2015年08月 | ARCHIVE-SELECT | 2015年10月

| PAGE-SELECT |

≫ EDIT

◇Wimpole Estate(4)

ふぅふぅ。
なかなか書き終わらない、[Wimpole Hall]記事。
しかし、これでラストです。

お庭!

150919.jpg

むふー。
こういう錬鉄製の装飾、好きですわ。
今でもこういう技術は残ってるんですかねぇ・・・。
最近、ある人からイギリスの職人さんの絶望的な怠惰と技術力の不足を
聞いたもんだから。

150919-2.jpg

飾り越しに覗くお庭は・・・ちょっと、変わってる。

150919-3.jpg

なんというか、ワイルド?雑草が茂ってる河原みたいな感じ。。。

150919-4.jpg

るり玉アザミ。

150919-5.jpg

門をくぐると、その奥にWalled Gardenがあるのです。
ここは外門とWalledの外壁の間。

150919-6.jpg

・・・ワイルド?

150919-7.jpg

そして、ヴィヴィッド。

150919-8.jpg

なんかこう、丈高く茂る系の植物が多い・・・。

150919-9.jpg

野原か河原の風景を思い浮かべるわ。。。

150919-10.jpg

毒々しいペチュニア~。

150919-11.jpg

色・高さ・茂り・・・どれを取っても暑苦しい。ボリューミィな感じ。

150919-12.jpg

ネペタかな。。。

150919-15.jpg

ススキ系?
なんか、こういう雑草が無造作に植えられてると心配になりますね。。。
翌年以降のコントロールが難しそうな気がして。

150919-13.jpg

壁に沿ってボーダーがぐるりと続き、奥には見えるかな、果樹園と養蜂の
箱があります。

150919-21.jpg

あともう少し熟すといい感じ?それともここがピーク?

150919-20.jpg

実が落ちてるってことは、もう熟してるのかな~?

150919-22.jpg

この果樹園前のボーダーはベリー系の区画で、レッドカラント、ホワイトカラント、
グースベリー、ブルーベリー、マルベリー、などなど。
宝石のように輝いてました。

150919-19.jpg

雑草ボーダーを振り返って見ると、こんな感じ。
奥までずーーーっとボーダー。長大なボーダーです。

150919-16.jpg

私は日本人だもので、こういうのも嫌いじゃないけど。

150919-17.jpg

うーむ。
グラス系が流行りなのかしら。

150919-18.jpg

これね、髪の毛みたいに細くてやわらかで不思議な触感。
馬のしっぽみたい。

150919-23.jpg

さて、いよいよWalled Gardenの中へ入ります。
中もすごく広大な庭!

150919-24.jpg

壁沿いにはエスペリエ仕立てのリンゴ、ナシ、さくらんぼなどなど。

150919-42.jpg

ぎゃーっ。
すごい、きれい!食べたい!(うずうず)

壁で保温されてるんでしょうね、この中で育つ果実はどれも立派でした。

150919-39.jpg

温室はプライベート。(っていうか、作業用スペース)
花壇と果実と、野菜畑が広い敷地にあり、せっせと働くガーデナーが
いました。

150919-25.jpg

ちょうど庭めぐりのこの時、気温が高くてクラクラ。

150919-30.jpg

そのせいかしら?

150919-26.jpg

ぼ~っと見るとはなしに見たら、あれ?

150919-27.jpg

        枇杷!?(@@;

だがしかーし。
よーく見たら、似て非なるものでしたわ。笑
やっぱり暑さにやられたか・・・。

この子は、マルメロの一種みたい。

150919-28.jpg

こんなにだだっ広いWalled Gardenも珍しい・・・。
普通の庭園の4倍くらいあります。

150919-29.jpg

ニゲラ。もう少しで種になりそうです。

150919-31.jpg

ラズベリー。

150919-32.jpg

畑の真ん中にはスイートピーか豆系のアーチかな?

150919-33.jpg

玉ねぎ畑。

150919-35.jpg

ライラックに似た、濃い紫のブッドレア。

150919-34.jpg

蝶がちょうど止まってました☆

150919-36.jpg

プルーンかなぁ。
まだまだ青いですね~。

150919-37.jpg

うちの猫が喜びそう。

150919-38.jpg

庭の真ん中には、

150919-40.jpg

睡蓮が咲く池。

150919-41.jpg

シルバーリーフだけのボーダー。

150919-43.jpg

なんだか刺々しいエリンギューム。笑

150919-44.jpg

再び、塀の外(?)へ出ます。

150919-45.jpg

ふ~っ
あんまり私好みの庭ではありませんでしたが、果実・野菜の供給源として
考えると往時のマナーハウスのWalled Gadenに近い姿なのかもしれない。
ここで採れた野菜や果物はカフェで供給されます。
だからか、けっこう美味しかったですよ。

ファームもあるので、乳製品はもちろん、もしかしたら食肉加工も行ってる
のかも?

とにかく、屋敷の中も外も広大!!なので、歩きやすい靴必須です。。。

| UK_2015 | 00:28 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Wimpole Estate(3)

屋敷から庭へ行く前に、オプションで入場料を払った[Home Farm]へ。

150918-9.jpg

のどかーな牧草地。

150918-10.jpg

育ちすぎ?も少しラムっぽいのがかわいいな。

150918-11.jpg

18世紀にWimpoleを所有したHadwicke一族は農業改革に熱心でした。
それを元に再現された農場です。

150918-12.jpg

ポニーや、

150918-13.jpg

ロバ。
時間によってはお世話も手伝えます。

150918-14.jpg

これは昔の動物用の薬類でしょうかね。

150918-15.jpg

よくわからないけど、稀少な豚さま。

150918-16.jpg

ぐぅぐぅお眠りです。笑

150918-17.jpg

子牛もいるし、

150918-18.jpg

これはなんとか山羊。
小さいの!体高50cmくらいかな~?中型犬みたいな大きさ。

150918-19.jpg

かわいい!^^

150918-20.jpg

女性スタッフが馬車の御し方の練習をしてました。

150918-21.jpg

赤パンじいちゃんと孫。じっと見つめる。笑

150918-22.jpg

水鳥の寝方ってかわいいね。

150918-23.jpg

Shire種の馬。
本当に巨大なのよね・・・。
初めてカナダでこの馬見た時は腰を抜かしそうになったわー。

Wimpole HallがあるこのCambridgeの南は元々石灰土壌で、作物の
耕作には不向きな土地柄でした。
かといって、放牧地に向くかというと、雨や雪で土がぬかるむと
羊や馬が粘土質の土壌に足を取られてケガをしたり病気になる始末。

18世紀は農業改革の時代とも呼ばれ、ジェントルマンたちがせっせと
前近代的農業を改革した時代でした。

その流れもあり、屋敷を所有したHardwicke家はこの不毛な土地に
肥料を与え、土質に適した作物(たとえばカブとか)を植え、頑健な
種類の家畜を導入し、小作人たちの生活環境を改善し、最低限の
教育を与えるよう努力しました。
それは19世紀末の、輸入品の増加による国内農業の停滞まで
続けられました。

