■Supper(って、米語?)

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、今夜は宿のご主人SimonはManchesterまでオペラを聴きに
行ってしまったので、Dianaと私の二人きり。
外食嫌いのDianaから「よければキッチン使っていいわよ~」と言われ、
それなら二人分作って一緒に食べましょ!ということになり。

Salisburyで食材を仕入れてきました。
Naokoさんに「イギリス人にウケる和食は?」とメッセで尋ねると、

   お好み焼き or 肉じゃが

との返信が。

ふーむ。
お好み焼きは面倒くさそうだから、肉じゃがにしよう!!と。
思ったんですけどねー。
案の定、「薄切り肉」が見当たりませんよ、奥様方!(--;
どうしてどうして、外国ではコマ肉って売ってないの?!
自分でカットするの?!
みんな、カッター・マシーンを持ってるの?!

・・・ぜぇはぁぜぇはぁ。

落ち着け落ち着け。ないなら別のものを。
そうよ、ひき肉でもいいじゃない?

肉のコーナーを探す。

ありましたありましたよ、さすがにひき肉は。
でもね。

     1kgとか要らないし!!

むきーっ。

売り場でうろうろしていたら、生ベーコンのサイコロ状のものが目に留まりました。
これならいいかな・・・。
ちょっとしょっぱくなるかな?
でも200gくらいって、とてもお手頃よね。いいか、これで!!

事前にキッチンの食材や調味料を見せてもらっていたので、後は
調味酒代わりの白ワイン(ついでに晩酌用)を買って、帰宅。

Dianaに、「今日はあなたがシェフで、私はスーシェフね!」と言われたので
助手をこき使うことに。笑

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まず、憧れのAGAの使い方がよくわかりませんので、火を点けてもらいます。
じゃがいもと人参、玉ねぎ、ベーコンを投入し、軽く炒め、煮汁(白ワイン・醤油・
砂糖・はちみつ・コンソメ少々)を落し蓋をして煮ます。

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このお宅、醤油が3本もありましたよ!
全部、謎の香港のメーカーのだけど・・・。笑
濃い口も薄口もありました。

さて、煮えるまでの間に「梅キュウリ」(旅行に持参する梅干しを使用)と、
サラダをパパっと作っておきます。
梅キュウリ、食べれるかな~~??

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     さーて、完成。できました!!ヽ(´∀`)ノ

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深皿の方がよかった気がするけど・・・ま、いっか。笑

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AGAが点いていて、暖かいキッチンでいただくことに。

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余ったワインをお供に。
乾杯♪

Dianaはどれも「美味し~!!後でレシピ教えてね!」とバクバク食べて
くれたので、ホッとしました。笑
特に、一番ダメじゃないかと思った「梅キュウリ」を気に入るという意外な
結果が。「これ、なんのフルーツなの?」と聞かれ、「あ~、ウメ・・・Plum?」
と答えたけれど、後で考えたらApricotの一種ではなかろうか・・・?汗
たぶん、イギリスではまだ「梅干し」は売ってないと思うんだけど、どうかなぁ?

肉じゃがはオーストラリアに住んでいて、クリスマスにやってくる孫たちに
食べさせたい、絶対に気に入ると思うと言ってました。
うん、男の子は好きだと思うよ~~。
甘辛い味って、男向けよね。

お酒も進んで、Dianaがもう一本、秘蔵のワインを出してくれました。笑
運転しないでいいので、気が楽です。家飲みの利点って、そこよね。

「あ~、極楽極楽。
うちに泊まったゲストで、晩御飯を作ってくれたのはあなたが初めてよ!」

そりゃそうだろう。笑

「うちは娘が2人いるの。長女は40歳。
結婚してオーストラリアに住んでいて、そこに孫が2人。
次女は肖像画家でロンドンで彼氏と同棲中。」

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食堂やあちこちに飾ってある油絵、パステル画、水彩画はみんな娘のもの。

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古典的かつ写実的で、いいじゃないですか。

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朝食の時のプレートマットもお嬢さんの絵が使われた商品なんだって。
おお~!

「1枚、肖像画を描いてもらったら?」
「いや、とんでもない!すごく高いのよ。無理だわー」

高いっていくらくらいなんでしょうね?号数にもよるでしょうけど、
5000ポンド(≒70万)くらいかなぁ。<邪推

Dianaという名前から、思わぬ話が・・・。

「よく、Diana妃と一緒のお名前ですね、って言われるんだけど、実は私、彼女の
お姉さんのSarah McCorquodaleと学校が一緒だったのよ。
Dianaとも面識があったわ、子供時代のね。」

伯爵令嬢と同じボーディングスクールって、やはりええとこのお嬢様だったんですね。

「私は大学に行きたかったけど、18歳でSimonと出会い、19歳で結婚しちゃったから
結局行けなかったのよね~。行けばよかったなぁ。」

あら、今からでも行けるでしょう?

