り、便りを渡しました。
Adeleが引退した時には、Russell夫人は近くの村にコテージを用意したので
引き続き、Mottisfontでの暮らしを楽しめました。

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   「奥様は旦那様を棺に納めるところをわたくしに見守って
   ほしいと頼まれました。とてもご自分ではできないとのことで。
   わたくしは喜んで代わりにいたしますとお伝えしました。」

Russell氏が亡くなるのが、1942年。
1917年から仕えた彼女と奥様の間には25年のたしかな絆があったのが
わかります。

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古い時代の洋服は、今の服と違って重そうですね。
いや、実際何もかもが重くて厚かったと思います。
我々21世紀人にはない重みは、こういうところにも反映されていたのかも。

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さて、再び1階に戻ります。
こちらは[Dining room]。

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Adeleの部屋の2階分、真下ですね。

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1930年代にMaudが大改装して、Neo-classical様式になっています。

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ここの隅っこに、面白いものを発見。
子ヤギ皮でできています。何かしら?

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おお~っ!!
なるほど。
これは席次表、なんですね。
執事が使ったのか、Maudが使ったのかは不明ですけど。
これで、当夜のゲストの配置をああでもないこうでもないと考えて
いたのでしょう。
男女、年齢、趣味などのバランス。
時には敵味方や秘密の不倫関係者なども・・・。

は~っ、奥様じゃなくてよかった!笑 めんどくさ・・・。

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再び廊下の反対側へ。

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この辺も、「なんちゃって・大理石」ですね。

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こちらは[Morning room]です。

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暖炉の飾り。なんでしょう?苺かな?

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『The Punch』です。

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これはどなたのお風呂であったろうか・・・。
たぶん、Russell氏のじゃないかな?

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バスタブなどの色合いから、男性用だとわかりますね。

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階段を上ると寝室に出るのでしょう。

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最後にメイン・イベント(?)、[Saloon]へどうぞ!

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ここは元々、古い時代には[Entrance Hall]でした。
それをMaudがSaloonへ変えたのです。
Rex Whistlerに室内装飾を依頼し彼の得意とした、[trompe l’oeil]を
駆使した部屋となっています。
(垂れ下がっているベルベットのカーテンは本物、それ以外は騙し絵)

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彼はここで約1年かけて制作します。
その後、第二次世界大戦でフランスへ出征して亡くなってしまうので、
この壁画装飾は事実上、彼の最後の大作であり最高傑作となりました。

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Maud夫人。
残念ながら(?)、恐らくRex Whistlerは同性愛者だったと思われるので、
奥様の愛人2号ではなかった模様・・・。

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写真に撮ると二次元とはっきりわかりますが、目で見ると三次元と
錯覚します。おや、ボヤだ。

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煙がもくもく。

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サロンなので、ここでカクテルパーティ(1920~30年代に流行したもの)
も行われたのでしょう。

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それまでの上流階級の飲み物はと言えば、ワイン、シェリー、
ブランデーなどで、カクテルなどというものは眉を顰められる
新しい文化なのでした。

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フランス製の金の置時計。

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ガーランドを持つ、丸々した赤子。

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絵の片隅にはWhistlerのサイン。

    「1938年12月19日から1939年10月31日に制作」

とあります。
第二次世界大戦は1939年9月1日の、ドイツ軍のポーランド侵攻に始まる
わけですから、この壁画の終わり頃にはすでに彼は覚悟を決めていた
のかもしれません。
開戦後すぐに、彼は中年(35歳)であったにもかかわらず入隊を決意します。
そして、1944年7月18日に作戦中の移動の事故でノルマンディーで亡くなり
ました。享年、39歳。

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Rex Whistlerの残した生の証を見て、外へ出ます。
ベンチの脚のガーゴイルが間抜けでかわいい・・・。

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は~っ。
見学できる部屋は限られていますが、けっこうおもしろかったです。

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この時点で、早くも夕方。
でもまだ、閉園まで後1時間ちょっとはあります。
もう一回、薔薇園に行かなくちゃ。

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砂利道を元気よくざくざくと。

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右手の変なモダンアート彫刻をチラッと見つつ、先へと進みます。

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薔薇園のキオスクで買った、「薔薇のアイス」。
あれー。
以前はナショナルトラスト印のアイスだったのに・・・。
なんだか、安っぽいメーカー品に変わってしまっています。
薔薇の匂いもあんまり・・・。
これで2.50ポンドは高いわー。(--;

とりあえず、少し休憩しましょう。

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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016(4)

2016年6月のイギリス旅行記より。

終わりが見えないナショナルトラストの[Mottisfont Abbey Garden]の続き。

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さて、元厨房であったカフェで遅めのランチをいただいた後、
数年ぶりに館の中へと入ってみることにしました。

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どうです、このトイレの辺り。
どことなく、修道院風なのがわかりますでしょうか?