この農場では実際に現在も希少種を中心に動物を飼育し、作物を
栽培してカフェなどに供給しています。
小さいお子さんには面白い教育的アトラクションも用意されていて、
なかなか勉強になります。

・・・が。
いかんせん、臭いますので。笑
そちら方面に耐性のない方にはお勧めできませんが、興味がある人は
訪れるといいと思います。

| UK_2015 | 19:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Wimpole Estate(2)

Cambridgeshireで最大のカントリーハウスと言われる、
[Wimpole Estate]へ寄ってみました。
ここもナショナルトラストだしね。
本当にかるーい気持ちで寄ってみました。 ←後に後悔する羽目に。。。

150916-3.jpg

チケットオフィス兼ショップはこちら。

ここから目前のフィールドを横切って進むと、右手に教会、その裏にはカフェ、
さらに奥に進むめばお屋敷の正面入り口が現れます。

150916.jpg

          じゃじゃーーーん!

でかっ。
ちなみに歩いてきたのは右手の奥から。
屋敷の全景をカメラに収めるために100mくらい、スイッチバック?しました。

150916-4.jpg

こちらの建物は1742年、Henry Flitcroft設計のジョージアン・スタイル。
いわゆる、左右対称のデザインですね。
真ん中の小さな階段を上って入ります。

150916-2.jpg

上空には複葉機が!
飛行場がそばにあるんでしょうか。

150916-5.jpg

中世からの建物であれば、まずは玄関ホールにはGreat Hallが
あるのですが、こちらはたんなる[The Entrance Hall]です。近代的。
(まだ新しいカメラに慣れておらず。。。うう。
水平線をどうやって画面に表示するのかわからず曲がってしまう・・・)

150916-6.jpg

18~19世紀、貴族はグランド・ツアーという今の中国の爆買いツアーの
ような旅行をするのが流行でした。
屋敷内にはその当時の購入品と装飾品でいっぱい。

150916-7.jpg

テリア系?
あんまりかわいく描けてないぞ~。

150916-8.jpg

ライティング・ビューロー。

150916-9.jpg

陶磁器の焼き物も大流行。
ミネルヴァの使い、フクロウ3体。

150916-10.jpg

[The South Drawing Room]。
クリームイエローの壁色、フェミニンな部屋ですね。

150916-11.jpg

見えにくいのですが、女性陣が釣り竿を手にしています。
釣りは貴族の愉しみ。

150916-12.jpg

[The Gallery]。
NTのボランティア・ピアニスト。

150916-14.jpg

フレンチな感じですよね。ロココっぽいというか。

150916-13.jpg

すてきなドレスの女性。
この方はLady Elizabeth Yorke (1725-1760)もしくは
Lady Margaret Yorke (1733-1769)と言われています。
いずれにせよ、二人とも初代Hardwicke伯爵の娘です。
絵が描かれたのが1745年ですから、長女だったら20歳。
次女だったら12歳。・・・とすると、どう考えても、長女じゃないですかね?

150916-15.jpg

座布団を持った男性。
ええと、この方はWilliam3世時の大法官、初代Somers男爵Johnです。

150916-16.jpg

絵の中の座布団っぽいものは、実物はコレ。
ものすごい厚みのある刺繍(?)のついた、"Royal Purse"です。
議会開催時、これに国璽を入れて持っていきました。
印鑑1個にはでかすぎるバッグですのぅ。

ちなみに、孤独な国王ウィリアム3世は男性の愛人を寵愛していました。
※いや、女性の愛人もいましたけどネ。

この人の子孫の妻にはEdward7世の愛人、Alice Keppelや、現皇太子
Charlesの後妻Camillaがおりますね。歴史っておっそろしいですね。
愛人家系・・・。(;´Д`)誇らしくない・・・。

150916-17.jpg

天井装飾。
Wedgewoodか砂糖細工のお菓子みたい。

150916-18.jpg

[The Book Room]と[The Library]。

150916-19.jpg

すごい。
いにしえ、ここにはイギリス一とも言われたすばらしい蔵書コレクションが
ありました。
今残っているのはほんの一部だけ。

150916-20.jpg

本に直接光が当たらないのは重要な工夫かと。

150916-21.jpg

有名なSir John Soaneの手による[The Yellow Drawing Room]です。
私はロンドンにある、彼の博物館はまだ行ってないんですよねー。
いつかは行きたいんだけどなぁ。ロンドンか・・・。(遠い目)

ドーム型の天井。

150916-22.jpg

反対側はかまぼこ型。

150916-23.jpg

明るい・・・。

150916-24.jpg

かわいらしい天使たち。
ちょっと甘ったるい感じ。

150916-25.jpg

うーん、ファンシー。

150916-26.jpg

これはちょっと面白い。

150916-27.jpg

浮彫っぽく見えますが、

150916-28.jpg

絵なんです!!
トランプルイユ(Trompe-l'œil)の一種かな。

150916-29.jpg

ゴテゴテしいのより、こういうシンプルさが美しいと思うな。
これもたしか、Sir John Soaneのデザインのはず。

150916-30.jpg

ヨーロッパ風。

150916-31.jpg

ちょっとこの子、短足・・・?!<4頭身

150916-32.jpg

マントルピースの上の絵画、若い娘が右手の男に手を差し出しています。

150916-33.jpg

男の腕には鳥の巣が。ヒナを無造作にすくいあげてますね。
なんのアレゴリーなのかしら?

150916-34.jpg

こちらは大きな舞踏場で踊るバレリーナ。
バレリーナの足首が見えるのは破廉恥じゃなかったんでしょうかね。

150916-35.jpg

[The Grand Dining Room]。

150916-36.jpg

若きVictoria女王。
すでに肥満の兆候が・・・。汗

150916-37.jpg

[The Great Staircase]。

150916-38.jpg

階段は富の象徴ですから、意匠には凝りに凝るのが通例。

150916-39.jpg

[The Load Chancellor's Bedroom]。

150916-40.jpg

ここにも釣りを楽しむ貴婦人の絵が。
けっこう、アクティブだったんですね。

150916-41.jpg

マスキュリンな部屋。

150916-42.jpg

上階からKnot Gardenを見下ろして。

150916-43.jpg

コリドール。
壁にはフランドル絵画かな。

150916-44.jpg

薔薇、チューリップ、ジャスミン、フリージア?