「いや、もう無理よ。
親戚の世話もしないといけないしね。近所に住んでいるSimonの伯母の
家にもちょくちょく行かないといけないし。Simonもまだ現役で働いている
から、彼の面倒も見ないとね。(彼は何もできないから・・・ぶつぶつ)」

ちなみに、Simon氏は元英国海軍の軍人で、退役した後に始めたIT系の
ビジネスで大成功していて、今はFarming programを取り扱ってるらしい。
その打ち合わせが明朝あるらしく、日帰りでManchesterから帰る羽目に。

ここでDianaが真顔で、

「ところで、あなた。
昨日、Simonとひそひそ話していたんだけど、あなたいったいいくつなの?
私たち、25歳以上ではないだろうと結論を下したのよ。どうなの?!」

     Σ( ̄ロ ̄lll) Σ( ̄ロ ̄lll) Σ( ̄ロ ̄lll)

わ、ご、ごめんなさい・・・!!笑
わたくし、あなた方の娘さんより年上!!
ババァなの!!

本当の年齢を言うと逆にショック(?)かなぁと思い、少しぼかして(笑)、

      40歳よ♪(*´з`)

って、嘘吐いちゃいました。
いいよね、これはWhite lieってことで!!

Simonは音楽はワグナーしか聴かないワグネリアンらしいけど、Dianaは
クラシックもポップスも聴くし、弾くのも好きだということで、1階の彼らの
私室のミニグランドピアノを弾かせてくれたり。

お嬢様育ちだからでしょうか、本質的にどこかぽやんとしていて、いい意味で
気張ってない。
部屋もきちんとしすぎてないし、かといってだらしない・・・ところまでは堕ちて
ない。自宅にいるように寛げるのはそういうところ、かもね。

夜21時、解散。
明日は出発だわ~。寂しい。

■Wilton

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、Salisburyのスーパーで今晩の食材を買い求め、一路B&Bへと
戻る途中。
Wiltonという町に差し掛かりました。
誘うような、

    "Antique"

の文字。←誘ってません!
寄らずにいられます?
まだ16時だし。(^^;

駐車場に車を停めると雨。あーあ。
しばらく車内でやりすごし、いざお店へ!!

だがしかし。
ああ、しかし。

お店は本気印のアンティークショップ(家具メイン)なのでした・・・。がくっ。

お呼びでない私は意気消沈。
町をぶらっとすると、そこにはこのような異様な教会が。

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    えと・・・。ここって、イタリア? (!? ̄Д ̄)

って、感じですよね~?

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このロマネスク的なファサードと言い・・・。
まるでイタリア。
[St Mary & St Nicholas]教会ですって。

入口で説明を読みますと・・・。

元々は15世紀に[St Mary's Church]が建てられたそうです。
それから400年間は割愛(ぉぃ)して、1845年に地元の大貴族である
Pembroke伯爵夫人とその息子Sidney Herbertにより、現在の姿に
建て替えられたそうです。

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うん、中もまるでイタリアかフランス。
カトリック教会みたいだよ。ぽかーん。( ̄Д ̄)゚Д゚)・д・)

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お堂守のおじさまがわざわざ電気をつけてくれました。さんきゅー。

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いや・・・もう・・・絵柄はVictorianなんですけど、雰囲気はビザンチン風
だし、ラヴェンナみたいよね?

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モザイクですよ。

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柱のウネウネしてるのはバロック様式。

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キラキラ☆彡

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ステンドグラスは古いものがインストールされていました。

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素朴。

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薄めの顔だち・・・?

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首チョンパ聖人さん、ダブルで。

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頭がなくても、頭の後ろにつく「光輪」(halo)はそのままなのね・・・。

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この方も。

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ほっ。首がちゃんとありますね。←そこ?

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首・・・ぎゃ、まただ!!今度は女性の首なし聖人!!

一説によると、斬首された聖人は120人以上(!)だそうです。
なので、これらがどちらの聖人さまたちなのかはまったくわかりません。笑

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こちら、この教会を修復したか創建したかの伯爵夫人(手前)と、
奥には息子さんのお墓です。

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息子氏のお墓越しに立派なパイプオルガンが見えます。

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こちらは母君の枕元。枕辺にアンニュイな天使像。
非常にVictorianっぽいですね。

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扉の彫刻は・・・イルカ、かな・・・。不気味な・・・。

お堂守のおじさんが「この教会、気に入りました?」とか、「わからないことが
ありますか?」とか親切に声かけしてくれました。

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私が、この大紋章はどの家のものかを訊ねると、

   「Herbert家、つまりPembroke伯爵家のものです」
   「この大紋章には彼らのシンボル獣、すなわち3頭のライオンが
   見えるでしょう?青と赤を半分に割った盾形にrampantです」

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これこれ、これがわかりやすいと隅っこの大理石の飾りを見せてくれました。
ははぁ、なるほど。
これがHerbert家の紋章なのね。

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この大紋章の左手(Dexter)にHerbert家の紋章、右側には奥方の紋章
(Sinister)が描かれています。
Mottoは"Ung Je Servray."、「仕えるはただ一人」かな?