そもそも、こちらのプロパティは小修道院(Priory)の地所でした。
(修道院が手に入れる前はサクソン人の聖域だったと思われます)

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1201年、William Briwerという裕福な商人かつ宮廷貴族でもあった人物が
この修道院を建てました。
Richard1世が十字軍遠征に出た際、後に残された王国を任された4名の
貴族の一人でもあったということからも、当時の重要人物であったことが
知れます。

彼は2つの大修道院(Abbey)と救貧院(Hospital)に加えて、この小修道院を
建てました。
この信心深い振る舞いは彼の莫大な富を見せびらかせ、かつ、
領民からさらなる課税を要求することになりました。

恐らくこのせいで、彼は領民に不人気でした。
彼は複数の地域で州の長官になりましたが、Cornwall、Somerset、
Dorsetの領民たちは国王に彼の辞任を求めるためにお金を払った!
・・・そうです。どんだけー。悪代官や・・・。(--;

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彼がNottinghamshireの州長官を務めたのは1194-1199年です。
それはちょうど、かの有名なRobin Hoodの活躍した時代でもあります。
つまり、あの話に出てくる『悪代官』こそ、われらがMottisfontの創立者
かもしれないってわけですね。。。

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その後、16世紀に起きた修道院解散令[Dissolution of the Monasteries]
により、土地建物は修道士から取り上げられ、貴族や富豪に売り出されました。
その際、ここはHenry8世のお気に入りの政治家であったSir William Sandys
(初代Sandys男爵)に与えられました。
もっとも、これにも逸話がありまして・・・。

最初、国王の右腕であったThomas Cromwellが、

   「この貧しき私めにどうぞお譲りくださいませ~!」

とおねだりしたそうなんです。
でも国王はその願いを蹴って、Sandys男爵に与えます。
なぜか?

Sandys男爵は宮廷の中枢に位置し、なおかつ、王妃Catherine of Aragon
支持者でもあったからです。
Mottisfontを王妃の支持者であるSandys男爵に与え、国王に対する彼の
支持を取り付けようとの魂胆でした。
男爵は当時、すでに近くの[The Vyne](これもNT)という地所を所有していましたが
ヨーロッパ大陸に出やすい、更なる大豪邸を得たいと思っていました。

男爵は1536年7月14日に、この地所を所有する書状を手に入れます。
これはLondonのPaddingtonChelseaを国王に与えるという交換条件付き
でした。

続いて18世紀にここを所有したMill家(Sandys男爵の女系に連なる一族)は
修道院の柱廊とテューダー様式の中庭を壊し、モダンなファサードに変えて
しまいます。
※例の、"Abbey"を屋敷の名前に付け加えた見栄っ張りな連中はこの人たちです。(-_-)

それでも、一部に修道院時代の面影は残っています。
特に、いわゆる[階下]の部分には多く残されています。
それは[階上]の人々の目には触れないから・・・という理由だったと思われます。

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最近の発掘調査で、この辺の廊下の下から9体の遺骨が発掘されました。
(写真は展示パネルのもの)

すべて14世紀のもので、おそらくここが小修道院のNave(身廊)であった時の
ものだと推測されています。

彼らは歯の病気に罹り、栄養不足であったことが判明しています。
一般的に思われているより、当時の修道生活の食事は質素であったことが
これにより明示されています。
このうち1体の人物は生涯、身体の不調に耐えていたこともわかっています。
彼は脚とあばら骨を骨折し、椎間板ヘルニアと関節炎も併発していました。

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1201年から150年間、繁栄を誇った修道院時代の後。
突然の[腺ペスト]の流行がすべてを薙ぎ払います。

1348年、イギリスに黒死病が到着。
修道院はたちまち、大打撃をこうむります。
それは、修道院が地域住民と密接な関係にあり、旅人の宿泊所でもあり、
病院も兼ねていたためです。
腺ペスト患者の最前線にいては、感染も荒廃も免れなかったでしょう。

発掘された遺体の一つは、他とは違って骨をスパッと切断され、前腕には
防御創を負っています。
彼は剣戟をかわそうとして亡くなったのでしょうか?
中世の教会においてそんな暴力的な死はありそうもないでしょうか?