150916-45.jpg

チューリップバブルを思い起こさせますね。

150916-46.jpg

屋敷内には生花が飾られています。

150916-47.jpg

[Mrs.Bambridge's Bedroom]。
Bambridge夫人というのは最後の所有者で、国民的な作家である
Rudyard Kiplingの娘、Elsieです。
Kiplingには3人の子供があり、そのうち二人は若死にしていますから
彼の遺産と印税はすべて、残された一人娘Elsieが相続します。
彼女は1970年代にナショナルトラストに屋敷を遺贈するまで、
惜しみなくその財をこの屋敷の維持補修に注ぎ込みました。

奇遇なことに、Kiplingの長男Johnとこの屋敷を一時所有した
Agar-Robartes家の長男Thomas は第一次世界大戦の同じ戦いで
戦死しています。(the Battle of Loos)Johnはたったの18歳でした。

150916-48.jpg

昔の家というのは基本的に廊下はないのです。
部屋から部屋へと抜けていく構造。
時代が下ると、よりプライバシーを求めて、「廊下」という概念が出てきます。
つまり、部屋を通らずに違う部屋へ行けるというのは近代化の所産。

150916-49.jpg

[The Print Room]。
この小さなスペースにはいろいろな印刷物が額に入って飾られています。

150916-50.jpg

ファッションとか風景とか、雑誌の記事とか。

150916-51.jpg

植物の擬人化!!
左はスカビオサ?右は葡萄みたいですね。

150916-52.jpg

[The Bath House]。
ここはお風呂ではありません。
どちらかというと、水浴場?
下からボイラーで沸かして温める仕組み。温水プールみたいな感じ。
昔のカントリーハウスではこのバス・ハウスはけっこう普通にあったそうです。
ただし、だいたいは独立して庭園内に建てられたものが多く、館内に
インストールするのは珍しい例のようです。
1792年にSir John Soaneが第3代Hardwicke伯爵のために組み込みました。

左手の物体は初期のシャワーブース(19世紀)です。
上に水を入れて、その下で穴から出てくるシャワーを浴びます。

150916-54.jpg

[The Chapel]。
いくらも離れぬところにParish Churchがあるにもかかわらず、邸宅内に
礼拝堂を導入。トロンプ・ルイユ(Trompe-l'œil)技法をふんだんに使った
バロック様式。

150916-55.jpg

東方の三博士と聖母子、かな。

150916-53.jpg

ここから、いわゆる”階下の世界”です。

150917.jpg

[The Housekeeper's Room & The Dry Store]。
家政婦の執務部屋。
天井が低いですね。

150917-2.jpg

それなりに居心地は良さそうですが。

150917-3.jpg

この部屋には貯蔵庫とリネン室が付属しています。
おそらく、この中の物品は家政婦の了解を得ないと持ち出せない仕組みに
なっていたのでしょう。

150917-4.jpg

ありとあらゆる瓶詰、茶葉、スパイス、ハーブ。

150917-5.jpg

この屋敷ではクック(料理人)と家政婦は対立しそうです・・・。

150917-6.jpg

まるで小さな雑貨屋さんみたい。笑

150917-7.jpg

このDundeeの壺、ほしいなぁ。

150917-8.jpg

このバスケットもすてき。
買うと高いし重いのよね。アンティークショップで売ってるけど。。。

150917-10.jpg

[The Butler's Pantry]。
執事の部屋。

150917-9.jpg

壺もすてき。笑

150917-11.jpg

サイダーとかレモネードとかの瓶。
執事(バトラー)は飲み物の領分の管理者。
私たちがイメージする「執事」に近いのは、さらに上の位階である
House Steward(家令)ですね。

150917-12.jpg

床が石材なので、冬場は寒そう。

150917-13.jpg

作業台にはtrousers pressが。

150917-14.jpg

ストーブの下段にアイロンがあるのが見えますか?
これを使ってアイロンしてから、プレスしたんでしょうね。

150917-15.jpg

うーん、面倒くさそう。笑

150917-16.jpg

使用人通路には消火用バケツと消火用のホースが。
火事に対する備えは重要でした。

150917-17.jpg

トランクルーム。

150917-18.jpg

帽子バッグに、ヴィトンのスーツケース。

150917-19.jpg

これは・・・?

150917-20.jpg

なんと、靴専門のケース!!(@@;
こんなの、初めて見ました。。。
6足しか入らないじゃん・・・。

150917-21.jpg

一渡り、内部見学終了。
ふ~~っ。
こちらは屋敷の反対側のKnot Gardenです。

150917-22.jpg

庭を背にして遠くを見ると、Follyの塔が見えます。
遠すぎて、近くまで行く気がしません・・・。

150917-23.jpg

裏側のファサード。
真ん中が半円型で張り出しているのがわかりますでしょうか。

150917-24.jpg

あんまり疲れたので、ちょっと休憩。
カフェでクリームチキンパイを頼みました。
こちらの野菜園で採られた野菜、新鮮で美味しかったです。
クリームチキンも。
珍しく。笑

少し英気を養って、お次は庭へ。

| UK_2015 | 01:15 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Wimpole Estate

ナショナルトラストの[Wimpole Estate]。

まずは敷地内にある教会、[St Andrew's Church]へ。
※こちらはNT所有ではありません

今は建替えられていますが、そもそもは13世紀にまで遡る古い教会で、
その一部は残存しています。
これはもともと、Sir Ralph de Ufford(1302-1346)とHenry3世の孫、
第3代Lancaster伯爵(1281-1345)の娘Maudが結婚の絆で
Ufford家とPlantagenet王家を結んだことを記念して作成された
ようです。

150918-5.jpg

このステンドグラスはすばらしいですねー。
紋章楯がいっぱい!!

一番下の中央の茶色っぽい人物は第2代Suffolk伯爵William de Ufford
(1338-1382)だそうです。
ねずみ男か、修道僧かといった風情はご愛敬?

150918-6.jpg

こちらはEdwardianな感じですが、これはCornwallで立ち寄った[Lanhydrock]
の嗣子、第一次世界大戦で戦死したThomas Agar-Robartesの記念碑
だそうです。

ところでなぜ、Cornwallから遠く離れたここに?

それは、実はこの屋敷、一時はAgar-Robartes家の邸宅だったのです。

150918-7.jpg

まず、1400~1650年くらいまではずっとChicheley家の地所でした。
その後、初代准男爵Sir John Cutler(元々は特権的大商人)が1689年に
この地所を買います。
が、彼には息子がいなかったために、その娘(第2代Radonor伯爵夫人)に
受け継がれますが、彼女にも跡継ぎがおらず、Sir John Cutlerの甥である
Edmund Boulter(1635-1709)へ受け継がれます。

1710年には初代Newcastle公爵John Hollesの所有になり、翌年の彼の死
により、娘Henriettaのものとなります。
1713年、Henriettaと第2代OxfordおよびMortimer伯爵Edward Harleyとが
結婚し、夫のものとなります。

※この時代、女性は財産権がほとんどなく、女子遺産相続人はハイエナのような
貴族に狙われました。Henriettaの結婚はどちらだったのでしょうかねぇ~?