それにしても、ぶちの犬(?)なのかしら、左側のサポーターの獣の奇妙な
柄と来たら!!カラフルな玉が付いてますよ!変なの・・・。

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私が紋章に異様な食いつき、興味を示したからか、おじさんはこれも
見逃さないでと教えてくれました。

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小さくてよくわかりにくいのですが、これは初代Pembroke伯爵夫人
Anne Parrと、同名の娘Anneのようです。
伯爵夫人はHenry8世の王妃の"lady in waiting"(女官)でした。
しかも、6人の王妃全員の!!エッ(゚Д゚≡゚Д゚)マジ?
(ちなみに、6番目の王妃Catherine Parrの実妹です)

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ということは、これはその夫君である伯爵でしょうか。

Pembroke伯爵はこの地に[Wilton House]という大豪邸を有しており、
その長い歴史の中では様々な王族貴族、文人、武官を生んでいます。

お堂守のおじさんによると、この教会がどうしてこういうスタイルになったかと
いうと、第11代Pembroke伯爵の2番目の夫人であり教会の建立者であった
Catherine Vorontsovが、Saint Petersburg生まれのロシア貴族であった
影響であろうとのこと。
彼女の父はロシアの駐英大使で、彼女が伯爵と結婚した際は、伯爵が49歳で
彼女は24歳だったそうです。
伯爵には従妹との初婚でもうけた、悪名高い息子がいました。
Robert Herbert、第12代Pembroke伯爵になる人物です。
彼はGrand Tourで出かけたPalermoで、シシリアの公爵令嬢であり、
Buteraの副王の未亡人であった12歳年上のOttavia Spinelliと秘密結婚を
します。
社交界はもう、大騒ぎ!

父伯爵やシシリア王国の人々は彼らを別れさせようと躍起になり、城砦に
閉じ込めたりしました。
彼はGenoaに逃亡しようと試みますが果たせず、父伯爵は息子に夫人を
捨ててイギリスに戻るよう説得します。

その彼を追って、今度は夫人がロンドンへ現れて居を構え、裁判所に彼女の
婚姻の権利を訴えます。
結果的に彼女は勝利を勝ち取り、年額800ポンドもの賠償を得ます。
(のちにこれは数千ポンドまで上げられました)

その後、彼らは二度と会うこともなく、同居することもなく、お互い
再婚することもせずに終わりました。

    そこに愛はあったの・・・・・・・?(--;

この大スキャンダル(当時としては)のせいでしょうか。
彼は父親の爵位と上院での議席は受け継ぎますが、一族の財産や地所の運営
については真面目な異母弟Sidneyが管理することになりました。
彼は後にParisへ移住し、そこで複数の内妻と私生児を生み育て、最後は
Père Lachaise墓地で眠ることになりました。

奇しくも、彼が死んだのは真面目な異母弟Sidney Herbertが亡くなった1年後。
順当にいけば、兄Robertから弟Sidney、そしてその息子へと受け継がれるところ、
結果的に兄から義甥George Herbert(第13代伯爵)へ爵位は受け渡されたわけです。
相続税的には大助かり、ですけどねぇ。。。

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この教会でもElizabeth2世の90歳の生誕を祝うコーナーが設けられ、

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若かりし頃の女王、

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戦後の物資の乏しい折での質素な結婚式(だったからか、ドレスがイケてない)、

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まだ下の二人が生まれていない頃の、ほっそりしていた女王夫妻。
女王はね、ほとんど9割以上、その血はドイツ系なのでね・・・。
どうしても太ってしまうのは致し方がないことですよね。^^;

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これで見終わったかーと思ったら、先ほどのお堂守さんが、わざわざ素敵な
回廊の扉を開いて通してくれました。

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すごーーーい。(@@;
柱石はコリント式、柱はバロック式。

大豪邸の城下町(?)の教会はたいへんゴージャスなのでした。

◆Mompesson House(2)

2016年6月のイギリス旅行記より。

さて、邸内を見た後はお庭へ行きましょう。

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うーん。
相変わらずの曇天。
まぁ、雨が止んでるだけ良しとしますか・・・。

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建物の裏側にはスクエアでこぢんまりした庭があります。

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日本的レベルで言えばすごく広い庭ですが、イギリスの邸宅としては
ごく小さい庭です。
Salisburyの町中にあるのですから、当然ですけども。

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この突き当りにあるのは、

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「ピン・ポン・パン!」のおもちゃの木のような場所。
これはいったい何だと思いますか?