「黒死病の時代」にはフランスやノルマンからの侵入者たちがこの地域に
押し寄せ、教会財産を狙って襲撃を重ねました。
そのため、武装した男たちがMottisfontにも防衛のため、常駐しました。
この遺体はその際に亡くなった兵士のものでしょうか?
小修道院時代のいきさつなどを記録したものは伝わっていないようです。
謎ですねー。

・・・っていうか、何年もこれらの遺体の上で生活していたっていうのが、
私にはすでにホラーなんですけどぉ。笑
コワイわっ。

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いったん、外へ出ましょう。
き、気のせいか空気がよどんで感じられます・・・笑

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テューダー時代のKnot Gardenのあるこの辺り。
階段には[Snowgoose]が絡みつき、ロマンティック。

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可憐な白薔薇。ランブラーローズです。

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この階段の奥に細いくぼみがありまして、ここには天使がいるんですよ。

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果物のなる木と天使のモザイク。

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モザイクは大きめです。一つ、1cm四方以上あります。
1947年に製作されたそうです。

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この天使のお顔は、

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この館の女主人Maud Russellをモデルにしているそうです。
作者は彼女の愛人でもあった、ロシア人アーティストのBoris Anrepによるもの。
※ちなみにMaudさん、多情な方で、Ian Fleming氏の恋人でもあったそうです。

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ちなみに、こちらが彼女の年の離れた旦那様で、銀行家。
第6代Bedford公爵の息子でもあったGilbert Russell氏です。
いつも、こんな仮装をしていたわけではありません。(^^; たぶん。。。

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窪みの反対側にある一画。
ここはワインセラーとして使われていたそうです。

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もちろん、いにしえの修道院時代の遺構を再利用しています。
(当時の床はもっと下げられていました)

さて、本格的に邸宅内へと参りますか。
続きます。

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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016(3)

2016年6月のイギリス旅行記より。

ナショナルトラストの[Mottisfont Abbey Garden]の続きです。
早くも終わりが見えない感じ。(^_^;
いつ書き終わるのかしら・・・。

さてっ。
お庭の続きです。

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これはわが友Mが大好きな、[Ramb's Ear](子羊の耳)。
その名の通り、肉厚で、目をつぶって触るととても植物とは思えません。

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新しいカメラの機能を使ってエフェクトを掛けてみました。笑

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真ん中の王冠型のアーチを引き立たせるために、周りの植栽は低めに
植えられてます。

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[Violet Queen]も匍匐前進!!

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わかりますか?
地面と平行に、ガーランド仕立てに。

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かなり低い位置から写真を煽りで撮ってます。

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このデリケートな色合いの薔薇は[Pink Gruss An Aachen]。

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このまんまるの蕾のかわいいこと!
[Prolifera de Redouté]です。

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ルドゥーテっていう、薔薇のボタニカルアートで有名な画家の名が付けられています。
咲くとこんな感じ。

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とにかく、色と香りの大洪水・・・。

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クラクラ(@@;してきますね・・・。段々と。
こちらは[Pergolèse]です。

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ロマンティックー♪

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ノワゼット・ローズ。(房咲き)

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日本産の[Multiflora](ノイバラ)。

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なんか、懐かしいな~と思いましたよ。この佇まい。
洋薔薇の中にいても、わかるのが不思議。
ハマナスと日本のノイバラは雰囲気でわかる。(気がする)

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[Variegata di Bologna]。
絞りの薔薇は欲しいけれど、まだ持ってません。

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白地に赤の入った薔薇。

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葉が薔薇っぽくないですね。
面白いですね。

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[Janet's Pride]。
面白い花名だこと。笑

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咲き初めは白で、だんだんピンクが増してくるこちらは[Madame Pierre Oger]。

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オールド・ローズとモダン・ローズの大きな違いはと言えば、
多々ありますが、やはりその香り、でしょうね。
オールド・ローズは強香性のものが多く(さすがは香水に使われただけは
あります)、モダン・ローズはやや香りは弱く、ひどいものではまったく
香りがしないものもあります。

沈丁花がもし、なんの匂いもしない花だったら?

私たちはきっと、今ほど沈丁花が好きじゃないと思うんですよね。。。
実は、私は桜よりも紅葉派です。
桜ってきれいだけど、花に香りがない・・・。そこが、ね・・・。
葉っぱにはありますけども。

花の魅力は香りと言っても過言ではない。(私にとって)
だからこそ、薔薇はその姿の美しさだけではなく、香りが重要。
匂いが強くても苦手な香りもありますし。。。
あればいいってものでもないけれど。何も匂わないよりはマシ。

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このオールド・ローズ、モダン・ローズが集められたこのWalled Gardenは
とてもとてもいい香りでいっぱいです。

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親か祖父母に連れられてきて、やさぐれる少年。笑
かわいそう・・・。
退屈だよね、少年にはこんなところ。

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[Madame Zoetmans]。

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こちら、白薔薇の縁が真っ赤な二色薔薇で有名な、[Leda]です。

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蕾は赤く、

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咲くと白。
不思議な薔薇です。

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おっ・・・これは・・・!!

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わかります?
蕾は真っ赤で、咲くとピンク、そして縁だけ赤が残っています。
これは[Leda]の変種、[Pink Leda]です。

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お腹いっぱいになってきましたね~!

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[Châpeau de Napoléon]、だと思う。

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薔薇の色は基本的に、白・ピンク・濃いピンク・赤・紫。
モダン・ローズは上にアプリコット・オレンジ・黄色なども。

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ネギ坊主越しに。

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見て見て。
この薔薇、すごいでしょう?

