under_the_willows 2012年02月
英国ヲタクのあれこれ。
◆Kilpeck church(3)
2012年02月29日 (水) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

【Kilpeck church】のラストにして白眉。
apse(後陣)のcorbel(軒の飾り)。
これは元々は89個あったものですが、そのうち16個が失われてしまったので
残り73個。
それでもすごい。
900年前の彫刻が73個も残ってるンですよ!?
しかも、ほぼ完璧に・・・。

特にみんなの人気なのはこの2つ。

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            Sheela na gig

う、宇宙人みたい・・・。
つか、「シーラ・ナ・ギグ」のポージングの凄まじさったらないわ。
きょう日のAV女優だってこんなこたぁしませんでしょ?!

打って変わって、こちらはかわいい系。

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       犬とうさぎ。

これはまるで”ウォレスとグルミット”じゃないですか?!
特にワンコのほう。
グルミットにしか見えない!

・・・繰り返しますけど、900年前の彫刻ですから。コレ。

他にもいろいろ!!

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左が「二羽の鳥」、右が「悪魔」?

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左は「獅子頭の男」もしくは「悪魔」、右は「神の子羊ならぬ、子馬」?

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左が「人間の男」、右が「人を食べようとする獣」?

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左は「口輪をしたクマ」、真ん中は「ヒゲ男」、右は「動物寓意集由来?のヤギ」?

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動物市をテーマにした一群?
左から、「ヒツジ」、「クマ」、「Rebecという弦楽器を弾く人間」?

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いちばん左側が意見の分かれる彫像。
「ダンサーたち」、「ゲイカップル」、「レスラーたち」、見世物ショーの「シャム双生児」など。
真ん中が「人間にしっかり押さえつけられたブタ」。
右が「フランス・スペインの巡礼路で見られる大道芸人」?

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「獅子風の人間」と「深いシワのある獅子人間」?

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「ヘビなしの組模様」と「羊頭」、「ライオンの頭」?

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「ライオンのたてがみのある人間」?

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「ペリカンか、ウズラ、トビと思われる鳥」、「イヴと思しき女性、もしくはケルト神話でいう
地母神」、「雄ライオンもしくはアダム」?

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「尖り耳を持つ動物」、「ロゼッタ」、「何かを食べてるヘビ」?

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ヘビかドラゴンかなー?


◆Kilpeck church(2)
2012年02月28日 (火) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

【Kilpeck church】の続き。
今度は中へ入ってみま~す!

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Doorwayを抜けるとすぐ、nave(身廊)部分に出ます。
そこから奥へ向かって、真ん中がchancel(内陣)、最奥がapse(後陣)。
当然ながら、後陣が一番古い部分です。

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その天井、rib vaultの飾り装飾。

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chancelとnaveを繋ぐアーチ柱のこの彫刻もいい。

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この聖人は?

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ん~、

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ナゾ。
でもいい顔しております。


◆Kilpeck church
2012年02月27日 (月) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

泊まっている宿のすぐそばにある、【Kilpeck church】へ。
こちら、正式には【St Mary & St David, Kilpeck】と言います。
ロマネスクの彫刻で有名な教会ですが、・・・ちょっとマニアック?



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ここから見ると、半円形のapse(後陣)が船の舳先っぽく見えたりして。

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これがapse。この角度で見ると、後ろがまったく見えない感じ。

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起源は650年にさかのぼるそうな・・・。(ホンマかいな)
もちろん、その頃の教会は今のものとはまったく違います。
『St.Pedic』という超マイナーな聖人の庵があったそうです。

今現在我々が見ている教会自体は1130-1140年に建ったそうです。
うーん、じゅうぶん古い!!

その後、英国全土が王党派と議会派に分かれて戦った頃、議会派の中でも
過激派である通称、"The Roundheads"がこの地を訪れた形跡があるにも
かかわらず、この教会は破壊から逃れました。
この過激派は各地で乱暴狼藉・破壊行動を働いた(この間のロンドン暴動のように
社会の若者や不満層がメインだったと思われます)わけです。
この教会が無傷で残ったというのが信じられません。

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この鐘楼とかは

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後付っぽい感じですけど。

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この彫刻なんか、ケルトの息吹を感じさせるロマネスク~。

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周りは本当に、田舎で。

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裏の墓地の先には散歩を誘うような緑地帯。あ・・・吸い込まれそう・・・笑

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野生なのか、リンゴの木がたわわに実ってます。

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教会前の民家。
少なく見積もっても350年は時代がありそうです。

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個人のお庭にもリンゴ。

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採る人がいないのか、リンゴは地に落ちて、醗酵。
すごい匂い!!もったいない!!

