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◆Dalemain(2)

2017年6月の旅行記より。

[The Dalemain House & Gardens]の続き、お庭編。

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瀟洒なジョージアン・ハウスの中のお宝見学会を済ませた我々は、
小雨と風の吹き荒れる中、本日のメイン・イベントでもあるお庭見学へ
参ります。

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まずは建物の南側に面した[Terrace border]。

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この辺は強い風も吹きつけますし、乾燥するらしい。
(TVで女主人、Janeさんが言ってました)

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なので、乾燥に強い植物を植えているそうです。

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天気がイマイチなのが惜しいわー。

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渋い色味のジャーマン・アイリス。
銀葉と一緒だとよけに引き立ちますね。

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この奥はメイズになってます。

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斑入りの葉っぱもきれい。

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紫と黄色。
日本でだと派手すぎるけれど、ここは北の大地。
これくらいのビビッドさがないとやりきれない。

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テラスからの眺め。
手前には黄色のジャイアント・スカビオサ、丘には羊が点在し、奥は
靄でかすんで幽玄・・・。

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こちらは[Knot garden]です。

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この一角はハーブガーデンになっていて、

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とてもロマンティック。

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キャットニップの植え込みには猫の、

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リス草の植え込みにはリスのネームボード。
かわいい!
私たちは会えませんでしたが、この庭には今や絶滅危惧種の赤リスが
棲息してるらしいですよ。運が良ければ会えるかも?!

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イチイのノット・ガーデンの後ろの大木はギリシャモミ。

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何年か前、木の一部は枯れ落ちたそうですが、なんとか再生しています。

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この根の辺りの植え込みはJaneさんがされているそう。
木の根に植物を植えるのはなかなか大胆な・・・。

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アイリス系の花。

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[Apple walk]。
リンゴと薔薇、クレマチスなどのボーダーです。

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なかなか面白い柄です。
なんだろう、これ。

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控えめで、それでいて一つの統一されたセンスを感じさせる庭。

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・・・いいわ、好きだわ。このお庭。

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なんて長いボーダーでしょう。

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紅薔薇も美しい。

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ポロンとしたトピアリー。

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シダやホスタなど、葉が美しい一角。

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どこにでもある紫色のゲラニウム。それが奥床しい。

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デルフィニウム。

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雨のせいか、お庭は貸し切り状態でございます。笑

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このかわいい薔薇!
庭の主のJaneさんにぴったりな感じです。

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突き当りから、これまで来た道を振り返って。
長い・・・!

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藤は終わってました。何色の藤なのかなー?
この先は[Stump garden]です。
少し行ってみましたが、森林道みたいな感じ。

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ピンクのゲラニウムとルピナス。

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アストランティア。

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ボーダーの脇の芝庭。

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芍薬。

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ころんころん、トピアリー。

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ここで雨脚が激しくなったので、木の下ですこし待ちました・・・。
カメラが濡れちゃう!!

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おっ。
これは噂の、ヒマラヤン・ポピーでは?!

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さて、川沿いの[Wild garden]へ降りましょう。

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     お、お、お~~っ!!

こ、これは!!
ヒマラヤン・ポピーの群生です!

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普通のヒマラヤン・ポピーは青色一色なんですが、こちらのは紫と青の
混じったような、まるで熱帯魚のネオンテトラのような蛍光カラー。

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丈は1mくらいでしょうか。

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真ん中は青くて、端っこに紫が混じるようですね。

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すごーい!

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ヒマラヤン・ポピーの新種、その名もずばり、[Dalemain]です。

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ちょうど満開の時期に来られて感無量。
(参考までに。撮影は2017/6/11)

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藻でいっぱいですけど、ここは池。

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上の庭と下の庭の間の斜面に設けられていたのは、歴代ペットのお墓。

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   "忠実なるJOCK 1942-56"

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   "最愛のポニー Dalemain Nettle 1968-1989"

などなど・・・。
犬、猫、馬。
これまで屋敷で大切にされた四足たちの、最後の住処。

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そして、イギリス人の大好きな(?)、グンネラです。
M(162cm)と比べてこの大きさ!!
寒さに弱い植物なので、冬にはきっと毛布を被ることになると思います。。。

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そばを流れる川は、小さいながらもかなり水量もあり、流れも速い。

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この川が何年か前に氾濫して、先ほどのポピーの辺りまで水浸しに
なったそうです。
ポピーももはやこれまでか、と諦めたJaneさん。
しかし、川は養分を土に運んだようで、翌年ポピーは見事に再生したそうです。

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こ、これは[The Lost Gardens of Heligan]のパクリ・・・?!