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この防寒具のようなガク!!

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ニョキッとお顔を出して、そして咲き出します。
Centifoliaローズの代名詞、[Châpeau de Napoléon]です。

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Gallicaローズ、[Duchesse de Montebello]。

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ガリカローズもよい香り。

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手前の赤いのは芍薬です。

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華やかで派手やかな薔薇を見まくると、こういう一重の清楚な薔薇に
何とも言えない魅力を感じてしまいます。
Gallica系の[Macrantha]。

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蜂も一生懸命、蜜を集めています。
彼ら、一生をかけて集められるのはティースプーン1杯分の蜜なんですって。

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[Adélaide d'Orléans]のアーチ。

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きれいですよね~。
かわいいし。

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さて、このピンクの薔薇[Constance Spry]の100mくらい挟んだ反対側にあるのは

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黄色の薔薇。

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花はもう終わり掛け・・・ですね。

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舞い散る花びらもすてき。。。

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そして、もれなく曲がった写真を撮る紳士たちよ・・・。笑
なんで右肩が下がるんですか~~っ!!

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[Sophie's Perpetual]。
チャイナ系です。

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中国には薔薇の原種がたーっくさん、(きっと今でも)あります。
昔、ヨーロッパからのプラントハンターが薔薇や芍薬、蘭などを求めて中国の
奥地へ分け入ったほど、かの国は植物の宝庫なんですよね。
まだ発見されていない原種などもきっとあるはず。

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すみっこでモリモリしていた薔薇。

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キザキザの葉っぱが美しい・・・。
[Californica Plena]。

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絡ませている支柱がちょっと武骨でアレなんですが、とてもロマンティックな
トレリス。

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[Alida Lovett]。
クライミングローズです。

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[Amadis]。

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トゲが少なくて、扱いやすそうです。

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Albaローズの[Félicité Parmentier]。

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ど~~~~んっ!!

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Centifolia系[Petite de Hollande]。

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同じくCentifoliaの[Parvifolia]。

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Bourbon系の代表花、[Souvenir de la Malmaison]。

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これだけの色にあふれた庭なのに、不思議とガチャガチャしないのは
やはり、薔薇の基本色が中心だからでしょうか。

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ナデシコのそばでロビンくんと遭遇!!

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再び噴水の脇へ。

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イングリッシュ・ローズの[Raubritter]。

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不思議な色・・・。赤紫、でしょうか。

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ノイバラの、[Violette]。

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   あっ!!マリオとルイジだ!?( ゚ω゚):;*.':;ブッ

なぜここに・・・?!笑

ひそかに観察(ぉぃ)するに、おぢさまたちは兄弟かカップルのようでした。笑

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Gallicaローズ、[Empress Josephine]はまだ咲き初め。。。

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見て見て。
このゲラニウム、大好き!
この溶けそうなミスティなラヴェンダーカラー。

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手前はニゲラ、奥はゲラニウム。うっとり。。。

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ニゲラに混ざる、ナデシコ。

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美しすぎる。

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幸せすぎて、もうここから動きたくないの。

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Bourbon系の[Reine Victoria]。

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大きな木に白い小さな薔薇が這わせてあります。

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ノイバラのような、白い花。

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[Darlow's Enigma]、これはつい最近、1993年にMike Darlow氏によって
発見された薔薇、いわゆる"found rose"です。
こういうこと、ごくたまーにあります。

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[Ghislaine de Féligonde]、ノイバラ系の改良種です。
トゲもなく、扱いやすそう。
アプリコットカラーから、白へと変化するようです。

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ノイバラって一重のイメージなんだけど・・・。
こんなゴージャス系のノイバラもあるのねぇ・・・。

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イギリス人は大木に薔薇を絡ませるのが好きだな・・・。

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なんとなく、洟をかんだ後のティッシュ的風情が情けない・・・。

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一重の薔薇。名札には[Compicata]とありました。不明、ということか。

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奥は芍薬、手前は[Rosa mundi]。

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オフィキナリスの枝変わり、絞り咲きの花です。

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こちらは白地に赤。(上のと逆)
[Perle des Panachees]。
「混ざり合った真珠」という意味だそうです。

私たち日本人にとっては、椿みたいに見えます。絞りの薔薇って。

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近くを見すぎて疲れると、遠くを見てぼ~っと。

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また、近くを見て。笑
[Cramoisi Picoté]、Gallicaローズ。

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イングリッシュ・ローズ、[Raubritter]。

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[Duchesse d'Angoulême]、Gallicaです。

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薔薇の葉色も薄い黄緑から黒葉まで、さまざま。

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無造作に植えているように見えて、緻密に(きっと)計算されていると思います。
た、たぶんね。。。