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さーて、教会への入り口へ行ってみましょ。
すばらしいtympanum(半円形の装飾壁面)がありますよ!!

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タンパンの真ん中には"Tree of Life"。
周りを取り囲む環とヘビのモチーフも含めて、非常にケルトっぽい。

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見れば見るほど。

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これが何百年も前の彫刻師の手によるものとは・・・。
なんと現代的。
この柱の人物なんて、ズボンは履いているし、三角帽もかぶってる。
なんか銃でも担いでるっぽいポーズだしねぇ。
南米のマヤ遺跡の彫刻といわれても、不思議はない感じ。

あまり不思議すぎるので、次回も続きます。笑


■KilpeckのB&B(2)
2012年02月25日 (土) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

さて、恒例の(?)English Full Breakfastのご紹介。

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一晩眠って、少し復活した友人Miriam。
朝から常に元気なわたくし。
足取りも軽く、朝食室へ!

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かつては地主もしくは豪農の住宅だったらしいこのお宅。
磨り減った床石に歴史を感じさせられます。

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大きな暖炉。今はストーブが入ってますが・・・。
壁はスモモ色に塗られて。どこか古風な感じ。
椅子はチッペンデールの代表例ですね。

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シロップ漬けのフルーツにヨーグルト、シリアル。
ジュースは自分で好きなだけ。

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朝食はご主人が用意してくれました。

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奥様はお勤めらしく、出勤前に挨拶に寄ってくれました。
中年のキャリアウーマンっぽいスマートな女性。ご主人は引退したのかなぁ、もう少し
世代が上のようです。

相客はミッドランドから来られた、再婚の老夫婦。
今夜はディナーも彼らといっしょに宿で取る予定。

naokoさんたちと”Apple festival”に行った話をすると、朝食のお皿に
描かれたリンゴの種類からリンゴ談義が・・・・・・。
Miriam、置いてけぼりー。(すまん)

食後、ゲスト用の居間へ。

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おー、すてきな木調のピアノがあるー。
後で弾いてみよ♪

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インテリア雑誌から抜け出てきたみたいだわぁ。
さしづめ、"Country Life"誌?

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良い天気です。
日差しが~!

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ご主人のお父様が画家だったのですって。(正面、馬の絵は彼の作だそう)
このお宅はお父様が使われていたようです。

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この右手に窪み(アルコーヴ?)があり、

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その先には不思議に小さな窓が。ナゾの構造。

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上階へ続く、秘密の階段です。(泊り客が使う主階段は別にあります)
隠し扉みたいで、すってきー!!

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中庭から入り口をのぞんで。

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コテージ。

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コテージの風見ダックスフント。

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遥か遠くに門から続く、並木道。
昨夜、どれだけ苦労してこのB&Bを見つけたことか・・・・・!!(--;
これでわかりますよね?!


■KilpeckのB&B(1)
2012年02月24日 (金) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

空港で高校の友人Miriamと合流し、一路西へ!!
沈む太陽との戦いです。

香水の匂いが苦手なMiriam、機内で香水女子にやられてしまったらしく、すでに
グロッキー。長旅の疲れに加えて具合が悪そうでかわいそうですが、先を急ぎます。

だがしかし。
秋の日の短さに、ついに負けてしまいました・・・。

目指す宿のあるHerefordshire州(ここはEngland)のKilpeck村にはTOMTOM
助けもあってなんとか到達。



けれど、何度も村の中心から伸びるすべての白道をたどるも、どれも宿への
道ではないようで、見当たらず。

付近は明かりもない、真っ暗闇の田舎。
村の中心にあるパブの親切なお姉さんに2度も道を聞いて、挑戦するも宿がない!!

先方には電話も通じず、TOMTOMは何もないところで案内を終了するわで、

  ・・・もう、今宵は車中泊か?!┐('~`;)┌

と覚悟。
「この道ではないだろう」と思った一番ショボイ道を時速5kmくらいのノロノロ運転で
辺りをハイビームで照らしまくってようやく、B&Bの門を発見しました!!

