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鬼細道 in Brecon Beacons

2009/06月の旅行記より。

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せっかく【Brecon Beacons National Park】近くに滞在するのだから、ぜひとも
ここはひとつ、walkingでもしようじゃないの!と心に決めておりました。
そのため、母には日本野鳥の会で求めた水陸両用ブーツを持たせたのですが。。。
滞在3日間、ほとんど雨。
さすがの鬼娘も、これでは歩くのを諦めざるをえませんでした。トホホ。

そんなわけで急遽、手持ち無沙汰になった我々。No plan,no idea!
そこでB&Bのご夫妻に相談すると、ドライブコースを勧められました。
彼らは言った、言いました・・・・・・!!

    「たいへん景色がよく、数珠繋ぎの村にはlovelyな教会や
    廃墟もあり、とってもお勧めである!」


と。
結果はまぁ・・・・・・・後で詳細しますが。お察しのとおり!

というわけで、まずは宿からすぐのHay-On-Wyeの町へ行き、古書店を
物色。


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その後、恐怖のドライブが始まるのでした・・・。

宿の夫妻曰く、Hay-On-Wyeからすぐの細道【Forest road】(←この名前がすでに
ヤヴァげでしょう?!『森の道』ですよ、森の道!!)からまずは【Brecon Beacons
National Park】に入り、【the Black Mountains】を目指せと。

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最初は問題なかったです、まだ。

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天気は悪いけれど、まだ雨もポツポツだったし。
たまには晴れ間すら出ました。道は狭いけれど、草原を横切っていくので
閉塞感もなく。
確かに天気がよければ最高!だったかもしれない。

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いったいどれが黒い山?
よくわかりませんが、広大な草原に馬を発見して路肩に駐車。

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仔馬がかわいい。
そしてこの馬の足の太いこと!!
むかーし、カナダでたいへん大きい馬を見たことがあります。
象みたいにデッカイやつ。
なんとかかんとか種という、農耕馬なのですが普通の馬の3倍くらいあるんです。
この馬はけっこう、小柄でした。地元の野生馬なのかな?

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日本と違い、ほとんど樹木のない山々、草原。
なので、この辺はまだまだよかったです・・・。
母もまだ明るかったし。口も利いてました。

ところが。

この辺りを越えると、噂の白道(=道路番号さえ付いていない細道)である
フォレスト・ロードは本領を発揮するのでありました!!
道幅はセダンタイプより少し幅広な程度!!
しかも一方通行ではなく、前からも後ろからも車が来ます!半端なく!
待避所はあるにはあるものの、そこに身を寄せても対向車が横切るのは
限りなくギリギリ。地元民の運転するランド・ローヴァーやらトラクターやらは
傷だらけなのです。私が傷が付くとビビってオドオド寄っていると、

        お嬢ちゃん、心配無用だぜ

とか言いやがります・・・。
そりゃ、あーたの車はいいわよ。傷だらけなんだからさ。c(`Д´c)
でもこっちの車は借り物!!傷が付くと弁償しなくちゃならないの!!(怒)

しかも、スピードを落すのがイヤ(?)らしく、強引に通り過ぎようとする
始末で・・・。
バックミラーはもがれそうになるわ、ヘッジで左の車体をスクラッチするわ
で生きた心地もしませんでした。。。ゲッソリ。
しかも私たちが借りた車はベンツ・カローラ!!!
この役立たずのデカイ図体ときたら!!(*`ε´*)ノ

母絶句。無言。

やっとのことで、お勧めの小さき村にたどり着いたときには冷たい汗が
どっと湧きました・・・。

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ごくごく小さな村の教会。名称、失念。
たしか、教会民は12家族くらいしかいないとか書いてあったような・・・?
(後で名前は調べておきます)
煙突屋根?も曲がっているし、中は本当に狭い。というか、こんな僻地の
寒村に牧師さんは来てくれたんですかねぇ・・・?
それとも、洗礼とか結婚葬式なんぞの時くらいしか来なかったのか。
当時の宗教生活はどうなっていたんでしょうか・・・。

かわいいけど、寒々しい昔の生活が垣間見えてちょっと寂しくなる。

と、そこにこの教会に隣接する農家(?)の子羊が!!