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[Belle Isis]、Gallica系。

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これから咲く!という感じです。

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さて、庭の外、売店がある辺りに出ました。
こちらは[Albertine]、ランブラーローズです。

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咲き終わりがややだらしない感じですね。。。

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散り際にもこだわりたい。日本人だからっ。笑

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[Francois Dubreuil]、やや黒みがかった赤薔薇ですね。

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[Cornelia]、かわいいな。

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すごい花付きですね~。

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[Blush Noisette]。
かつて、我が家にもありました。死に絶えたけど。(^^;

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この左の壁の奥が、薔薇園内部なんですよ。
つまり、この辺りは薔薇園を出た外側。
なのに、ここでも十分美しい薔薇がこんなにたくさん・・・!!!

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[Thisbe]。
クリームイエローが優しいですね。

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なにこの葉っぱの木は?

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・・・と思ったら、これも薔薇でした!!
名前は不明。

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すごい茂ってますけど、ここ、トイレの前辺りです。笑

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この派手な薔薇は[Chianti]。

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薔薇に辟易してくると、ペンテスモンの美しさが沁みる・・・。

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[Graham Thomas]。

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[Buff Beauty]。

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とても美しいです。

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濃い黄色から薄いレモンイエローへと変化。

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ちょっと顔色の悪い(?)この子は、[Geoff Hamilton]。

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[The Herbalist]。

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これは名前不明。

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好みじゃないからいいや・・・。

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ノイバラ系。

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トゲがない・・・。
モッコウ薔薇みたいな枝。

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実は今、わが家の庭に赤い薔薇を探していまして。

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それで今回、非常に赤薔薇に注目していろいろと見ていました。

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[Wilhelm]。
これもなかなかすてき。。。

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さて、朝いちでこの庭に突撃して、時刻はすでに2時です。

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小腹が空きました。
見事に咲いているバフ・ビューティの前で自撮りして、カフェを目指します。

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カフェは本館の地下にある旧厨房にあります。
つまり、この薔薇園が庭の一番奥も奥、どんづまりにあるのです。
途中、旧厩舎を利用したボタニカルアートのギャラリーとか、ピクニックエリア
などがあります。
気が付かない間に、こんなへんてこなモダンアートも生えてました! Σ( ̄ロ ̄lll)

地面に顔を埋め込んで逆立ち!
意味不明だから!!

・・・見なかったことにしよう・・・。

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遅めのランチ。
シェファーズ・パイとコーヒー。

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なかなか美味しかったですよ。
セコハンブックショップがなくなっていたのにはがっかり(ぉぃ)でしたけど・・・。

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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016(2)

2016年6月のイギリス旅行記より。

ナショナルトラストの[Mottisfont Abbey Garden]の続きです。

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薔薇園にはさらに奥にもう一区画ありまして、こちらは主にオールド・ローズの
コレクション(NTに貢献した庭園設計士であり、オールド・ローズのコレクター
でもあったGraham Thomas氏の)で有名です。

1960~70年代、オールド・ローズは当時流行していたハイブリッドローズに
押されて、「古臭い」「ださい」とどんどん隅へ追いやれていました。
そんな風潮に棹を差し、オールド・ローズの素晴らしさを守ろうとしたのが
トーマス氏です。
氏の尽力により、貴重なオールド・ローズのコレクションがこの地に残り、
彼はオールド・ローズの守護者として不動の名声を得ました。

現在流行している、モダン・ローズ(フレンチ・ローズやイングリッシュ・ローズ)は
オールド・ローズのコンセプトやエッセンスを生かしつつ、モダン・ローズの特性
(四季咲きなど)を持たせたものが多いです。

イングリッシュ・ローズの作出家である、David Austin氏はトーマス氏へ
[Graham Thomas]という名の、黄薔薇を捧げています。

オールド・ローズでは黄薔薇はありえません。
オールド・ローズ愛好家のトーマス氏へ黄薔薇を献じたオースティン氏の
心意気をトーマス氏は受け取ったそうです。
二人はオールド・ローズを愛する心を共有していたからです。

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手前の黄色いのが、[Graham Thomas]です。

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それでは奥の薔薇園に入りましょう!

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スタンダード仕立てがオールド・ローズにはよく合います。

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足元にはこんな可憐な原種系白スミレが。

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この辺りのコンパニオン・プランツは紫が多く、ネペタ、アリウム、アイリス。

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ペンテスモンも。

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暖かい壁に誘引されているのは、[Souvenir 'de Madame Auguste Charles]。

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かなり、退色していますねぇ。もっと鮮やかなピンクです。本当は。

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こちらは、[Gloire d'un Enfant d'Hiram]?