さて、棚ボタでこの地所を手に入れたHarleyですが、彼は当時を代表する
政治家であり、芸術を保護する有名人でした。
彼はまた、父Robertと同様に優れたブック・コレクターでもありました。
後に彼ら親子の蔵書は大英図書館にある"Harleian Collection"となります。
時の政府はたったの1万ポンドで膨大な貴重本を購入したそうです。

彼はロンドンのWest Endにも屋敷があり、その近辺には彼にちなんだ
通りの名(例:Harley Street、Oxford Street、Wimpole Street)が
今でも残っています。
後の有名な高級医者街のハーレイ・ストリートも彼から来ているんですねぇ。

彼はTory党でもあり、当時はWhig党優勢だったため、政治的には
隠遁していました。
その鬱憤もあってか、華やかな社交生活をWimpoleにて行い、やがては
莫大な負債を抱えることになります。

彼はその負債のため、1740年に地所を売ります。
買ったのは初代Hardwicke伯爵Philip Yorkeです。
彼ら一族は「Champagne Charlie」とあだ名された第5代伯爵が破産するまで
5代に長きに渡って、屋敷を所有し発展させます。

1894年に第6代Clifden子爵Thomas Agar-Robartesが屋敷を購入します。
(この一族はCornwallの"Lanhydrock"とWimpoleを行き来して暮らします)

その後、1938年に最後の所有者となったのはGeorge Bambridge大尉
その妻Elsieでした。
Elsieは国民作家Kiplingの娘であり、その財産と印税を地所の修繕に注ぎます。
1976年、彼女の死後、屋敷はナショナルトラストに寄贈、現在に至ります。

所有者がコロコロ変わった屋敷ですが、特に重要なのは、文化の擁護者
Harleyと、5代の間屋敷を維持発展させた18世紀のHardwicke伯爵家、
そして最後のBambridge夫妻の3つでしょう。

中でも、18世紀の農業改革に大きく携わったHardwicke伯爵家。
彼らなくしてWimpole Hallは語れません。

元々粘土質で水はけのよくない、農地に向かないこの土地を改良し、
農業技術と動物の繁殖技術を向上させ、農民や領民の生活の質の
改善、教育の付与までかかわった功績は計り知れません。
残念ながら、最後の第5代伯爵は農業に興味もやる気もなく、
享楽的な生活を送り、莫大な負債を抱えて破産してしまいますが。。。
初代~4代までは偉かった!笑

また、この屋敷を彩った建築家は下記のとおり。

James Gibbs (1713~1730)
James Thornhill (1721)
Henry Flitcroft (1749)
John Soane (1790代)
H.E. Kendall (1840代)

と、錚々たるメンツ。これで建築史が書けるような勢いです。

私のお気に入りははちゃめちゃな第2代OxfordおよびMortimer伯爵、
Edward Harleyですかねー。
とても魅力的な人物だったようです。
「屋敷の人間、貴族から下働き、果ては動物に至るまで愛された」
そうです。
部類の本好きだしね。

彼は当時大流行りのパラディオ様式を一刀両断にします。
曰く、

「あんなのは壮大でもなければ美しくもなく、良い趣味と審美眼の
欠落による浪費に過ぎない」
と。

激しく同意です。
パラディオ様式のカントリーハウスはどれもこれも・・・まるで、巨大な
霊廟みたいに空虚で空っぽな、見栄っ張りな感じが痛々しい。
現代で言うと、中国で建設される巨大ホテルに近い雰囲気。
まったく美しくない。なんの感銘も受けません。

Wimpole Hallがその轍を踏まずに済んだのか?というと、それはまた
別の話ですけどね。
正直、私にはそんなに素晴らしい屋敷には思えません。
この屋敷に幸したのは、ロンドンからの距離感でしょう。
遠すぎず、近すぎず。
交通の要衝である。近くにはローマ道もあって、どこまでも平野の中を
まーーーっすぐ南北を繋いでいます。

長くなったので、まずはここまで。^^;

| UK_2015 | 00:04 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

■ちょっと休憩

Cornwall凸凹旅を終えて、Naokoさん宅へ戻りました。

150912.jpg

Rさん手製のチーズマカロニ!

150912-2.jpg

美味しかった♪
カリカリしてて。
いくらでも食べられそうで怖い。

150912-6.jpg

デザートはなんだっけ~?
名前忘れちゃった・・・。
なんか、伝統的なイギリスのケーキだそうです!

150912-7.jpg

木の実やシナモンやスパイスが入っていて、お酒もかな、とても
しっとりしています。
保存が効きそう。
お腹がいっぱいだというNaokoさんに「食べろ~」攻撃をし続ける
Rさん・・・。明日食べればいいやん。

150912-3.jpg

待っていてくれたのかくれないのか、はっきりしないツンデレ猫の
Sushiさま。笑

150912-4.jpg

Naokoさん宅テリトリーによその猫、発見!
ご近所の子らしいです。
しっぽが外国の子、って感じ。

150912-5.jpg

この微妙な距離感、伝わりますかね?笑
これ以上、近寄ると「イヤーン」されちゃう。
Sushiがデレるのは飼い主カップルのみ、みたい。。。残念!

長々と旅行に付き合ってくれたNaoko嬢、本当にありがとう!
楽しかったわ~!^▽^
ぜひ、また旅行しましょうね。次はN子さんも一緒に(はぁと)。

おいしいごはんを作ってくれるRさんとツンのSushiちゃんもさんきゅー!
またお会いできる日を待ちつつ・・・。

| UK_2015 | 00:31 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Great Chalfield Manor

Naokoさんの自宅へ戻る前に、もう一つくらいナショナルトラストに寄りましょうか。
せっかく、会員になったのだし。元を取らねば!←ケチ

というわけで、Bradford on Avon近くの[Great Chalfield Manor]へ。

150910.jpg

1465~1480年頃、縫製業で財を成して地主化したThomas Tropenellの
ために建てられたマナーハウスです。

150910-2.jpg

あじさいが満開!

150910-3.jpg

見事なピンク。
中性~弱アルカリ性の土壌なんですね。
日本では青花が優勢だと思う。

150910-4.jpg

シルバーリーフとダークリーフに真紅の組み合わせ。すてき。

150910-5.jpg

派手なダリアだけど、広い庭にはちょうどいいかも。

150910-6.jpg

舞妓さんのかんざしみたいなダリア。実はダリア、苦手。。。

150910-7.jpg

イチイで作られたTree house。

150910-8.jpg

私には猫に見えるんですけどー。

150910-9.jpg

アーチには薔薇とクレマチスが絡みついていました。
両方とも終わってましたけど・・・。

150910-10.jpg

壁際のボーダー花壇、けっこうシックですよね。

150910-11.jpg

うーむ。
こうしてみると、右側のアーチ部分は象が二頭いるみたいにも見えますね。

150910-12.jpg

カラーリーフが素敵。

150910-13.jpg

派手さはないものの、好きだわ。赤が刺し色になってる。

150910-14.jpg

ペンテスモン。

150910-15.jpg

匂わない現代薔薇。

150910-16.jpg

ロマンティックな中庭。
何度かこの庭を訪れたことがありますが、いずれも5~6月で、その時は
ここの薔薇は満開でした。それこそ夢のような空間だったなぁ。

150910-17.jpg

濠へ続く階段の両端にびっしりと植えられた薔薇。
満開なんだけど、まったくにおわないの。

150910-18.jpg

派手できれいですけどねぇ~。
私は匂わない薔薇はあまり好みじゃありません。

150910-19.jpg

通路の敷石の隙間に思い切り雑草化。
引っこ抜いてしまわぬところが英国風?かと。

150910-20.jpg

珍しい感じのサルビア。

150910-21.jpg

すてきね~。

150910-22.jpg

房咲系の薔薇が好きなのかしらね、この庭の持ち主は。

150910-23.jpg

敷地の中にはNTの所有ではない、Parish Church[All Saints Church]も
あります。

150910-24.jpg

今世紀のステンドグラス。
デザインが面白い。

150910-25.jpg

右側にコウモリが飛んでるの、見えるでしょうか?