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入口にはゴシックロマン的な大紋章があり、

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なんだか、ちょっと、コワイ・・・。笑

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     ベンチ? サマーハウス?

そう思ったあなた、ハズレです。

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ここはご不浄です。
しかも300年の歴史のある・・・。笑
ベンチの板をパカッと開けると穴が2つ3つ並んでるはずです。
そこに腰掛けて用足しをしました。
屋外トイレです。

夜間や冬は、ここは使用せず、Chamber Pot(おまる)か椅子型トイレを
使いました。(中身を下水に開けるのは下働きの女中さんの仕事)

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アリウム・ギガンチュームと

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芍薬が咲き誇っていました。

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このボーダーの先に見えるのは、元オランジュリー(温室)で、今はカフェに
なっています。

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そうそう。
この屋敷はアン女王様式なのですが、正直ジョージアンとどこが
どう違うのかはわかりません。笑

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大聖堂の尖塔が見えますね~。

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この小道を通ってカフェへ行きましょう。

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もう終わってしまってますが、藤棚。

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いつもなら大人気の外席も、こんな天気では人気無し。

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ケーキは正直どれも美味しくなさそうで・・・

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寒かったのでスープにしました。
トマト!トマト!トマト!の、トマトスープ。
めっちゃ、酸っぱい~!

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酸っぱいものを食べたら甘いものが食べたくなり、スコーンとコーヒーを
追加。

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バターだけど、良しとする。

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アン女王様式って、ドールハウスではけっこう定番なんですよね。
なんとなく、ただのジョージアンより屋根が大きく長く、ドーマー窓があり、
煉瓦壁で、巨大な煙突があるような気がします。←適当です

◆Mompesson House

2016年6月のイギリス旅行記より。

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天気も悪いし、ナショナルトラストのメンバーでもあるし(?)、久しぶりに
[Mompesson House]に入ります!

大聖堂近く、元々は聖堂関係者が住まう地域です。
真ん中に広々としたMeadowがあり、その昔はここに牛もいたんですってー。

お屋敷の右側は1625年に廃業するまでPubだったそうです。
こちらの家屋敷を入手したSir Thomas Mompessonおよび、その息子Charlesが
この辺りの小さな区画をひとまとめにしたものが現在の屋敷となっています。
(旧Pub であった右側の煉瓦の建物は召使などの区画)
ここから、[Mompesson House]と呼ばれたのですね。
最終的には結婚によって、何家族かの手から手へと渡りますけれども。

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玄関広間。

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ちょっとコワイ、昔の貴婦人の肖像。
NTの職員に「誰か?」と尋ねると、「Dame Pigotです。直接この屋敷とは
関係のない人物の肖像」とのこと。
向かい合わせに彼女のご主人と思しき男性(もしかしたら他人かも)の肖像も
飾ってあります。

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表階段。
階段は長らく、ヨーロッパ文化圏では「富の象徴」でした。
家の中で玄関に次ぐ、格式を表す部分となります。

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まずは一階の部屋から拝見。
こちらはモーニングルーム、かな。
カップボードには[400年に渡るイギリスのグラスのコレクション]の一部が
飾られています。

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テーブルにも古い時代のグラス(たぶん、Charles1世時代のもの)が置かれ、

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繊細なマイセン陶器人形も飾られています。

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このお皿、好き。
セーブルっぽい。

ところで、こちらが所蔵するグラスの一大コレクションは、すべて、
Captain Oswald Turnbull氏によってナショナルトラストに寄贈されました。

Turnbull氏(1890-1970)は1920年アントワープオリンピックでの、テニスの
ダブルスでの金メダリストであり、第一次世界大戦では激戦地Sommeでは
[Military Cross]を授与されました。

その後、テニスから離れ、一時はゴルフへ専心。
Maidenheadに落ち着いた後はジャージー牛を育てて受賞したり・・・と
多芸多才(?)な人でした。

ガラス器の説明で面白いな~と思ったのは、1745年に[Glass tax]が
導入された結果、それ以降の製品は薄く、そして軽くなったということです。
重さで課税されたわけですね・・・。

1848年に[the Public Health Act]が制定されるまで、水とは洗い物専用と
考えられていて、決して飲み水には適さなかったそうです。
18世紀頃は、赤ん坊から主婦に至るまで、毎日3パイント(≒1.5㍑)の
薄いビールを飲み物としていました。

ビールを飲むことは当時、愛国的行為と考えられていたそうです。
なぜならば、ワインを飲む国(=フランス)と植民地アメリカを巡り、
戦争をしていたから。

ビールを飲むには器が要ります。
彼らはグラス製造者のところへ「見栄えのするグラス」を求めて走りました。
グラスは見栄っ張りな連中が周りに誇示するアイテムとして必要なもの
でした。