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柵の先に子羊溜まりがあったのです。
寒かったからか、みんな身を寄せてぶるぶる震えてました。

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我々を見ると、

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     なんかくれるの?メェー

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     なんかちょーだい。メェー

うう、かわいい!!(≧▽≦)
黒目が潤んでて、口元はなんだか笑ってるみたいな表情。
いや~~~っ

かわゆすぎ。

しばし和む・・・というか、またあの激細道に戻りたくなくて逃避モード。

また無言の恐怖ドライブが続き、Llanthony Priory(スラントニー小修道院)の
廃墟に着きました。

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これは修道院内のnave(身廊)部分。

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塔の下部分。(上はぶち壊されてます)

この小修道院は1100年に起源を遡る、歴史あるものだったそうです。
ノルマン貴族William de Lacy がウェールズで最初の聖アウグスチノ修道
会系小修道院を建てたんですって。
1135年には彼らは地元民から迫害を受けて、Gloucesterに転居したものの、
1186年にde Lacy一族の者が再び小修道院をここに再建し始め、1217年に
完成しました。
中世期にはウェールズでも有数のノルマン・ゴシック様式の建造物だった
そうな。

初代Prince of Wales(=英国皇太子位の称号)を受けたEdwardⅡ世(寵臣
政治を行なった稀代の愚王)が1327年4月4日、この小修道院に泊まったそう
です。
それは妻である王妃Isabellaにより廃位された彼がKenilworth Castleから、
最終的に己が殺されるBerkeley Castleへ移送される途上でのこと。
すでに前年の暮れに寵臣le Despenser親子は処刑されていますから、
ここへは彼一人だったでしょうねぇ。
往時は立派な修道院であったにせよ、野中の一軒家。
依存心の塊だった愚王には心慰められるものとてなさそう・・・。

    ※この王は本当にアホーでまったくもって同情できない。
     16歳のフランス王女の嫁入り道具を本人の許可なく、
     男妾にくれてしまうわ、父王が守ったスコットランドを
     めぐる戦いに舞踏会用の衣類を持ち込んで堅物の
     部下や兵士をからかうなど・・・ありえないでしょ!!


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修道院からの眺め。
見渡す限り、何もナシ。
こんな僻地にこの規模の修道院が存在していることの方が夢のよう。

結局、Henry VIII の修道院解散令によって破壊されて今日の姿に。
ヘンリー8世もエドワード2世とはまた別の意味で愚かな王だと思います。
(エドワード2世は歴史見直しがなされても救われないほどの愚王というのが
歴史学での定説。ヘンリー8世は部分的には名君のところもあります・・・)

お腹が空いたので、ここのcrypt(地下墓地)の上に建っているパブ(・・・)
で、

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お茶と軽食。

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とにかく寒くて・・・!
母はチーズ&ピクルスサンドウィッチの、ピクルスが気に入らなかった
みたい。注文前に先に言えっちゅーの。もう。(ー”ー)

ここで一息吐いて、【Tretower Court & Castle】の城を目指しました。
しかし、残念無念!
この城はただいま改装中につき、2010年まで閉鎖中でした。ガックシ。

やっと番号の付いている、一般国道を通って帰れてよかったです。
白道はもうイヤじゃ。(;´Д`)
車の運転は大好きだけれど、白道はイヤっ!!

スコットランドやカンバーランドを旅行した際を思い出します・・・。
英国北部やスコットランドは石垣文化圏。
狭い道の両脇が積んだだけの石垣なのって、最悪ですよね?!
北へ行く際は、私は車の保険はフルカバーにします。。。
免責0に。
でなきゃ、安心して運転できないですよ。
ああ、怖い道だった・・・二度と通りたくないドライブコース!!

| UK_2009 | 19:42 | comments:9 | trackbacks(-) | TOP↑

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ヘイ♪オン♪ワーイ♪

2009/06月の旅行記より。

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Get directions to or from Hay-on-Wye, Hereford, Herefordshire, England, HR3 5


さて、古本の町Hay-On-Wyeへ!!
宿からは車で5分ほど。

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町の象徴、Hay Castle Bookshop。

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その高台から町を見下ろして。

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時計塔。
下は公衆トイレになっています。

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おもちゃの国みたいー。

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小さいながらも、活気がある本ヲタクの、本ヲタクによる本ヲタクの
ための町!

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宿でもらった町のリーフレットによると、現在この小さな町には34軒の
古本屋がある模様。わくわく(*゚∀゚)=3

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いろいろな分野に特化した古書店が並ぶ中、私の狙い目は、ここ。
児童文学取扱ショップです。

そうそう。
その前に。
足手まといな母上とはここでいったん、お別れ。
「駐車場に1時間後」と待合せをして、自由行動です。
たったの1時間だけど、彼女と離れないと買い物もできないし!!

    買うぞ~~~っ!!ヽ(´∀`)ノ

さて、宮崎県の男(2人目)が教えてくれたこの児童文学書店。
お宝の山・・・!ヒ~~~ッ
店内に入ると、ガラスケースに収められた珠玉の名品が。
コレクターズアイテムが。
お宝すぎて、手が出る値段じゃないけど・・・よだれ。

レジのそばに店員さんのワンコが寝そべって。
こいつがものすごくもの悲しい顔をしたでっかいワンコでねぇ・・・。
たぶん、シェパード。
動物保護センターでもらってきたんですって。

で、こいつが自分のおもちゃ(音の鳴るぬいぐるみ)を口にくわえて、
客(=私)の後をつけて歩き、私の目の前にポトっとぬいぐるみを
置くわけですよ。

       ワンコ: 投げれ。

ギャ~~ッ、この時間のないときに!!
これが投げても投げても上手にキャッチしてはまた目の前に置く。
繰り返し繰り返し、まったく飽きない。困った。

じ、時間ないのよ、私は~~~っ!!
集中して物色したいのに!!