150910-26.jpg

今となっては白っぽいシンプルなお堂の中ですが、かつてはこのように
彩色された壁に囲まれていたのでしょうか。

150910-27.jpg

聖ヨハネかしら?

150910-28.jpg

パイプオルガンとは別に箱型のオルガン(1914年製)もありました。

150910-29.jpg

アーツ&クラフト運動系なのかな?
20世紀のものなのに、やけに中世風。

150910-30.jpg

聖母子と東方の3博士のカスパール、(右側にはメルキオールとバルタザール)

150910-31.jpg

聖ジョージ、

150910-32.jpg

聖ミカエルか?

150910-33.jpg

再び外へ。

150910-34.jpg

オースティンローズのパット・オースティンに似てるけど、あれよりもっと
深いカップ咲き。なんだろう、これ?

150910-35.jpg

庭の片隅にはこのような小川が造成されていました。
あったかな~、こんなの?

150910-36.jpg

濠の対岸に渡って。

150910-37.jpg

匂わない薔薇の階段が見えますね。

150910-38.jpg

白鳥さんもいましたよ。

ぐるーり、庭を見て。
重い腰をあげて、いよいよ帰宅します~。
名残惜しいわ。もう少し、二人旅が続くといいのにね。

一路、ロンドン郊外Naokoさん宅へ。
RさんとSushiが待ってるよ☆(<待ってるのか?)

| UK_2015 | 00:40 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

■Frome

さて、Naokoさんと私のヤジキタ珍道中は今日がラストです。

ロンドンまでもうすぐ近くだけど、まだまだしぶとく楽しむつもり☆
Naokoさんとこの舎監、もとい、R氏には「18時頃には帰ります」と連絡
してあるから、めいっぱい観光しましょ~♪

さて。
最後の宿からまずはShepton Malletにあるすてきアウトレットショップ、
[Kilver Court]へ。
ここは去年、TOASTのすてきアウトレットをゲットした思い出があり、
今回もあわよくば・・・という下心満載でした。
・・・が。

あにはからんや、何の収穫もなし。ガックリ。

TOASTだけではなく、Margaret HowellもMackintoshも全然いいものなし。
がーーーん。

買う気満々の私たちの、この購買意欲をどうしてくれようか?!
しかたがないので、ここはさっさと撤収して次へ。

次はアンティークや雑貨の町、Fromeです。
ここも、去年訪れて非常に楽しく買い物できたところです。

150911.jpg

駐車場に車を突っ込んで(最後の一台のスペースでした!)、いざや行かん、
Catherine Hillへ!

150911-2.jpg

ん~、微妙に去年と店が違いますね。。。
イギリスの店はクルクル閉店するからなぁ。
それだけ経済情勢が厳しいのでしょうけども。

150911-3.jpg

100mほどの坂道の両側に、チェーン店ではないお店がびっしりと
あります。これって、本当に貴重なんですよ。
イギリスのお店は画一的なチェーン店に押されまくってますから。

私は日本でも、チェーン店展開をしている店にはほとんど行きません。
だって、キライなんだもん。
みんなと同じ服、靴、アクセサリー、オートメーション化された食べ物に飲み物。
息が詰まる。

どんなに異色でも、個性のある店の方がずっといい。
そういう店で買い物して、食事して、そういうお店で頑張ってる人を支持したい。
そんな私にはもってこいの場所、なのよね。ここ。

150911-4.jpg

去年と比べても少なくとも4軒はお店が閉まってました。
この左手にはビンテージのドレスショップが2軒あったんだけどなぁ。

150911-5.jpg

脇道のにゃんこ。
大きな声で家の人を呼んでました。「開けろ~」って。笑

150911-6.jpg

ここは去年、カエルの絵を買ったお店。
今回はふた付きのポットを購入。(<ラッキョウ漬けを入れるのです)
会計時にお店の人に去年、「カエルの絵をここで買ったんだよ~」と
言うと、「あの絵は長いこと、息子のベッドの壁に掛けてあったのよ」
ですって。今は遠い日本のトイレに掛かってます。・・・奇縁?笑

150911-7.jpg

ここで去年は蛇皮のハンドバッグを買いました。
あの時はポンパドールヘアのかわいい白人の女の子が店番でしたが、
今回はベリーショートの非常にスレンダーな黒人のかっこいかわいい
女の子(ハル・ベリー風)が店番でした。
なんなの、この店のバイトちゃんのレベルは。
美人じゃなきゃ雇ってもらえないのかしら?笑

店のディスプレイとかドレスのクオリティーとか、とてもすてきなので
「写真撮っていい?」と聞くと、「オーナーがいないからダメなの~」と
断られました。残念!

質はいいけど、高かったなぁ。
新品のブランド品が買える値段ですよ。笑

150911-8.jpg

物欲がそれなりに満たされたところで、コーヒーブレイク。
坂道の下から上まで検分して、坂の中腹のこのカフェに決定。

150911-9.jpg

なんちゅーか、ワイルドでしょ?^^;

150911-10.jpg

お店のオヤジ(もしかしたら若いのかも?)はバイク野郎風です。笑
アメリカにいそうなマッチョなおっさん。
そして、コーヒーにはこだわりがある模様。

150911-11.jpg

美味しかったけど、ちょっと酸味が強いコーヒーでした。
私もNaokoさんもコーヒーは酸味控えめ派(?)なので、ちょっとね。
でもとても寛げるいいカフェです。
家に居るみたいにまったりしてるよね。^。^

150911-12.jpg

お客さんのわんこ。
かわいい~! ・・・けど、細すぎ~!笑

| UK_2015 | 00:11 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

■Castle CaryのB&B

宿はロンドンへも100kmくらいのCastle Cary近く。
着いた頃には小雨がしとしとで・・・。
すてきな庭もおうちの写真も撮れず。
後で撮ろうと思ったけど、忘れてしまいました。オホホ。

20150910.jpg

私たちの部屋は2階のツイン。
スプリングがえらい効いていて、跳ね飛びだしそうな勢い・・・。

ちょっと休憩して、さて夕食はどうする?と。
なんとなく「エスニックが食べたいよね~」と意見がまとまる。笑
宿の案内帖を見たり、ネットで検索するも、運悪く評判のいい店が
お休み。