健康のため・・・と言っては大酒を飲む連中は絶えなかったそうです。
特にロンドンの運搬に従事する者は濃くて重いビールをがぶ飲みしました。
この辺、今でも変わってないのでは?!(--;<ロンドン人は大酒飲み

愛国的理由だけではなく、輸入に頼るワインは当時の贅沢品でした。

ナショナルトラストの職員が面白いグラスを見せてくれました。
ガラスのトリムの中に白いリボン状のものが2本、ツイストするように
入っています。
これはJacobiteたちが官憲の目を免れて、彼らの真王であるJames2世の
血筋の者(老僭称者・小僭称者)に乾杯するためのからくりだったそう。

私、これをDevonかCornwallでも見た気がするなぁ・・・。
どこだったかなぁ・・・。

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美しいplaster work(漆喰装飾)です。
もう少し古い時代のそれと比べると、素人臭さが抜けて、洗練された出来栄え。

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ダイニングにふさわしく、「フルーツのある静物画」。
作者は17世紀のオランダ人画家、Martinus Nellius。
さくらんぼが大きくて瑞々しいこと!

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Drawing Roomです。

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飾り気のないスクエアピアノ、

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「マルタ島のヴァレッタ港のロイヤルヨット」。
信号旗が読めると面白いかも。

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こちらは一世を風靡した、花の静物画。

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柿右衛門っぽい?

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恐らく、ヴェネシアングラスのシャンデリアではないかと。

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最後にこの館を所有した一族で、1939年に96歳で亡くなるまでここに
住んだ、Miss Barbara Townsendは独学で絵を学んだアーティストでした。

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ラインティングデスクには、

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届いた手紙や、カード、カレンダーなど。

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3人姉妹の写真。
卓状カレンダーはちゃんと日付曜日が合わされています。
NT職員、なかなかやりおるな!!

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彼女自身の手による水彩画。
麦わら帽子、唐子の花瓶に活けられたのはダリアかな?

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土方歳三風の男性はお兄さんか甥かなぁ?
一番上に載っている手紙は葬式通知です。
黒枠が太ければ太いほど、差出人の近しい身内が亡くなったことを示します。

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ライティングデスクの背面には、絵画用の専用コーナーも。

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何もこんなに狭いところでやらなくても・・・と思うものの、本業というわけでは
なし、お客が帰ったら描く、という感じだったのでしょうね。

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水彩画がほとんどだったみたい。
彼女が亡くなった後、2つのスーツケースに詰められた彼女の作品は
親戚の家とこの屋敷の屋根裏に突っ込まれていたそうです。

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マグノリアとチューリップでしょうか。
どこか、東洋的な感じさえします。
私は彼女の作風、好きです。

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小さな居間。

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女性の部屋って、やはり居心地重視ですよね。

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はい、また玄関広間へ戻り、今度は階上へ上がります。

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漆喰装飾と手すりの彫刻が見事です。

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一番、右端の部屋。

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これまた柿右衛門風。

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この、帝政風のテーブル、面白いんです。
NT職員が教えてくれましたが、左右の端の引き出しを引き出すと、
びよーんと出て来て、そこにたたまれている鏡を取り出すと三面鏡的な
形になる仕組み。
ほ~ぉ。

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暖炉の脇には凝った火の粉避けが。

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とても古いゴブラン織り。

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セーヴルっぽし。

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この箪笥も面白い形です。
おそらく、左右の2マスは扉式になっていて、鍵を差し込んで開くのでしょう。
真ん中の列と一番下は引き出し式だと思われます。

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この部屋からは大聖堂がこの近さ!!
Meadowを見下ろす好立地。

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さて、NT職員のおぢさんがこの部屋の秘密を教えてくれました。
箪笥の横の扉、実はフェイクなんですって。
どういうことかというと・・・、

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実際に開けてくれました。
そう、扉の先は外壁!
つまり、屋敷をより広く、大きく見せるための「見せかけのドア」なんですって。
あらまぁ。

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お金持ちの考えることはよくわかりませぬ。じゅ~ぶん、広いのにね。
こちらは二階の居間。

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中国製の鏡の枠かな?

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ものすごい、へたうま刺繍(Stumpwork)です。
これ、16世紀くらいの定番。
カタツムリ、見えますか?
このへたくそさ、たまりません。好物!←もの好き。

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居間を挟んで反対側の寝室。
暖炉とベッドの近さが危険な香り・・・。
思いがけぬ火の粉で引火しそうで怖いです。

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再び一階へ降りますと、書斎。

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玄関と庭を繋ぐ廊下に、中華狛犬、いえ、狛獅子?

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このヘンチクリンな中国の花瓶みたいなのには注ぎ口が付いています。
何に使ったんだ?