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白いクレマチスの横にはまた別の紅薔薇。

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[Ards Rover]。
この辺は数種のオールド・ローズ(ブルボン、ティー、ポートランドなど)を掛け合わせた、
ハイブリッド・パーペチュアル・ローズです。

オールド・ローズの美しさと香りを生かしつつ、一季咲き(春しか咲かない)ではなく、
四季咲き(春~秋に咲く)にする改良を試みたもの。
19世紀末から20世紀初頭に多く作出されています。

このムーヴメントが後に、ハイブリッド・パーペチュアルとティー・ローズを掛け合わせた
ハイブリッド・ティー(HT)・ローズへと続きます。

ややこしいですね。(^^;
D.Austin氏のサイトからこの画像をお借りします。

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薔薇には人間より立派な家系図(?)があるんですねー。
驚きですねー。
覚えきれませんねー。笑

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白薔薇。
[Gloire Lyonnaise]。

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この奥の庭の真ん中には王冠をイメージしたサークルがあって、そこには
ピンクの薔薇と、アーチに沿わせたガーランドみたいなつる薔薇も植えられています。

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この薔薇は棘がない。

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しかも、この大きさ!!
5mくらいはありそうです。
なんでしょう?

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[Lykkefund]ですって。

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櫓のようなものに白薔薇、手前に鮮やかなフクシアローズ。

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すごい巻きです。
たぶん、花弁は一つの花で200枚はあるでしょう。

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『不思議の国のアリス』に出てくる、赤薔薇と白薔薇の庭園みたいですね。笑

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ペンテスモン。

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おお、晴れてきました・・・!

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まだ不穏な雲は残っていますが、明らかに晴れて太陽の光が。。。

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小道のヘッジに使われているのはラヴェンダーですが、まだ早い。笑
全然、咲いていません。7月にならないとねぇ・・・。

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先ほどまでの雨で、花はともかく葉っぱはフレッシュに。

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こういう清楚な薔薇、好きです・・・。
[Snowdrift]とありますが、明らかに違う・・・。
これはきっと[Goldfinch]だと思うけどなぁ。

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あ~!!
前回から名前が出てこない、アレですよコレ。。。

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滴がきれいに映ってる。さすがいいカメラに変えただけありますね。笑

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これは[Pink Gruss an Aachen]。

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デリケートな色合いです。

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ここは薔薇を低く、樹高が高くならないように設えています。

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お名前不明。

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樹形はこんな感じです。

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薔薇の名前の特定はとても難しいです。
似たような薔薇が多いこと、花の色、形、巻き、香り、花付きの種類、
葉っぱの形状、縁の形状、照葉か銀葉か、照りなしか、棘はあるかないか、
などなど。

たまに素人目に見ても、「これは違うんじゃ・・・」という名札が付いているのは
そんなことも関係しているのかもしれません。

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さて、白いベンチの[Constance Spry]と対称的配置された木のベンチと
黄色い薔薇です。

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う~ん、この薔薇も数年前に比べるとかなり株が弱ってますね。。。

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[Crépuscule]です。ノワゼット・ローズ。

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ここでもおぢさんが写真を撮ってくれました。笑
・・・曲がってるけどね。
まぁ、いいか!

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[Laure Davoust]です。

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これは・・・なんでしょう?

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外側が赤くて、真ん中は黄色の、棘のない薔薇。
[Double Delight]・・・かなぁ?
たぶん。。。

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ふぅ。
疲れたでしょう?
私も疲れました。笑

ただし、薔薇園、まだまだ続くよ・・・!
私、ここに7時間くらいいましたから・・・・・・・・!( ̄‥ ̄)=3

| UK_2016 | 23:59 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Mottisfont Abbey Garden in 2016

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、この日はナショナルトラストの中でも大人気のプロパティ、
薔薇好きの聖地、[Mottisfont Abbey Garden]へ参りますよ。

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こちらはTest川が敷地に流れています。

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イギリスの川って、流れが緩やかなところが多いけれど、Test川は
水量も豊かな方だし、流れが速い。

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屋敷は正面奥にあります。

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Test川へ流れ込む小川。
この辺りの遊歩道は新しく整備されたもの。
以前にはありませんでした。

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この上流に何があるかというと・・・。

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泉です。

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今でもここから滾々と清水が湧き出しています。
ここが、[Mottisfont]の語源にも繋がってると思われます。
このプロパティはもともとは13世紀に小修道院(priory)として建造された
ものです。
だから、"Abbey"(大修道院)というのはまったくの誤用です。
というか、元々はただの[Mottisfont]だったものを、後世の所有者が格を
上げようと(?)[Mottisfont Abbey]と変更したんです。人間って・・・。(--;

1530年代に行われたHenry8世の[Dissolution of the Monasteries]
(修道院解散令)で、修道院は取り上げられ、貴族らに売り払われました。
このプロパティはHenry8世のお気に入りの政治家であった、
Sir William Sandys(初代Sandys男爵)に与えられました。

彼は修道院を取り壊すのではなく、その後に改修したテューダー様式の
建物とフィットさせました。
その後、18世紀に屋敷を所有したMill家は修道院の柱廊とテューダー様式
の中庭を壊し、モダンなファサードに変えました。
例の、"Abbey"を屋敷の名前に付け加えた見栄っ張りな連中はこの人たち
です。(-_-)

それはともかく、いざや薔薇園へ参りましょう!