で、妥協したインディアンレストランへ向かうと・・・。
店主がやかましい店でした。笑
ものすごくからんでくるのだ。独身なのか?どこに住んでるんだ?
何してるんだ?とか。(--;
優しいnaokoさんが相手してあげてました。ハイ。

カレーは美味しかったですよ。

夜はすてきな訪問客あり。

20150910-2.jpg

B&Bのわんこ。
甘えん坊の母犬メギー。

20150910-5.jpg

朝食はダイニングキッチンで。

20150910-6.jpg

なんちゅうか、すてきよね。
朝食はご主人が作ってくれました。
ご主人は建築家なんだって。
この家も彼の設計だそうです。

20150910-3.jpg

フルーツと、

20150910-4.jpg

クックド・ブレックファスト。
見栄えはイマイチですけど、美味しいソーセージでした。

20150910-7.jpg

勝手に人の膝に乗る、甘えん坊のメギーとNaokoさん。

| UK_2015 | 19:03 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Mapperton House

さて、いよいよnaokoさんとの旅は終盤です。
Cornwallからの帰路、Dorsetにて[Mapperton House]へ立ち寄りました。

150908-2.jpg

たしか、この巨大樹の並木の彼方から侵入してきたような・・・。

150908-3.jpg

お屋敷はJacobeanスタイルです。

150908-4.jpg

1086年の土地台帳"Domesday Book"にも記載のある、地所です。
当時の領主はSomersetの代官であったWilliam de Moionで、
この地所からは70シリングの上がりがあったそうな。
その後、こちらはたった4つの家系(the Bretts, Morgans, Brodrepps and Comptons)
の女系の手から手へと伝わったらしいです。

そして、1955年にかの有名な(?)、Earl of Sandwich(サンドウィッチ伯爵)家が
購入して現在に至っています。
サンドウィッチ家は元々はイースト・アングリアはCambridgeshireにある
[Hinchingbrooke House]に居住していましたが、おそらく財政的理由?で
こちらへ転居されたんじゃないかな~と思われ。

150908-5.jpg

この辺はTudor時代のものだそうです。

この屋敷、webでチケットの事前購入をすると20%引きです。
屋敷の中はガイドツアーのみ、なので私たちは見送りました。

というわけで、庭を見る前にまずはお茶。
あまり期待せずにカフェで、注文。

150908.jpg

クリームティを頼んだのですが、これ、これ!!
このスコーンが今回食べた中で一番、好みのものでした。^^;
DevonshireでもCornishでもなく、普通のCream Tea。笑
クロテッドクリームはさすがに南岸で食べた方が美味しかったですけどね。
スコーンの堅さと中身のさっくり感がよかったの。

他のケーキも何気においしそうだったなぁ。

さて、小腹が満たされたところで庭へ!

150909.jpg

この日はあいにくのうす曇り。
でもまぁ・・・。
ピーカンよりかはマシでしょうか。

150909-2.jpg

なかなか大胆なカラースキーム。
真紅の薔薇と濃い紫のクレマチスの組み合わせ。

150909-3.jpg

こちらの庭は谷に沿って作られていて、大まかに言って3層構造です。
こちらは一番高い階層で、"The Croquet Lawn"。
17世紀にはここに"Parterre"(刺繍花壇)が作られていた模様。

ここから一段下がると、"The Italianate Garden"があります。

150909-4.jpg

真ん中に噴水池、その周りに特徴的なトピアリー群。
こちらは1919年にこの屋敷を購入したEthel Labouchere夫人が亡き夫を
偲んで作り出したそうです。
1955年に彼女が亡くなると、Viscount Hinchingbrooke(←サンドウィッチ伯爵の
長男の儀礼称号)が購入します。

150909-5.jpg

左手にはOrangeryがあり,

150909-6.jpg

右手にはSummer House。建物のそばには大きな紅葉の樹。
この辺りの日陰にドクダミがいっぱい咲いていました。
最近イギリスで流行ってるんでしょうか。。。他人事ながら心配。

この階層からさらに一段下がったところが、"The Fish Ponds"。

150909-7.jpg

その先には"Wild Garden"が続きます。

150909-13.jpg

木陰のフクシア。

150909-8.jpg

池のそばにはスタンダード仕立ての薔薇が4つ。

150909-9.jpg

満開を少し過ぎていますが、まだまだ香りは残ってます。

150909-10.jpg

微妙に品種が違えてあって、

150909-11.jpg

どれも良い香り。

150909-12.jpg

うーむ。

150909-17.jpg

第2層のイタリア式庭園へ。

150909-14.jpg

片側がBankと壁なので、少し暖かいみたい。
薔薇が満開。

150909-15.jpg

壁側から屋敷を見上げるとこんな感じです。

150909-16.jpg

いちじくはもう少し先かな~。

150909-22.jpg

オランジュリーの前の階段はエリゲロンがこぼれ咲いて、ロマンチック。

150909-20.jpg

これは~!
シシリアンレモン、でしょうか?
長さ10cmくらいはありそうな大きな楕円形のレモン。

150909-21.jpg

その花もこの大きさ。

150909-18.jpg

温室の中にはこんな可憐な花が。

150909-19.jpg

いいねぇ~。

150909-23.jpg

このトピアリーはいったい何を表してるんでしょうかね?

150909-25.jpg

これは巻いてるアレ・・・ではなくて、巻貝、なのかなぁ?

150909-24.jpg

naokoさんがマダムポーズでお座り。

150909-26.jpg

鯉がいっぱいいましたよ。

150909-30.jpg

たいへん、ロマンチック。
こりゃ~、結婚式の写真なんかにいいんじゃないでしょうかね~。

150909-29.jpg

こんなすてきなパーゴラもあるんですもん。

150909-28.jpg

この薔薇の下に純白のドレスを着た花嫁(若い子限定)を立たせたら
すてきじゃないですか?