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玄関広間に置いてあったアルバムには家系図等が。
ふむふむ。
Ginaは1880年生まれ、1905年に最初の結婚。

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時代はエドワーディアンでございます。
花嫁は25歳。きれいです。

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Ginaから"伯母様"であるMiss Eyre(つまり、画家のBarbara Townsend)
宛の結婚式の招待状。

このGinaには年子の妹と弟が一人ずついて、妹Lexieが結婚したのが1922年。

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第1次世界大戦後3年目、Lexieは41歳(!)と、当時とてもかなりの晩婚。
しかし、しっかり子孫は残していて、なんと一人息子Robertを生んだのは
44歳(!)と大高齢出産でした。

ちなみに、末弟は未婚で亡くなります。

この3姉弟の母は伯母であるBarbaraの妹Jane。
伯父Georgeは結婚はしたものの子供に恵まれず、下の妹Barbaraは生涯未婚、
Janeは結婚して先の3姉弟を生み、末妹Gertrudeも生涯未婚。

味気ない記録だけでは窺い知れない内情がありそうです。
E・M・フォースターばりの。(^。^;

さて、ここはお庭がすてきなんですよ。
すごく狭いですけどね。

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■Salisbury

2016年6月の旅行記より。

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本日もお天気、悪し。
まぁ、これがイギリス。
予定調和です。

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朝ごはんはベーコン、トマト、目玉焼き。
このベーコンはイギリスのポークソテーかと見紛う分厚いベーコンではなく、
日本風のごく薄いものでした。
カリカリにクリスピー♪
マダム(Diana)は薄いベーコンが好きなんだって。気が合うわ~!

本日は観光がてら、久しぶりにSalisburyへ行こうかと思ってます。
遠いところに停めるのは嫌だし、駐車場問題をDianaに相談すると、
町の真ん中にスーパーがあって、そこの駐車場は3時間で3ポンド
くらいとのこと。
なら、そこにぶち込みましょう。

Dianaに「今日は主人もいないし、よかったらキッチン使ってもいいわよ」
と言われました。
彼女はPubや外食が嫌いだそうです。

Dianaの夫Simonは今夜、Manchesterまで5時間もかけて車で北上し、
ワーグナーのオペラを聴きに行くそうです。
ワ、ワグネリアン?!(-。-;

Dianaは「クラシックは好きだけど、Simonはワーグナーしか聴かないのよ!」
とのこと・・・。
そ、それはきっついですよね・・・。
音楽の趣味が合わない旦那と暮らすのは厳しいわぁ。笑

それでもって、今夜7時から4時間オペラを聴いて、Manchesterに泊まる
のよね?と思ったら。

 「明日の朝、仕事の打ち合わせがあるから、彼は終演後に運転して戻るの」

    えええええええっっΣ( ̄ロ ̄lll) Σ( ̄ロ ̄lll) Σ( ̄ロ ̄lll)

だ、だって。
ここからManchesterまで車で5時間。
演奏を聴くのに4時間。
終わったらまっすぐ帰ってもまた5時間。
で、翌朝8時半にミーティング??
ど、どんだけ丈夫なの?!

Simonのスタミナに驚き呆れるけれど・・・。
まぁ、元軍人で今はIT系のファーミングシステムの会社を興してるという
知力体力抜群の猛者(?)ですからねぇ・・・。
しかし、付き合い切れないわね。笑

ということは、今夜は私とDianaの二人きり。

ならば、

 「じゃあ、私が夜ご飯を作るから二人でディナーしましょう♪」

ということに。
後でNaokoさんにメールして、「イギリス人でも喜んで食べる日本食」を
いくつか挙げてもらい、「肉じゃが」を作ることに決定☆

Salisburyのスーパーの駐車場に停めるので帰りに食材を購入予定。
では行ってきます!

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はい、着きました。
少し迷いましたが、SalisburyのSainsbury(スーパー)の駐車場(広大)に
無事に停められました。

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Avon川ですよ~。
カモさんが並んでますね。
"No Fishing"って書いてあるのに、釣り(漁?)してるよ。( ̄▽ ̄)

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目指すはSalisbury大聖堂!・・・ではありますが。
ちょうど駐車場の近くにあった、[St Thomas's Church]。
入ったことなかったから、入ってみます。

170413-10.jpg

ん?
入ると片隅が黒山の人だかり。
そして、声明(しょうみょう)が聞こえてくる・・・。

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      声明?!(゜-゜)(。_。)(゜-゜)(。_。)

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なんなんでしょうか。

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チベットの仏教僧らしいです。。。
けっこう、みんな神妙に聞いています。

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教会内部はかなり歴史がありそうです。
とても大きなParish Churchのようです。

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身廊の壁に描かれているのはキリストとマリア、ヨゼフ。
キリストは虹に腰掛け、足も虹の上に載せています。

その足元には12使徒。
向かって左側(キリストから見て右)は天国、右側は地獄。
最後の審判、ですね。

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こちら、天国行きでございます~~(^。^)