そこで、タイムリミットが近付いたので、母の携帯を鳴らし、この店へ
来るよう連絡。
やって来た母に、ワンコの相手をさせる。←ぉぃ

この隙にようやくゲットできた品々。

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なんか、ものすごく面白そうな絵本!
"Letters of Thanks" Manghanita Kempadoo

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Lady HuntingtonからLord Gilbertへの手紙形式。
活字じゃなくて、手書きなのが楽しい。

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こちらは有名なナーサリーライム、"Sing a song of sixpence"。
イラストがかわゆすぎる・・・。

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"SPARKY and the magic garden" Lucian R. Eyers。
猫本です。

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作者のサイン入りなので、ちょっちお高かった・・・。

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"The Girl's Own Book"。
少女向け、遊びの指南書です。
手ぶれしてますね・・・。
何年版だろ、これ?

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写真は"French and English"という遊び。
日本式に言えば、腕を使った「綱引き」。
長年の英仏関係を暗示したネーミングですな。

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"Sir Aylmer's Heir" Evelyn Everett Green。

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まだ読んでないですが、たぶん、小公子的ストーリー。

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"RICHARD DOYLE'S JOURNAL"。
いわずとしれた、コナン・ドイルの伯父さんです。

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風刺画家として有名な人です。
その彼の、16歳(1840年)の絵付き日記。

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字も当然、手書き。
まだ読んでないけど、これまた面白そうです!

| UK_2009 | 19:03 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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宮崎県の男(2人目)

2009/06月の旅行記より。

さて、以前にもお話したとおり、今回のイギリス旅行中。
不思議なことに、宮崎県に在住経験のある英国人男性に3人も(!)
「道端でバッタリ」出会ったわけでございます・・・。
今回はその、2人目。
英国北西部、WalesとEnglandの境目辺り。
古本で名高い町、Hay-On-Wyeにて。


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こちらがHay城。
ここがRichard Booth氏の本屋で、ウナギの寝床のような城内は
本本本!!!・・・でいっぱいです。

    (余談)
    ヘイ・オン・ワイが古本の町となったのは、この城を所有していた
    Richard Booth氏が、1962年に最初の古本店を開店し、ここを
    世界一の古本取引センターにしようと思い立ったのがきっかけ
    だそうです。1977年には古本の町は独立国を宣言(!)、
    ブース氏が国王に就任したり、ECCを脱退(!)したり、対立派閥
    と戦ったり、総選挙に立候補して当然ながら落選したり、破産したり
    して、現在、彼は引退?(たぶん、まだ生きてますが)したとか?
    そーとー、変わった人・・・らしい・・・。

    この彼が膨大な在庫処理に一計を案じて編み出したのが、
    「オネスティ・ブックショップ」のアイディア。
    古城の足元の空き地に本棚を置き、気に入った本を持って行く
    人はお金を備え付けの金庫に投入するという仕組み。
    (写真の下方をご参照下さい)

    陽光にさらされ、雨ざらし。
    真の本好きには耐えられない、書籍虐待だわ!!という状況ですが
    世間はこれを面白がり、メディアが取り上げることに。

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城からの眺め。
高台にあるので、すばらしい見晴らし。

さて、「宮崎県の男」はこの城の入口脇ベンチにおりました。
母と入口付近で見晴らしを楽しんでいると、我々の日本語を聞きつけたか、
感じの良い青年が声を掛けてきました。

     「日本から来たのですか?」(<かなり流暢!)

およっ(゚д゚;)
こんなところで、日本語?!

聞けば、小学校の英語の補助教員として宮崎へ派遣されていた
そうです。
なんでまた宮崎なの?!
というか、彼はとても若い(見た感じ、25歳前後)し、イケメンだし、
おしゃれだし、少なくとも大都市指向じゃないの?と思い訊ねると、

     「自分は都会は嫌い。
     だから、日本でも地方が良かった。宮崎は気候もいいし、
     夜遊びするような場所はないが、自分にとってはとても
     楽しかった」


そうです・・・。
本好き。
イケメン。
日本的な意味で、ナイーヴな感じ。

     ゲイ・・・・?( ̄m ̄)

その日はとても寒くて、まるで秋のような風の冷たさ。
彼はアルミのポットに入ったお茶を飲んでいて、蓋に一杯私にも恵んで
くれたのですが、紅茶かな?と思ったらなんと緑茶!!
スーパーで売ってる緑茶のティーバックではなくて、日本で買った茶葉
で入れてるそうな・・・。どんだけー。

せっかくのイケメンながら、写真はありません。すみません。

| UK_2009 | 19:10 | comments:2 | trackbacks(-) | TOP↑

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