教訓。

       暗い中、初めての訪問先へ行こうと思うな。

我々のお部屋。

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古いマナーハウスのB&Bです。
梁がそれっぽいでしょ。

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お風呂はタブも付いていて、お湯の量も申し分なし。
すばらしい。

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部屋に備え付けのお茶セットと、

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高速のSAで購入したサンドウィッチで夕食にしました。
ハッキリ言って、疲れた~!!
この小さな村にたどり着いて、宿を見つけるまでにロスした時間は1時間強です・・・。


■Heathrow Airport Terminal 5
2012年02月23日 (木) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

さて、2日間お世話になったnaokoさん宅を引き払った後、St.Albansの町に
でぶらぶらと時間をつぶしました。

この日、日本から高校時代の友人Miriamと合流する予定になっていたので、
14時過ぎにはヒースロー空港へと向かいます。

Miriamが乗る飛行機はBritish Airways(BA)。
っちゅーことで、一度も行ったことがないターミナル5へ行かねばならないわけ。
不安だ~~~っ

案の定、高速を降りてターミナル5へ向かう際に思い切り間違えました。
そう。それは駐車場です。

1~3時間は待つだろうな、と思ったわたくしは【Long Stay】パーキングへ向かい
ました。行ってみると、そこの駐車単位はどうも、「Day」。( ̄Д ̄;) ガーン
仕切り直して、【Short Stay】へ・・・。
しかも、この駐車場の入り方がコワイくらい狭い!!
てっぺんかららせん状に下っていく感じなのですが、目は回るし、たいへん。
そして、例によって例のごとく、鬼のように高いんです!!
ヒースロー価格。

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駐車料金精算機も無骨でイケてない。
液晶画面も白黒って・・・。

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許せない料金価格!!
高すぎるでしょ。

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私がいつも利用するターミナル3とは違って、さすがに新しいだけあってキレイ。
・・・だけどもまぁ、個性はまったくありませんなー。
Arrivalのまん前にはコーヒーショップがあります。
でも、カフェの客が座るベンチ以外は普通に待ってる人が座れる場所はほとんど
ないんですよ!!
立って待ってろと?

このターミナルはほぼBA専用。
ゆえに、他のターミナルより空いているように思われます。

時間もあるし、ヒマだし、なのでDepartureも見学して来ました。
(Miriamは私より1日早く帰国する予定なので、その際に役立つと思って)

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うーむ。だだっぴろ・・・。

Miriamに持たせた携帯に電話するも繋がらず。
ひたすら出口から出てくる乗客の顔を探しているうちに、人に酔う・・・。

やっと出てきたMiriamと再会を喜ぶと、とっとと出発!!
何しろ、今夜は南WalesのB&B(民宿)まで行かねばならないのです。
秋のUKは日の暮れるのが早い。
時はすでに17時半。
ヤバチョフ。
到着予定は19時半です。
暗い夜道はこわいよ~~!


■St.Albansの町(3)
2012年02月22日 (水) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

前々回の続きで、しつこくSt.Albansであります。

さて、この大聖堂は斬首され、後に聖別された"St Alban"(英国最初の殉教者!)を
祀った修道院を母体にできています。

そんなわけで、こちらが取り立てて重要な"St Alban"の廟です。
入り口には壁画が。

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誰でしょね・・・。

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当然ながら、内陣の一番よい場所に鎮座しています。

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周囲をぐるりと取り囲んだ小さなお御堂になっていて、その一角の柱には中世の
壁画が描かれ、聖Albanと思しき人物の絵の上には、斬首され、横向きにされた
頭部が彫刻で刻まれています。(あ、悪趣味・・・)

なにしろ、コレ↓ですからね。<この修道院の縁起

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また、お御堂にはナゾの物体も。

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聖具室・・・なのかな?

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磨り減った石の階段と木の風合いがたまりません。

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ここが最奥のチャペル。

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この辺りは古そうです。全体的にヴィクトリア朝時代のリノベーションが入っている
大聖堂のようで、「古く見せた新しいもの」が多いのが気になるかなー。

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これは聖Albanがかばったイギリス人司祭のSaint Amphibalusの廟です。
なんかちっさー。
聖Albanがキリスト教徒となるきっかけを与えた人なんだし、もう少しサービスが
あってもいいかもしれないんじゃない?