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こちらは、地獄落ちでございます。( 。゚Д゚。)
怪魚に飲み込まれ、溺れ、火にまで焼かれてもう散々な目に。

北の壁には3枚の古い壁画が残っています。

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「受胎告知」

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「キリスト生誕」

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「東方の三賢者の訪問」

これらは15世紀くらいに描かれたもののようです。
当初、6連作(3つは喜ばしい場面、3つは悲しい場面)だったそうです。

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これは[The Royal Arms]です。Elizabeth1世の大紋章。
珍しい、テューダーローズ付きです。
女王はすべての教会に、この大紋章を掲げるよう指示しました。

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はい、私の大好物、墓碑です!!
わーっ。
この教会、ヴィクトリア時代の改悪を受けず、床にたくさんの墓碑が
残されてます。
19世紀に起きた一連の大改修は、古い時代の墓碑を剥がし、床を
面白くもない木板で覆ったりとやりたい放題で、私は嫌いです!!
小ぎれいにするために、歴史をうっちゃるなんて言語道断。
(古ければ古いほど、教会内部に埋葬された人員は増えるわけで、
通路はほとんど墓碑のパッチワークと化しています。そこを踏み付けず
には歩けないわけで・・・。やっぱり、欧米人とアジア人は感覚が違うとも思う)

それはともかく、碑銘を読んでみましょう。
1698年に生まれ、1713(かな?)年に亡くなった、Sarahという少女の
ものです。父はRichard Night郷士、母は・・・Annと読めます。

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ステンドグラスも古びたガラスでいいですね。

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はい、お次はこちら。

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右側(奥方側)は十字とライオンのrampant姿勢、左(自分の実家)は
牡牛が3つ。

James Hunter、紳士にして市の助役を務めた男。
1713年に62歳で死亡。

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Sarah Hunter、1722年に死去。

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ひし形の枠に牡牛が3頭。
これって先ほどのJames Hunterの左側に近くない?
年齢がわからないけれど、James Hunterの娘か未婚の姉妹、かな?

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Eyre家の小礼拝室。

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立派な鉄の錬鉄の門扉の奥にあります。

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たぶん、Sir Robert Eyreとその妻Marsha。
Sir RobertはGeorge2世の財務卿を務めたらしいです。

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Sir Thomas Eyre(Salisbury市長などを歴任)とその妻、Elizabeth。
子だくさん。
男6名、女5名+赤子3名(夭折か?)。

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この豪華な礼拝堂のすぐ外側に埋められた、小さな正方形の墓碑。
Charles Vinerの妻Mary、1682年に死す。

頭に付いているHSEとは、ラテン語の"hic situs est"(=here lies)のこと。
つまり、「ここに眠るは~」という感じでしょうか。

墓碑に彫る文字数も、お値段に関係があった時代です。
立派な大きな墓石、たくさんの碑文、紋章などは富裕層のみの贅沢。
こういう、小さな墓石に込められた想いを想像しちゃいます。
子供が用意したのでしょうか?それとも夫かな・・・?

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Edward Garrard、1728年1月16日に生まれ、1738年9月30日に死す。
10歳で亡くなった?死亡原因はなんでしょう。病気かな。

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盾の中にはライオンのpassant姿勢。

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その横には、Anna。
Edward GarrardとAnnaの長女、1736年に21歳で死亡とあります。
つまり、10歳で死んだEdwardのお姉さんでしょう。
"Fillia natu maxima"、つまり「一番最初に生まれた娘」、長女になりますね。
私はフランス語しか習ってないけれど、ラテン語とフランス語って本当に
近いから、わかりやすいと思う。

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左上と右下が父親の紋、それ以外が女相続人である母親の紋。

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ライオンのpassant姿勢がこの辺りの墓碑に散見されます。

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犬っぽいけど、ライオンです!

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右脚で「Hi!」ってやってるのが、passant。

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お金持ちの横にはこのような、庶民派の墓碑もあります。
左が1725年12月24日のクリスマス・イヴに67歳で亡くなったSue Greennさん。

右が彼女の子供の一人、1704年に亡くなったようです。

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主祭壇には奏楽の天使の絵が。

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ツバメの翼みたいね・・・。
Victorian angelsかな。。。

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はい、またしても墓碑です。

John Goughシニアの妻にして、John Goughジュニアの母である、
Catharine Goughはここに眠る。
1718年12月2日、5歳で亡くなったジュニアはその母にもっとも愛され、
その死を嘆き悲しまれた息子であった。

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おお・・・。
家紋が複雑化してきましたぞ。
左に3頭のイノシシ、真ん中にPassant姿勢のライオン、右にRampant姿勢の
ライオン1頭。

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牙がクッキリ。
野イノシシですね。

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Rampantのライオンは戦闘態勢取ってるみたい。

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母の横には息子の墓碑。

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1709年3月13日、JohnとCatharine Gough夫妻の息子John Gough(ジュニアの
兄か?)、17歳で逝去。