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うむ・・・。ま、なんでもありよね。もともと個人の庭なんだし。笑

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さて、問題です。
このトピアリーはいったい、何を表しているでしょうか?

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私は「」だと思ったんです!!(実線参照)
Mにも偉そうにそう主張しました。←その自信はどこから・・・。
ところが・・・。

なんとこれ、公式にはドラゴンらしいんです。
ドラゴン?!(@@;
見えへんがな、どう見ても猫やろーーーっ?!

・・・というわけで、私の中では「猫」です。ハイ。

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庭巡りも終わり。
帰る頃に陽が射してきましたよぅ・・・・。(;_;)

売店でマーマレードを試食しまくりました。←マーマレード・フェスティヴァルで有名なので
マーマレードって奥深いのねぇ。

| UK_2017 | 19:00 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Dalemain

2017年6月の旅行記より。

3日間お世話になった、居心地のいいコテージをチェックアウトして、
我々はいったん、湖水地方を離れ北東方面へ移動します。

毎日焼き菓子を焼いてくれたり、観光の助言などもいただきつつ、
自由にもさせてもらって、すごく良い宿でした。
とても清潔で、広々としたスペース。
後で考えると最初のこの宿が一番、よかったかもねぇ・・・。

さて、旦那さんと娘さん、2匹の犬にも見送られて一路、東へ!

本日のメインイベントは、Penrith近くの[The Dalemain House & Gardens]。

『魔法の庭 ダルメイン~イギリス湖水地方の田園ライフ~』(2016)、
『魔法の庭 ダルメイン~秋冬 そして 春~』(2017)という2本が
NHKで放映されて以来、行ってみたいな~と思ってました。

こちらのお屋敷の女主人、Jane Hasell-McCoshさんはNHKが現在
イチ推し(?)している、期待のマダムなのです。
今は亡きアメリカのTasha Tudor、京都のVenetia Stanley-Smith(死んでない!)
に続く、スター候補生です。

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あ・・・曲がってる・・・笑。
というのもですねー。
この日も残念ながら雨!!小雨そぼ降るお天気でした・・・。
傘差しながら写真を撮るというのは、かなり難しいものがあります。

まずは駐車場に車を停め、受付で入場料を払うのですが、スタッフは
村人かボランティアと思しき中高年女性陣。
おばあちゃまがもたもたと対応してくれるのですが、どうやら我々を
日本人と見抜いたみたいで、日本語の簡単な館内案内があったはずと
探してくれます。
そうこうする内に、女主人のJaneさんも登場!
とても低くてまろやかな知的で優しい声、気負わぬ普段通りの庭仕事
ファッション。

  「あなたがた、日本からいらしたの?」

  「はい、TV見ました!*^^*きゃっ」

  「第2弾の秋冬編、もう見られたかしら?私はまだ見てないのよ」

  「あっ、放映されました。息子さん、足骨折されてましたけど、もう
  大丈夫ですか?」

  「すっかり治りましたよ。ごめんなさいね、日本語のガイドはこれしか
  ないから、さしあげられないんだけど・・・。読んだら後で感想を聞かせてね」

と、渡されたのはA4のコピー用紙に書かれた案内。
ただ、誰かが(Google翻訳?)直訳したのか、内容は意味をなさない
ところも多々あり・・・。時間があれば直してあげたんですけど。

というか、Dalemain、屋敷自体のガイドブックすらありません。(2017年現在)

館内はガイドによるツアーのみで、贅沢なことに1-2組毎にガイドが
付いて案内してくれるのですが、我々のように語学に堪能じゃない
観光客にはこれはけっこう厳しい。笑
せめて後で学習できるようなガイドブックがあればねぇ・・・。

屋敷内は写真撮影が禁じられているし、ガイドブックはないしで、
もう見たものすらなかなか思い出せません(ぉぃ)けど、立派な中国製の
手書きの壁紙の部屋や、ハウスキーパーの部屋の奥の納戸と
1階のキッチンとを繋ぐ[Priest hole]なんぞも見せてもらいました。
ガイドさんが話してくれたこと、その場では覚えてるのに、すぐに
書き留めないとすべて忘れますね。(^^;

とりあえず、この屋敷の説明としては・・・。

少なくともSaxon時代にはすでにここには地所があり、Dalemainという
名前は"manor in the valley"を意味するそうです。
最初の記録としては、Henry 2世時代に遡り、野蛮なスコットランドの侵入と
戦う一大軍事要塞の一つでした。