150909-27.jpg

薔薇も少し残ってますし。
満開の時はもっとロマンティックでしょうね~♪

150909-31.jpg

ところでこの子。
大きな杉っぽい木に絡みつくように繁茂している薔薇。
その高さ、5mはあろうかというほど。

150909-32.jpg

キフツゲート・ローズよりも大味な感じだけど、似たような頑健さを感じる品種。
家が飲み込まれそう・・・。

さて、庭も堪能したし、今夜のお宿へ向かいますか~。

| UK_2015 | 00:19 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

■Tregony

宿に近いという理由で選んだこの日のPub

150903-17.jpg

うーん、味は・・・味は・・・普通のPub飯?
まずくはないけど、冷凍使ってるなぁという感じ。
あと野菜が少なくてよ。

この日は隣に座っていた女性と女の子が話しかけてきました。
えーと、オランダから来たんだったかな?
姪っ子と叔母さんらしいです。
女の子は16歳だけど、大人っぽかったなぁ。かわいい子。
叔母さんはなんだっけ、何か(お化け屋敷?)をやみくもに探していて、
ガイドブックを見ていた我々に「知らないか?」と聞いてきたんだけど
わからなかったなあ。

夜になると一日の疲れとアルコールでぼやっとしちゃう。
もしかしたら、疲れのあまりいびきとか歯ぎしりとかしてるかも・・・。汗
奥ゆかしいnaokoさんは指摘しないけど。。。

明日はCornwallに別れを告げて、一路西へ。
地元の人は5時間でも6時間でも一気にドライブなさって平気らしいのですが
私にはとても無理!なので、ロンドンへ戻る途中で一泊する予定。

| UK_2015 | 01:16 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

■Padstow

美食の町(らしい)Padstow。
町中までは行かず、埠頭の辺りのRick Steinショップが立ち並ぶところのみ
寄りました。

辺りを漂う、チップスの良い香り。
お腹は空いてないけど、食べずに帰れましょうか?!
いや帰れまい。

というわけで、注文。
naokoさんと相談して、イカに決定。

150903-16.jpg

おいしそ~~!!^▽^

しかし、しかし、ですぞ。

たったのこれっぽっち。100gあるかないか?
日本人の我々からしたって、「これっぽっち感満載」の量で、
お値段、なんと10ポンド超!!

じゅ、10ポンドですって~?!(@@;

くらくら。
とりあえず、食べる。
カリッ サクッ

     う・・・うんまい!! v(^o^)/

これは~、日本のパン粉が効いてますなぁ。
パン粉じゃないとこの香ばしさは出ないばいー。

しかし、高い・・・。

リックがチョイスしたセレクトショップみたいなフーズショップなんですけど、
どれもこれも値段が高い。購入層もそれなり、っていう感じ。

ここで私も日本へのお土産を買いまくる。
気の利いたもの、他では手に入れられないかもだから。
(私の場合、ロンドンへは寄りませんので)

しかし、高いよな~!←まだ言ってる
このレベルのもの、日本だったらけっこう普通に食べられるのでよけいにそう
思うのかも。美味しいけど、2000円出すほどではありません。でしょ?
こういうのが5ポンドくらいで食べられるようになったときはじめて、イギリスが
グルメレベルが上がったと私も認めるわ、うん。笑 ←上から目線

| UK_2015 | 19:03 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Prideaux Place

イギリスの有名シェフ、Rick Steinで賑わうPadstow。
その近くにある[Prideaux Place]へ寄りました。

150903.jpg

エリザベス朝の建物だそうですよ。
屋敷内はガイドツアー・オンリーなので、時間制です。
というわけで、入場時間までカフェでお茶。

150903-15.jpg

Bedruhanで身体がすっかり冷えたので、ホットチョコレート。
奥はnaokoさんが注文して半分恵んでくれたレモンケーキです。

時間になったら入り口前で集合。20人くらいいたかな?
話好きのおばさまガイド(@毒舌)が邸内を案内してくれます。
ものすごい弾丸トーク。
ところどころしかわからないので、辛いわー。

ガイドブックを読んでみる。

Norman Conquestまでさかのぼる一族で、当時はPrideaux Castleの領主として
記録に残っていたそうです。
それから、彼ら一族はいったんDevonへ転出し、その後16世紀に戻ってきて、
1592年に完成しました。

多士済々の先祖の群れ、現オーナーの曾祖母はJane Austenの姪ですって。

大内乱の時代には、Oliver Cromwellを支持した議会派だったそうです。
ガイドさんの説明では、「この一族はいつも、ダメな方、ダメな方を選択する
とのこと。ちょいちょい、オーナー一族をこけおろすガイド氏。いいのか。
他にも、居間は「ガラクタばっかり」とかね・・・。^^;

だがしかーし。

内乱後、王政復古期にはちゃっかり手のひらを反して、Charles2世の国務長官と
娘を縁組させています。(なんとか危機を乗り越えた!)

この屋敷の重要人物は3人。

1)Sir Nicholas Prideaux 16世紀にこの屋敷をエリザベス様式で建設
2)Edmund Prideaux 18世紀初めにグランドツアーでイタリアかぶれになり
                 大陸の文物をインストール
3)Charles Prideaux-Brune 19世紀初めに[Strawberry Hill Gothic]に
                  影響されて、それをマネした。

他には[Lanhydrock]の天井(と同じ職能集団によるものと思われる)があったり、
Cornwallが産んだ有名肖像画家、John Opieの作品が数多く収蔵されていたりと
見どころ満載。

ただねー。
ガイドツアーの悲しさよ。
ゆっくり見たいものが見られません。
個人所有の屋敷だから、こういうツアー方式はしょうがないだろうけどね。
(各部屋に係員を配備すると、恐ろしく人件費がかかりますから)

150903-2.jpg

ツアーが終了して表へ出ると、ホッとする。笑
目の前には広大な鹿園が。

150903-3.jpg

イギリスでも最古の鹿園の一つなんだって。
鹿の交配には苦労しているそうです。
・・・食べるのかな?

150903-4.jpg

見晴台。
なんなの、このポーズは?
・・・足裏にトゲが刺さってる少年、みたい。
なぜにこんな姿を彫像にするの?笑
ギリシア神話か何かかしら?
(調べたら、これ[Spinario]といって、よくある彫像なんですってー)

150903-5.jpg

派手な植栽の花壇。

150903-6.jpg

噴水とノットガーデン。

150903-7.jpg

立木性の小山のような薔薇。

150903-8.jpg

んー、David Austinっぽい。トゲも少ないし。何だろう?

150903-9.jpg

わかります?
この花の大きさ!小さい子供の顔くらい、あるんですよ。

150903-10.jpg

暗い雑木林の足元にはあじさいが点在。

150903-11.jpg

あじさいはそんなに好きじゃないけれど、

150903-12.jpg

華やかなのを見た後に見ると、ホッとするかも。笑
シーボルトがはるばるヨーロッパに持ち込んだものの子孫と考えると
不思議な気持ちになります。

150903-13.jpg

Temple。
ここで、"Twelfth Night or What You Will"(1996)の撮影が行われた
みたいです。
Helena Bonham Carterも最近はあまり役柄を選ばないけれど、この頃はまだ?