うーむ。
息子が親より先に亡くなるなんて。。。

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こちらは[St.George's Altar]です。
聖ジョージの祭壇、とでもいいますか。

元々は、[Godmanstone's tomb](ゴッドマンという地方の石の墓石)という名で
知られていたそうです。
というのも、Purbeck石という、Dorset地方特有の石を使って作られているからです。
(GodmanstoneというのもDorsetの地名)

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このテーブル状の部分に2面の石碑が彫られています。
そこにはこう書いてあります。

「郷士Thomas Chafin Markes、1727年12月に死す。
彼はこの教区のWardens教会に、この墓碑を永遠に維持し修復する費用として
また、他の誰もここに埋葬されない権利として、聖Markesの日ごとに年に
10シリング
を寄進した。

さらに、彼は寺男にこの墓碑を守り、隣接するLady Chafinが眠る大理石の
墓石も永遠にきれいにするために毎年5シリングの費用も払った。」

この祭壇によると、Godmanstone家のメンバーが市長と参与のための礼拝堂
としてSt.Georgeを建造したのが15世紀終わりから16世紀初めの頃。
そして、この祭壇はその創健者のための墓石と考えられます。
後に、Thomas Chafin とその孫、Thomas Chafin Markesによって私的に
占有されるようになりました。

つまり・・・。
お金を払って、墓所を独り占めにしたわけですね。
なんか、ものすごく感じが悪い祖父と孫ですね?!(--;

1971年になると、オリジナルの場所から北の翼廊の現在の位置に動かされ、
「St.Georgeの祭壇」として使われることになりました。

あ~っ
なんか気分が悪いッ!!

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最後の墓碑はこちら。

Francis Le Bretonの思い出に。
ジャージー島の首席司祭の次男にして、王室海軍中尉。
1798年11月17日、28歳で旅立つ。

とあります。
時まさにナポレオン戦争前のきな臭い時代。
1798年10月24日にはイギリスとオランダが激突する海戦がありました。
まさか、それとは関係ないと思いますが・・・どうなんでしょう?
28歳の青年。
駆け抜けた人生だったんでしょうか。
(思わず、"Hornblower"を思い浮かべる)

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ふ~っ
思いがけず、歴史を堪能しました。
外へ出てもこんな古めかしい建物が。

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2階の床板が右肩上がりになってますよ!笑

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古めかしい門をくぐると、

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Salisbury大聖堂です!

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近年、お色直しして、壁が真っ白に・・・。
これは一部、歴史愛好家たちからは不評です。
きれいだけど・・・。
きれいだけどねぇ。
昔の、汚れで真っ黒だった方が重厚感といいますか、ねぇ・・・。笑

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おや。
大聖堂の敷地に見慣れぬ物体が。
いやにアメカジ風なおぢさんとワンコも調査中!

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グラマースクールでもあるのか、けっこう年齢上めのおにいさんたちが
たくさんいます。たぶん、6thフォームの子たち。
木の下にいる子たち、見えます?

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       あら、えっさっさっさ~っ♪

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大聖堂の見学から吐き出されてきた東欧(?)からの学生の集団。
どうです、papricaさん?
イケメン・・・いない・・・よね・・・。

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イケメンの代わりに、きれいになった白亜のSalisbury大聖堂をご覧あれ。

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なんか、全体的に印象が薄くなりましたネ。

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うーむ。

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これまた例のモダンアート。
この彫刻家、身体は人間で頭がウサギというのがお好き・・・?

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かと思えば、仏陀の足(仏足石)みたいな巨大なアンヨも。<Sleeping feetだって

これらはSophie Ryderというアーティストの作品だそうです。
全部で10作品が展示されてました。

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いいか悪いかはともかく。

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モダンアートには懐疑的なワタクシです。。。

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左端はまだ何か修復中みたい。

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雲行きが怪しくなってきて、なんだかゴシックホラーっぽい雰囲気に。
すてき。

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大聖堂を取り囲む住宅街は一等地。

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前庭をきれいにしているのは評価したい。
しかし、このユリは派手すぎ。

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あら、このポストのRoyal cipherはEdward7世ですわよ。
Victoria女王の不肖の王太子の。悪い子バーティですわ。

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在位期間が短いので、孫のEdward8世のと同様、なかなか見かけません。

170413-72.jpg

わっ。
通りすがりの6thフォーム生、けっこうイケメン…だった気がする。

170413-73.jpg

はい、ここで雨がザザザーーーーーーーーっと。
大木の下で雨宿り。
アメカジのオヤジとわんこと一緒に。
あら、奥さんもいたのね★
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Author:willows66
庭・旅行・美味しい料理・英文学・映画・ピアノ・猫・蛙フェチの女の日記。

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