その後、マナーハウス化し、末期チューダー朝の有力貴族女性であった
Lady Anne Cliffordの家令をしていたSir Edward Hasellが1679年に
屋敷を手に入れて以来、代々Hasell家のものとなりました。
現在の当主は12代目です。

ちなみに、このLady Anne Cliffordという人は自らの権利による女男爵で、
(つまり、「男爵夫人」ではないということ)
第3代Dorset伯爵Richard Sackvilleという放蕩者と結婚。
このRichardはかの有名な[Knole]を有する、南の権門。
たいして、Lady Anneは北の名門です。

Lady Anneは父親によって奪われ、叔父に与えられた自らの女男爵の
権利を取り戻す訴訟を戦っていました。
その後ろ盾として、夫の助力を頼みたかったのに、この夫、国王James1世に
よる仲裁で得られる、わずかばかりの補償金欲しさに和解に応じる始末。

Lady Anneはこの、女性には何の権利もないような時代に一人、孤軍奮闘し、
「従わない女」として世間から糾弾され、辱めを受けます。

しかし、神は彼女を見放さなかった。

結局、父親の企みで叔父に奪われた彼女の権利は、叔父と従兄弟の早世
により、彼女の手に帰します。
それは1649年のこと、彼女は59歳になっていました。
40年間叔父に奪われていた権利と爵位、数々の城や地所を取り戻します。

彼女は日記や書簡をまとめた本も出しています。
86歳で生涯を閉じた後、彼女の戦って得たタイトルや地所は長女Margaretと
その夫である第2代Thanet伯爵John Tuftonとの間の子供に引き継がれました。

Lady Anneが1676年に死去し、その家令であったSir Edward Hasellが
3年後の1679年にDalmainを手に入れてるわけです。
その費用の一部なりと、Lady Anneの遺産から出てるかもしれません。
というか、失礼ながら、家令ごとき身分の者でもこんなに立派な准貴族的な
屋敷を持てたことに驚きます。Sirってあるし、もともと騎士の家系だったのか?

屋敷中を拝見して、カフェでランチ。
外は雨風激しく、とても寒く。
中世の使用人の食事ホールだったというカフェには大きな暖炉に火が
入っています。
その前のテーブルには老夫婦。

寒そうな私たちが火から遠い席に座ろうとすると、老夫婦から
「ここは暖かいわよ」「こっちにお座りなさい」と。
遠慮せず火の前に同席させていただきました。

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さて、オーダー。
菜園から取れたての、野菜たっぷりポークパイ。
残念ながら、パイは冷たかった・・・。
野菜は武骨な、いにしえの日本の野菜のような強い味がしました。
特にトマトとキュウリ。玉ねぎも。

アルバイトも地元の高校生男女らしく、初々しい。
なんというか、地域一体型?と言うんでしょうか。
みなさん、和気あいあいとしていてとてもいい雰囲気です。
コーヒーはあまり美味しくはありませんでしたけど。笑

老夫婦はアイルランドからホリデーでやってきたそうです。
あいにくの天気で残念ですねー。
湖水地方だからねー。みたいな。笑

さーて、お次はいよいよお庭です!

| UK_2017 | 01:53 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Keswickの古本屋

2017年6月の旅行記より。

そうそう。
重大な(?)ことを忘れていました。

そもそも、4軒ものプロパティを回ったこの日、なぜゆえ我々が先を急いで
いたかというと、前日Keswickの町でチェックした「よさそうな古本屋」に
どうしても寄りたかったからなのです。

私は無類の本好き。
友人Mは図書館司書。

この2人が一緒に旅行するんですもん、ご想像通りです。笑

で、イギリスのビジネスアワーは17時までなわけで。
特に地方都市の場合、これは厳格に守られてますよね・・・。

Keswickに辿り着き、駐車場に車を停め、坂道を駆け上って店に入ったのは
17時5分前のこと。
危ない危ない・・・。
なんとか間に合いました!!

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これは最終日に撮った、この旅行で購入した本の写真ですが、
この古本屋では4冊買いました。
5分じゃとても選べないほど広い店!!
店のおぢさんが30分ほど延長して選ばせてくれたのでなんとか4冊、購入
できましたが、全然見てないコーナーもあり・・・残念!!