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この辺りはナショナルトラストのカフェ・キオスクや、薔薇の苗の直売
コーナー、それにトイレなどがあるところです。
薔薇園の手前だというのに、この見事な咲きっぷりを観よ!です。

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手前の黄色い薔薇は、有名なDavid Austin社の[Graham Thomas]です。

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おや、この子は・・・・!

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この微妙なモーヴ・ピンク。そして特徴的なあの匂い。
そう、こいつは[Ayreshire Splendens]です。
Lewes近くのB&Bにあったペンキの匂いの薔薇。。。

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ここへ来て、雨が・・・!!
かなりの本降り。

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雨宿りしつつ、だましだまし、撮影。

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うわぁ~・・・。
うちの派手好きなママンが好きそうな(つまり、私が苦手な)薔薇だ~。

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これは好き。
上品でデリケートな色合い。

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きれいです。

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雨の滴もまた、絵になりますね。

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Graham Thomasはかなり、黄色の強い薔薇なのですが、こちらは
優しいレモンイエロー。
こちらの方が私は好き。名前はわからないけれど。

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絞りの入ったゲラニウム。これもいいなぁ。

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雨で濡れて、ややもっさり感が・・・。

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イングリッシュローズですね。

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[Thisbe]。モダン・シュラブ。

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雨もほぼ上がったので、中へ入りましょう!
ここからもう、薔薇のいい匂いがしてますよ~!

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逸る心を抑えつけ、まずは俯瞰。

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そうだなぁ・・・。

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     10日、早かったかな・・・。(--;

・・・と。
まぁ、いつものことですけどね。

私がここを訪れたのは、日付で言いますと、2016年6月12日。
イギリスの薔薇の最盛期はだいたい、6月の3週目か4週目。
なので、いつも少しばかり早いんですよね。
仕事の都合で仕方ないのですが、毎回、やっぱり悔しいです。笑

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でも、この庭はよくある薔薇園のように、「薔薇しか植えられてない」のでは
なく、コンパニオン・プランツも豊富。
ですから、薔薇には少し早くても他にも見どころは満載過ぎるほど満載。

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手前はニゲラ、奥は芍薬。

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桜の散った後みたい。

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かわいい、小さめの一重の薔薇。

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[Hibernica]の変わり種?

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壁で囲まれた薔薇園は外からの冷たい風を防ぎます。

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白いジギタリス(園芸種)と、ジャーマンアイリス。

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[Adélaïde d'Orléans]のアーチは見事に満開!

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この子は早咲きの品種なのよね。
薔薇は咲く時期が品種によって異なるので、面白いです。

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蕾は薄いピンクで、咲くと真っ白なクリームホワイト。

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こちらはこの庭のフォーカル・ポイント、白いペンチと[Constance Spry]。

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うーん。
十分、絵になる景色ではありますけど・・・やはり、近年だいぶ薔薇の株が
弱ってると言わざるを得ませんね。

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薔薇のひと花ひと花は立派!だけど、枝ぶりが弱ってる。

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10~20年くらい前はすごく見事でした。

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それにしてもすごい花付きだなぁ。

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わが家にあるものとは別人、いえ、別花のようです。。。(^^;

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香りは一緒だから、うちの子もコンスタンス・スプライには違いないんだけど、

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花の大きさが全く違います。

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うちのが10cm弱なら、こちらのは15cmくらいはありそう。。。

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ピンク・ピンク・ピンク!!(@@;

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・・・若干、きわどい境界にあるかな。
地味好きの私には派手すぎる・・。
でも嫌いではないです。

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うろうろしてたら、おじさまが写真を撮ってくれました。
いや、ありがとう。・・・って、曲がってるねん!!(--;

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ここ、ベスト・ショットじゃないですか?

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赤いのは芍薬。

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手前は紫色の薔薇ですね。

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興奮して疲れたので、真ん中の池の周りで休憩。

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この薔薇は[Raubritter]。
わが家にもあります。こんなに茂ってないけど。

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この子も、数年前は死ぬんじゃないだろうか?!というほど弱ってました。
無事、復活を遂げたのか、それとも新しく株を入れ替えたのか。

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神ならぬ、ガーデナーのみ知る。ちーん☆彡

疲れたので、以下続く。

| UK_2016 | 19:56 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

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■Altonで夕食

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、古本もいっぱい買ったし、後は予約していたレストランへ行くだけ。
Sarahに勧められたお店です。つい先日、Henryの17歳の誕生会もこちらで
開いたそうな。(大変よね、欧米の親御さんは・・・!)