撮影と言えば、この屋敷はRosamunde Pilcherの作品の映像化でロケ地に
選ばれてもいるそうです。
当主はカメオ出演も果たしたとか・・・。
特にドイツ語圏での放映で人気を得たらしく、ドイツ・スイス・オーストリアの
観光客のメッカになってるんですって。

150903-14.jpg

西暦80年頃の、Cornish Celtic Cross。
コーンウォールは先史時代および、ローマ時代には今よりずっと大陸と関係が
近かったのですよね。
陸の時代になると、僻地扱いですが、海の時代には僻地じゃなかったわけ。
その当時はロンディニウム(=ロンドン)の方がよほど、田舎というかね。

さて、見学も終えたし、Padstowに行ってみましょう!

| UK_2015 | 00:21 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Bedruthan Steps

Newquayの南から、さらに北東のPadstowへ向かう途中の海岸、
[Bedruthan Steps]へ寄りました。
ここはいくつもの奇岩が散らばっています。
巨人が使ったそうですよ☆

南側の海岸線とは違って、こちらは高い崖とそこへ打ち寄せる高い波の、
サーファーのメッカ。
南側がなんとなくヨーロッパのリゾート地風なのに比べて、こちらは
よりアクティブでより庶民的な、ヒッピー風な感じ?の海辺かな。

150904.jpg

駐車場は岩山のてっぺん。
ものすごい高低差を降りて、海岸へ出ます。
この日はとにかくすごい強風と小雨!
ビュービュー、ゴーゴーォという風の中、濡れたステップを降りる恐怖。

150903-18.jpg

これは帰りの登り。
わかりますかね、この高さ。

怖かったわ~。
まさに自然の驚異。

| UK_2015 | 19:48 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Trerice

Cornwallは見どころが多く、また東西にも長い州です。
したがって、どこへ行こうかとても迷います。。。

独断と偏見で、Newquayの3マイル南側にあるナショナルトラストの[Trerice]へ
行くことにしました。

理由は・・・私がエリザベス朝のマナーハウスが好きだから。かな。
naokoさん、ごめーん!笑 ←自分本位なヤツ

150902.jpg

1570~73年頃に、建てられたそうです。
あら・・・。
わたくし、こちらのガイドブック買ったかしら?
見当たらないわー。

150902-2.jpg

今一つ、エリザベス朝の建物(Tudor様式)とジャコビアンの違いがわからぬ女。
でもこの特徴的なファサード、そして石の窓枠と古い手吹きガラスがすてきなのよ。
(近隣にConcordeの試運転場?か何かがあり、こちらの窓ガラスが割れたこともあったとか)

150902-3.jpg

ガーゴイル先生は雨樋とか排水口です。
ちゃんと機能しているか、ただの飾りかは神のみぞ知る。笑

まずは屋敷内を見学です。
正直、たいしたものは展示されていません。
というのもこの屋敷、長いこと放置されていて荒れ果てていたものをナショナル
トラストが入手したようなのです。ここは内部撮影はホールのみOK。
ホールでは鎖帷子のレプリカなんぞを来訪者に着せてくれます。
naokoさんってばひどいんだよ、自分でやらないで、係のおぢさんに命じて
私にコスプレ?させたんですよー!

150903-19.jpg

      え?顔が喜んでる?

これがもう、ものすっごく重い!!
これに兜まで被せられて、挙句の果てには楯と剣も持たされて。
とても視野が狭いのです。おじさん曰く、視界が狭いのは戦の時に恐怖心を
起こさせないためだろうと。(周りが見えない方が逆に怖いと思うけど)

ガイドブックもないし、記憶もないし(っておい)、中はまぁいいでしょう。

続いて庭へ!

150902-4.jpg

ハーヴェイシャス・ボーダー。

150902-5.jpg

左手には煉瓦塀、右手にはボーダー。
奥にはフォトジェニックかつフォーカルポイント用の白いベンチ。

150902-6.jpg

雨が降った後で、少し倒れていますね。
白と紫、そこに刺し色の黄色。
紫が印象深い庭のデザイン。

150902-7.jpg

屋敷の前には復元されたノットガーデンがあります。

150902-8.jpg

屋敷の2階から見下ろした時には美しく見えるのですが、人間の背丈では
ノットの柄が見えません。

150902-9.jpg

ラベンダーと白い薔薇(なんだっけなー。有名なアレ)。

150902-10.jpg

瑠璃玉アザミ。
これ、咲くまでに2年かかるんですよね・・・。
我が家の庭では咲いてくれませんでした。とほほ。
奥には藤。紫を多用した庭だけれど、意外と白花の藤だったりして?
5~6月に訪れる方、ご確認ください。

ちなみに、Cornwallで多い「Tre-」という接頭語。
これは「村・場所・地所・家」などを意味するケルト起源の言葉だそうです。
今でも1,300ものTre付の地名が残っているんですって。
後ろのRiceはこの地所を所有した人の姓だそうです。
したがって、Trericeは「Rice家の地所」という意味。

昨日行った[Lanhydrock]に比べるとちんまりとした物件でした。
で、適当に通り過ぎたわたくしたち。
後で見て見ると、見逃した部分があるみたい・・・。<芝でできた迷路とかポタジェとか

ま、いつかまた来ればいいか。

| UK_2015 | 19:13 | comments:4 | trackbacks:0 | TOP↑

≫ EDIT

◇Lanhydrock(2)

さて、ナショナルトラストの[Lanhydrock]の続き。
今度はお庭です。
相変わらず、天気は冴えず・・・しとしと雨。うーーーん。

Coenwall、青い空と海を求めて行ったのに、どこよりも天気が悪かったのは
なぜ?(--;

150827.jpg

屋敷の裏手には15世紀に建てられた教会[St Hydroc's Curch]があります。
こちらはナショナルトラスト所有ではなく、Parish Curchらしいですよ。
Lanhydrocとは、聖ハイドロックの地所という意味みたい。

150827-2.jpg

こちらが入り口のポーチですね。

150827-4.jpg

意外と中は見るべきもの(墓像とか墓碑とか)はなかったなぁ。

150827-3.jpg

壁面に飾られたこの墓碑の彫刻は・・・大好物のヘタウマ物件
てっぺんの太陽(とおぼしき)の絵、子供が描いたみたいじゃないですか?笑
すごく下手・・・。左側の骨の絵も。ないわー、この下手さ!←注:喜んでます
1742年2月に28歳で亡くなった、Littletonの妻Janeとありますね。

150827-5.jpg

教会を出て、裏庭へ。
そこそこきれいな花園だったり、パークランドだったりがありました。
が、いかんせん、天気が悪く。傘を差しながら写真を撮るのは難しいなぁ。

150827-6.jpg

あじさいが見頃でした。
日本のあじさいよりも、花期が長いのよね。ヨーロッパって。

150827-7.jpg

駐車場へ向かって丘を登ると、右手の斜面で馬術競技会が行われていました。

150827-8.jpg

おお、この大きなオークの下なら雨に濡れないね。
たぶん、ご父兄と付き合いの(?)わんこズ。

競技者は、下は小学生くらいのおちびから上はかなり大人に近いコまで?
さすがに女の子も多かったな。(馬術競技は男女の区別をしません)

イギリスの恵まれている点は、やろうと思えばそれなりに費用は掛かるけれど、
がんばれば一般人だって馬が持てたり馬術ができたりすることでしょうか。
少なくとも日本よりは費用も安く、ハードルも低い。
馬に乗れたらすてきでしょうね~。

庶民の私は自転車でがまんするかー。笑

| UK_2015 | 00:31 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

| PAGE-SELECT |