ちなみにお店は[Keswick Bookshop]さん(まんま、や・・・)。
場所は4 Station Stです。
町の高台にあり、けっこう町外れ。

町中には[Bookends]という、一見素敵な古本屋チックな店もありますが、
こちらは新刊書店でつまりません。

| UK_2017 | 23:23 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Keswick

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2017年6月の旅行記より。
さて、[Dove Cottage]を後ろ髪引かれながら撤収し、我々が向かった先は
湖水地方北部の町、Keswickです。

朝からずーーーーーっと!!天気が悪かったのに・・・。
ここへ来て、すっかり青空が。(゚д゚;)
な、なんなんだーっ!!

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この日はKeswickで食事でもしようかと言っていたのですが、お茶をした
このレストランもそうですが、どこも予約でいっぱい。。。
週末だもんねぇ。
それに何か、イベントがあったみたいです。。。

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結局、Mの希望で[Fish & Chips]を買い、CO-OPでデザートやサラダの
材料も手に入れ宿へ帰りました。

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宿の敷地から雄大な景色を眺める。
なんて、いい天気・・・。

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時刻は夜の7時くらいです。
宿の一家はどこかへ食事に出かけている模様。

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名前が思い出せないけど、スパニエル2匹も寂しそう・・・。

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今夜も手作りの焼き菓子が置いてありました。
やっほぅ。

Mは希望通り、Fish&Chips、私はお腹が今一つ空いていなかったので
Chipsとサラダのみ。

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デザートはマンゴームース。
うまうま、でした。

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Mにもらった、ジェレミー・フィッシャーどんのコースター。
きゃわいい。

| UK_2017 | 00:09 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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◆Dove Cottage

2017年6月のイギリス旅行記より。

この日は本当に朝から大変な1日でした。
[Hill Top](NT)⇒[Beatrix Potter Gallery](NT)⇒[Townend](NT)と
回り、最終目的地はここ、[Dove Cottage]です。

  1日に4つも・・・!!(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)(*゚ロ゚)

私は1日に1プロパティを常としています。
多くてもせいぜい、1日に2つくらいまで。
それが4か所ですからね~!

狭い場所に点在しているとはいえ・・・。汗

しかし、旅程やら開館日やらの都合でどーしよーもない。

そして、最後に訪れたこの[Dove Cottage]は、これまで何度か訪れる機会が
あったにもかかわらず、その都度都合が合わなかったり時間が間に
合わなかったりでは入れたためしがありませんでした。

   今度こそ・・・!!

その思いは強く、正直次があるかわからない湖水地方(笑)、何が何でも
今回行っておかなくては!!という強い思いで乗り込みました。

時刻は4時10分過ぎ。
この後、Keswickまで戻り、夕食の買い出しをする予定。
なので、どうがんばっても30分くらいしか時間がありません・・・。

ところが、入場はフリーではなく、ガイド制(がーん!)だそうです。。。
我々には時間がない旨、チケットオフィスで訴えると、スタッフのおじさまが
ガイドに途中で私たちを解放するようアサインしてくれました。

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この小さな小さな家にWilliam Wordsworthとその妹Dorothyが
1799年12月20日に入居しました。
その時、ウィリアムは29歳、年子のドロシーは28歳でした。
彼らは1808年5月まで、この家で暮らしました。

2人は5人兄弟の2番目と3番目で、非常に仲が良かったそうです。
母は彼らが7-8歳の頃に亡くなり、地元の貴族の顧問弁護士だった父も
12-13歳の時に亡くなってしまいます。
男の子供たち4人は下宿して学校生活を送り、女児ドロシーだけは
親戚の家へ。

ウィリアムは長じてCambridge大学St.John's Collegeに進学し、1790年に
革命の嵐の吹き荒れるフランスへ渡り、若者特有の熱情で革命支持者と
なります。
やがて民衆の蛮行を目の当たりにし、徐々に革命熱は冷めたそうな。
1792年、フランス女性との間に娘を授かりますが、経済的に立ち行かなく
なり、1人でイギリスへ帰国。(彼らは正式に婚姻しませんでした)

1795年にドロシーとイギリス南部旅行中に、Samuel Taylor Coleridge
出会い、3人は意気投合。
コールリッジはこう書いています。

   "We were three persons, it was but one soul."