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時刻はまだ18時半くらい。
誰も来てません。笑

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テーブル席か、手前のソファ席かお好きな方をどうぞ・・・とのことで、
薄暗い奥の席より明るい方がいいかな~とソファ席を選択。

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まずはハーフパイントのビールを頼み、スターターはエビのTempura。
これ、天ぷら・・・?(^^;
どちらかといえば、蒸し焼きに近かったです。美味しいは美味しい。
手がベットベトになりましたがね。

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メインはポークチョップ。
サイズは少な目でお願いしました。

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甘いタレが美味しいです。
チョップなので、食べる身が少ないのもちょうどよかったです。

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これはポテトではなくて、ニンジンのチップスでした。珍しい。

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お水を頼むと、ハロゲイトの水。これ、好き。

私が来たときは誰もいなかった店内ですが、あっという間にほとんど満席に。
サービスの女の子たちもみな感じが良くて、人気店なのがわかりますね。

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家に帰ると、

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Bellaちゃんがお出迎え。

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     別に出迎えてないわよ。

と言いたそうなお顔。(^^;

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家に帰りお風呂に入り、寝支度などしてから3階の部屋から広場を
見下ろす。
なんて、静か。
そして、なんて明るいんでしょう。(夜の9時すぎ)

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       あっ、猫だっ(≡゚♀゚≡)

猫には目が効くわたくしなのでした。

| UK_2016 | 19:34 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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■Alton

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、Selborneから戻り、今度はB&Bの近くのAltonへ。

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折しも町の広場ではFeteが。

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この一団はイギリスの村祭りには欠かせない、[Morris Dance]の面々。
オペラ『魔笛』の「パパゲーノ・パパゲーナ」みたいですね。(^ε^)

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広場の一角にはミニSLも!!
ちゃんと石炭焚いてます!

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さてさて。
まだショッピングアワー(たいていは17時まで)まで少し時間があります。
Sarahに教えてもらった古書店巡りを敢行。
まずはこちら、コレクタブルアイテム満載のお高め古書店。

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あらやだ。このぶさいくな猫の蔵書票(Exlibris)シール、かわいい。
[Provincial Booksellers Fairs Association]のメンバー店だそうです。

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うぉ、印象的な黄色い本棚・・・!(@@;
初めて見たわよ、こんな色。

うん、質はいいけれど値段はかなり高め。
店員もやる気も愛想もなく、すぐに撤退。

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お次は町外れに近い場所にある、Sarahお勧めのセコハンショップ。
こ・・・ここは・・・・・・!!(@@;

      お宝の山、ざくざく!!

安いっ!!種類が豊富っ!!児童書が・・・児童書が二束三文のお値段で
穴倉いっぱい売ってるーーーーっ!!!!!(バタッ) ←興奮のあまり、憤死

・・・ぜいぜい。
こちらで持てるだけの本を購入。
Lewesの15cブックショップより、ずっとずっと安い値段で売ってた・・・。
はぅううう。

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戦い済んで日が暮れて。
外へ出て出会ったのはコイツ。

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初対面だっていうのに、お腹まで見せて「撫でろ攻撃」。
うちの飼い猫よりフレンドリー。(^^;

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こんな清流も流れていて、

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ミレイの『オフェーリア』でも流れてきそうな・・・。

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これ、日本にもあればいいのにね?
不要な衣類や靴を寄付するBOXです。
今時の衣類って、なかなかゴミにまでならないから、これなら良心を傷めず、
断捨離もできるし、自治体はこれを回収してまた売れば市の副収入にもなるし
ゴミも減らせるし。いいことだらけではないですか。

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おお、「AGA」ショップやん!

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3くちオーブンで、1万ポンド(≒140万円)ですってよ・・・!!Σ( ̄ロ ̄lll)
車、買えますやん、新車で!!!
さすが、AGA。
さすが、お金持ちのマストアイテム・・・。

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さて、このAltonはJane Austenの家のあるChawton村とは1マイルほど。
従って、彼女ゆかりの建物がたくさんあります。
今、それは[Jane Austen Trail]と呼ばれています。ちょっと見てみると、
この[The Swan]はオースティンがロンドンなどへ旅行する際に使った
駅馬車の停まる宿でした。
左側にCoach(駅馬車)の出入りした入口が今も見えますね。

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こちらは彼女の兄Henryの開いた銀行(1806-1812)があった建物です。

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このハイストリートは緩やかに傾斜しています。

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ここは彼女の一家の主治医、William Curtisの屋敷。

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この家で友人たちとオースティンが食事した記録があるそうです。

すべての建物が思い切り、ジョージアンなのがびっくりですね。
当時は建設ラッシュだったのかしら?
今でいう、新興住宅地、みたいな感じ?

| UK_2016 | 00:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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