説明を読むと、14世紀に建てられたものらしいのですが、ヘンリー8世の修道院解散令
で破壊されてしまったようです。
バラバラになったピースを、1872年にSir George Gilbert Scottの指示で
復元されたそうです。なるほど、それでなんかゴツゴツしてるのね。

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この壁面の飾りはリノベーション入ってる部分と思われますが、グリーンマン
がかわいいから撮ってみました。

続いて、聖Albanの廟の裏側。

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これは古い時代の木彫り。

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あまりの下手さにビックリ。
何の動物なんだか、十数秒考えこんじゃったよ・・・。
(下のは授乳中のブタとして、上のはいったい・・・?)

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文学ではよく見かける、"charity box"(慈善箱)。
現代のオクスファム的存在?

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この中に、家の不要品だの、貧しい家庭への寄付物を入れたわけですね。
主に古着とか、雑貨だったと思われます。
「貧者を忘れるな」と書いてあります。

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これが慈善箱の目印?かな。
由来はわかりまへん。

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復元されたタイル群です。
本物は傷まないようにしまってある。。。のかな。

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この聖者のブラスの足元に描かれたワンコ、かわいい。
驚くほど、現代的な描き方ではないですか?
鈴がいっぱい付いた首輪がアニメっぽい。

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彩色された柱が残る、ノルマン様式の部分。

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ちょっとコワー。

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これは別の中廊。

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真ん中に1613年の銘があり、その下に二つの年号があります。

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1547年と、

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1619年の銘のある墓碑です。

Raffe Maynardなる郷士が77歳で亡くなったのを記念したプレート。

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これまた別の壁画。
ガイコッツンがコワカワイイっす。

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これはなんだったっけ~。
古げ。

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1735年7月に亡くなったRichard Carter 郷士の墓碑。・・・踏みつけてすんません!

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ざくろ・・・かな?

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1613年に”CC”なる人物が彫り付けたいたずら書き!!
昔からこの手の、公共道徳に疎い輩っていたんですねぇ・・・・・。

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このCはたぶん、CharlesのCだろーなぁー。

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聖歌隊席。
現代のソレにはマイク設備とミキシングマシーンがあるのねー。


■St.Albansの町(2)
2012年02月22日 (水) | 編集 |
2011/10月の英国旅行記より。

前回の続きで、しつこくSt.Albansであります。

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さて再び、【the Cathedral & Abbey Church of St Alban】に戻ります。
※写真の側からは入れません。

近代的に付け加えられた入場ゲートから中へ入ります。

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聖歌隊席。

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その天井のパネル。平天井なのにご注目。

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近世の彫刻。

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Victorianのバラ窓。

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Gothic様式の交差リブ・ヴォールト(Rib vault)と見事な花模様の天井装飾。

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床タイルは復元されたもの。

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祭壇。
これまたVictorianの大復元ですって。
この大聖堂、あちこちが復元だらけー。
オリジナル部分が少ない気がする。(--;

stained glassの上部を”tracery”というのですが、

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私はここをチェックするのが好きです・・・フフフ・・・。

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けっこう、ヴァラエティに富んでいて、万華鏡っぽいでしょう?
・・・しかし、ステンドグラスもけっこう、Victorianが多いなぁ。

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こ、これは・・・・!!<エグっ
喉に剣・・・聖ルシアですね。

古そうな一角はこの辺・・・

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Romanesqueっぽい。

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壁の厚さをご覧じろ。
葡萄のつるの絵も素朴な感じ。

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この壁画は古そうです。

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柱に描かれ、消えかかっているこの素朴な下手うま絵は13世紀のものらしい。
この辺りの建築はサクソンっぽいね。
修道院解散令の時代に塗りこめて消されたものが最近、再発見されたそう。
いい雰囲気です。私は中世の絵の方が好きだわー。
おどろおどろしいゴシックやバロック絵画や、ヴィクトリア時代のなよなよした
少女マンガ風な絵より、ずーっといいもん。

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これはSt.Albansの大修道院長だった Thomas de la Mare (1349~1396)の
brass。

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なんていうかーー。
ちょっと、

             日本の仏画

っぽくないですか?!
雰囲気がねぇ。

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この辺の、名もなき修行僧のブラスも。

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仏像にしか見えないわー。
トンスラがかわいい!)

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これは・・・誰の棺だったっけ?

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紋章は・・・二つの百合紋に塔、市松模様に斜め線・・・誰やねん・・・。
思い出した!!
Thomas Claughtonっていう、聖オールバンズの主教ですわ。
メモってたよ、わたくし。えらい!

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これは巻き毛の羊かと思われるんだけど・・・かわいくない・・・?

(まだ続く・・・)