やがて、ウィリアムと2人で"Lyrical Ballads"を共同出版します。
その出版直後、反響を見る間もなく1798-1799年頃、兄妹はドイツへ。
コールリッジも別便でドイツへ出かけます。

小さい頃から少しばかり抑鬱傾向にあったウィリアムはこのドイツ旅行で
かなり鬱っぽくなってしまいました・・・。
それでも”The Prelude”という自伝的作品を手掛け出し、1799年12月には
イギリスへ帰国して、二人の生まれ故郷である湖水地方はGrasmere湖
近くにあるHamletにあった、廃業したInnを借りて住むことになります。

このローカルInnは[Dove and Oive]亭と言ったそうです。
本当に小さな小さな建物です。

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日本的に言うと、10畳あるかないかという空間。
Inn時代のメインルームであり、ワーズワース兄妹時代ではここは
[House Place]もしくは[Fire House]、つまり家の中心でした。

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その部屋の横にもう一部屋あり、ここは元々は妹ドロシーの寝室。
1802年にウィリアムが幼馴染のMary Hutchinsonと結婚してからは、ここが
夫婦の寝室になりました。

一角には珍しい家具があります。
これは左右に洗面台が取り付けられていて、木製の衝立をキャビネットから
引っ張り出して水避けにして使います。(左側、参照)
つまり、現代の洗面所の、ダブルシンクと同じ発想ですねー。

ガイドさん、ここでトレーに載った小枝を見せてみんなに聞きます。

「これ、なーんだ?」

すかさず、わたくし手を挙げて、

「歯ブラシ!」

ぴんぽーん。

19世初頭、人々は柳の小枝の先をブラシ状に裂いて、そこにミントと
灰などを混ぜて歯を磨いていたんです・・・。なんて原始的。

ちょっと興味が湧いて、わが日本はどうだったの?!と調べてみたら。
あらまぁ。
あまり、イギリスと違いはなかったみたい。

ところで。
メアリーとウィリアムが結婚する1802年。
この年、ドロシーとウィリアムはフランスへ渡っています。
フランスに残してきた元愛人とその娘に、今後のことについて説明をしに
行ったのでしょう。

その了解を取り付けたからこそ、メアリーとの結婚話が進んだのだと思います。

どういう取り決めかはわかりませんが、ウィリアムは結婚後もフランスの親子を
サポートし続け、娘Carolineが1816年に結婚するに当たっては年額30万円
(<現在の価値で)を以後20年間に渡って送り続けます。
つまり、総額で600万円。
これを多いと見るか少ないと見るかは各人次第ですが、時代的には愛人や
私生児を顧みない男性が多かったわけで、その中ではできることをやった方
ではないでしょうか・・・。←甘い?

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ここは[Kitchen]です。
ヴィクトリア時代の鉄製オーブンとか、木製シンクが入っています。
片隅には石炭置き場。
湖水地方の冬は凍てつく寒さですからね・・・。
一家の生命線ともいえる、大事な場所でした。

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この方が、ワーズワースさんですよー。

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2階からの景色。
二人が住んでいた時代、この窓からはグラスミア湖が見えたそうです。
今はもう、見えません。家が建ちすぎて。

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これは1837年に取得したウィリアムのパスポートです。
昔は冊子ではなくて、書状形式でした。

   身長:  166cm
   年齢:  66歳
   髪色:  灰色
   額:    禿頭
   眉毛:  白
   目の色: 灰色
   鼻形:   中くらい
   顎の形: 丸い
   顔形:  楕円
   顔色:  ふつう

写真のない時代ですからね。
人相はこうして、言葉で表現されたわけです。
これならスパイ活動も容易だったろうし、誰かになり変わるなんて簡単。
のどかな時代だ・・・。

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2階の一室、[Newspaper Room]。
ウィリアムはメアリーとの間に5人も子供をこさえます。その内、4人が
この狭い家で生まれています。
ここは子供部屋ですが、ここには暖炉がありません。
(当初は窓さえなかった)
この寒い地域に暖炉なしでは冬は眠れなかったと思いますので、
夏場だけの部屋だったのかな・・・?

ドロシーは寒さ対策として、新聞紙を壁に貼り巡らします。

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1800年6月25日の新聞。
何回か重ねて貼っているので、新聞の日付にも隔たりがあります。
この古紙の中に、1800年と1802年の、ウィリアムの何かの賞の受賞の
記事もあるそうな。(壁一面新聞紙なので、探すのは大変だと思います)

さて、我々はタイムリミットです。
ここでガイドさんが、庭へ出る扉を開けてくれました。
残念ですが、途中で切り上げるしかないです。。。
まだ雨の降る中、我々は一路、北へ向かいまーす!

| UK_2017 | 19:00 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

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